先日の新聞記事で、中南米・カリブ海の諸国が米国抜きの地域共同体を目指すとのことが掲載されていました。
アジアでも、ASEAN が動き始めています。
ここで押さえておきたいのは、日本の歴史認識です。
今年は、「日韓併合100年」の年に当たります。
アジア侵略の歴史をきちんと捉えて反省しておかないと、日本はアジア各国に伍していけなくなると心配しています。
韓国に対しても、中国に対しても、台湾に対しても、東南アジアの国々に対しても、日本は過去、大きな問題をたくさん起しています。
かの国は、きちんと過去の歴史を抑えていますが、私たち日本人は、近代、現代の歴史が欠落しています。
「何をいまさら」ではなく、「今こそきちんと」抑えるべきでしょう。
例えば、日本語教育の歴史は、植民地支配の道具として始まったという歴史の事実をどれだけの人が知っているでしょうか?
今後、諸外国からの留学生を増やしていく、という政策の中で、きちんと対応できる体制が取れるでしょうか?
経済が冷え込んだ今、留学生は日本でなく、ヨーロッパをめざしていると聞きました。
日本ではアルバイトをしながら勉強することが難しいのだそうです。
今日のテレビドキュメンタリーで、一昨年、派遣村で活躍した湯浅さんが内閣の参与職を辞することに至った密着レポートを流していました。 がんばったけれども、官公庁の縦割りの壁は厚かったようです。
どうやら、議員や官僚が、本気で風穴を開けようとはしていなかった気配がありました。
世界はどんどん変わるけれど、民主党の中身は自民党と同様でまったく変わってはいません。
自民党の追及は一見鋭いように見えるけれども、かつて自分たちがやってきたことを反省もしないで「何を言うのか!」という感じです。
龍馬の言うように、「洗濯をしなければいけない」ようです。 (Y)