今や、民主党は小沢幹事長の強権的支配で「ものいえば唇寒し」状態に陥り、いわゆる七奉行といわれる有力者も発言を控えるなど、あれだけ国民を失望させている小沢氏に物言う人は皆無に近い。
小沢幹事長と鳩山総理は二人三脚で「はだかの王様」を演じており、党内には
「王様はハダカだ!」
と叫ぶ勇気ある少年が出てこず、閉塞状態のようだ。
先週の支部会議で民主党の状況について話し合ったが、この調子では自民党より先に分裂するかもしれない。
細川政権より短命に終わるのか?
今日の「しんぶん赤旗」には、生方副幹事長を解任について下記の記事が掲載されていた。
Web版では掲載されていないので「キーボード入力」による (S)
生方副幹事長を解任 小沢氏批判で
しんぶん赤旗 2010年3月19日(金)
民主党の高嶋良充筆頭副幹事長は18日、生方幸夫副幹事長を党本部に呼び、執行部批判が目立つとして、副幹事長の職を辞任するよう要求しました。
生方氏が拒否したため、執行部は同氏を解任し、後任に辻恵衆議院議員を決めました。
小沢一郎幹事長に批判的な言動を締め付ける動きに党内からは反発が出ています。
生方氏は、政策調査会の復活を求めている党内有志の会の中心メンバー。小沢氏の党運営に批判的で、同氏の「政治とカネ」の問題でも説明責任を尽くすべきだと訴えてきました。
執行部は、生方氏が一部新聞のインタビューで「今の民主党は権限と財源をどなたか一人が握っている」として、鳩山由紀夫首相に小沢氏を注意するよう求めたことを特に問題視しました。
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党の政策や幹部を党内で批判するのは自由だが、党外で発言したり、ブログに書いてはいけないというのは日本共産党も同じだ。
規約で「党内民主主義」と党外に対する統一した対応が求められている。
そういう訳で、このブログも最近は随分抑えた表現を行っている。
日本共産党規約
第3条 党は、党員の自発的な意思によって結ばれた自由な結社であり、民主集中制を組織の原則とする。その基本は、つぎのとおりである。
(一) 党の意思決定は、民主的な議論をつくし、最終的には多数決で決める。
(二) 決定されたことは、みんなでその実行にあたる。行動の統一は、国民にたいする公党としての責任である。
第5条
(四) 党の会議で、党の政策、方針について討論し、提案することができる。
(五) 党の諸決定を自覚的に実行する。決定に同意できない場合は、自分の意見を保留することができる。その場合も、その決定を実行する。党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない。
日本共産党規約全文は、ここをクリック
話は変わるが、このブログへのアクセス数も、最近は一日に百を切っている今日この頃である。
以下は、一般紙Web版での記事
副幹事長解任の生方氏、首相にも批判の矛先
朝日新聞 2010年3月19日(金)11:22
執行部批判を理由に副幹事長職の解任が決まった民主党の生方幸夫衆院議員は19日、鳩山由紀夫首相が解任方針を追認していることについて「熟慮して発言しないと、首相に対する信頼も揺らぐ」と述べた。批判の矛先を小沢一郎幹事長ら党執行部だけでなく、首相にも向けた。
都内で記者団の質問に答えた。生方氏は、メディアでの発言が問われていることに「議員はあらゆる場で政治活動を行う。マスコミに話すのはその一環だ」と述べた。
これに先立つ民放番組でも「党内では自分の意見を言う場がない。正副幹事長会議は役員会で決まったことを報告するだけだ」と語り、「執行部にいながら党内で発言せず外に向け批判を繰り広げた」との解任理由に反論した。
一方、鳩山首相は同日朝、「党の中では黙っていて、党の外で様々な声を上げるということになれば党内の規律がなかなか守れない」と記者団に生方氏の行動を批判した。
「小沢氏に何も言えない」=解任容認の首相批判-民主・生方氏(時事通信) - goo ニュース
民主内紛 生方氏、自己責任で話すのは当然 高嶋氏、外部に批判出たのは問題(産経新聞) - goo ニュース
産経新聞 2010年3月19日(金)08:05
民主党の生方幸夫副幹事長が産経新聞のインタビューで小沢一郎幹事長を批判したことを理由に、副幹事長職を解任された。生方氏と、辞任を迫った高嶋良充筆頭副幹事長は18日、記者団に対し、自らの正当性をそれぞれ訴えた。主な主張は以下の通り。
◇
≪生方幸夫氏≫
党幹部は「外部に向けて執行部批判をするのはけしからん」「責任をとって辞表を出してほしい」ということだが、辞める理由はなく、辞表は出さない。党の倫理委員会に出て堂々と話をする。
「批判があるならなぜ正副幹事長会議で発言しないんだ」とも言われた。しかし、会議は15分しかなく、議論をしたこともない。(産経新聞のインタビューで問題とされたのは)小沢一郎幹事長に対して、「民主党は中央集権で権限と財源を1人が握っている」と批判した部分だ。高嶋良充筆頭副幹事長からは「事実ではないのに外部に向かって言うのはおかしい」と指摘された。
党議拘束に反して何かしたとしてもせいぜい厳重注意だ。役職を解くのはかなり重いので、「元秘書らが3人逮捕されている小沢氏の責任を何も問わず、外部に向かって批判したから辞めろというのはおかしくないですか」と反論した。自己責任で話をするのは政治家として当たり前で、発言一つ一つをとらえて、いい悪いを言い出したら言論の自由がなくなる。普通に話したことが執行部批判だから辞めろというのでは、筋が通らない。
◇
≪高嶋良充氏≫
生方幸夫氏に副幹事長の職務と責任を果たしていないとして、(副幹事長の)辞表提出を求めた。副幹事長は、党執行部の一員で意見があれば党の会議で主張し、党がよくなる方向で頑張るのが職責だ。党への批判を含めて一切会議では発言せず、党外に大々的に言うなんて職責をまっとうしていない。
政策調査会復活の件でも会議では発言せず、改革案を役員会で決めているときにだけ反論したので、私が「それはあまりにも卑怯(ひきょう)じゃないか。なぜもっと早く言ってくれなかったのか」と迫ったこともあった。
(17日付産経新聞に)インタビューが掲載され、党や支持団体への批判が外部に向かって出たことは大きな問題だ。(党内に言論の自由がないという批判に対しては)まったくそう思わない。小沢一郎幹事長の問題でも副幹事長なのだからいつでも話ができたはずだ。
党内から「(生方氏の)やり方が卑怯ではないか」という意見が多数寄せられた。放置すれば党内の意欲や党の求心力もそがれると思い、私の判断で老婆心ながら辞表提出が一番いいと伝えた。
鳩山首相、副幹事長解任を容認 生方氏は不服申し立ても(共同通信) - goo ニュース
生方氏解任 閣僚から疑問の声 枝野氏「党にプラスでない」(産経新聞) - goo ニュース