「期待したほどではなかった」というのが実感です。
「コンクリート」から「人」へ、とは言ったけれどもう少しがんばって欲しかった。
子供手当てや高校の授業料の無償化は一歩進んだけれど、扶養控除がなくなるのは後ろ向き。
大企業向けや、大金持ち向けの優遇税制を温存したのは腰砕けみたい。
軍事費を削れなかったのは、肝が据わってない証拠。
米軍のグァム移転経費を計上したのは、もってのほか。
事業仕分けのパフォーマンスは中途半端でした。
一つよかったことは、政治が国民の言葉で語られ始めたことです。
これを機会に、国民の要求を突きつける運動を高揚させて要求を実現させましょう。
雑誌『経済』の1月号の巻頭のコラムに 「歴史は動きはじめた」という一文が載っています。
「普天間基地問題、高齢者医療、雇用問題はじめ、多くの切実、喫緊の問題で、新政権の混迷と迷走もあらわれている。自民党政治の根源にあった対米盲従と大企業・財界奉仕の病根をテツケツ(削り取る)せずには、国民の要求に答えることが出来ないことは明らかになってきている。」
「新しい年、安保条約改定反対闘争50年の年。広範な国民が結集した共闘組織の運動がーーー思い起こされる」
「日米軍事同盟から脱却して、真の対等、平等の日米友好をめざし、非核平和と貧困と不安なき豊かな暮らしを実現する政治変革を求める諸分野の運動は高まりつつある。」
そうですね。 私たちの力で、政治の歯車を前に前に回しましょうよ。 (U)