進学するにしても、就職するにしても大変な状況だと聞かされました。
私たちが思っている以上に事態は深刻です。
進学する予定の生徒さんたちは、これから4年間、学費と生活費をまかなえるかどうか不安だということです。
就職希望の生徒さんは、一次試験は受けたけれど、内定はもらえず、後の二次の就職先がすでにないということです。
高校の進路担当の先生方の顔色が変わってきています。 2ヶ月前までは何とかなるだろうという多少、甘い見通しを持っておられたようです。 でも、就職試験が始まって、結果が出始めると、もう真っ青です。 どう指導したらよいのか解決の道がありません。
総務省が30日に発表した労働力調査によると、失業者 363万人、この9月の求人は 0.43倍 です。
中学や高校の学費の滞納が増えています。
今まで日本の経済を引っ張ってきた 自動車産業や電気産業は 国内でも海外でも生産を落しています。
ここしばらくは、経済構造を転換して、福祉や教育、環境改善の分野の仕事を増やし、内需を喚起していく方法が大事だと思います。
鳩山新政権は、まだ、具体的な経済立て直しの具体策を示していません。
雇用を作り出し、経済を活性化するために、早急なプランを出して欲しいと思います。
おざっぱな発想かもしれませんが、米軍基地を撤去して、そこを一大老人福祉施設に変えていく。
軍事費を削って、そっくり福祉予算に回す。
大企業への優遇税制を撤廃して、税金を取り、その原資をそっくり 教育に回す。高校の無料化はもとより、大学の授業料もまかない、返還不要の奨学金を作る。
こんな コペルニクス的大転換をやって欲しいものです。
先日、長崎の高校で見かけたポスターに次のような表現がありました。
一つは、日本の熟練労働、巧みの技が消えていっている現実を、溶接工や建設工の仕事で表していました。 もう一つは、世界の軍事費の総額を上げ、それを戦闘機や戦車で表し、戦争で消えていく札束を表していました。
感受性豊かな若い人たちの才能を途中で断ち切ることのないよう、人間味のある政治を実現して欲しいものです。 (U)
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