日本共産党 第9回 中央委員会総会 が開催され、
総選挙の総括を行い、参議院選挙の方針を決め、
来年開催の第25回党大会の日程を決めました。
志位委員長の中央委員会総会 に対する 幹部会報告 は、ここをクリック
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長いので、その中から「選挙総括に関わる部分」を、ノーコメントで引用します。
(読み易い様に、適宜改行および文字装飾は引用者-S)
「記念講演」で明らかにした政治的総括の基本点
総選挙の結果の政治的総括については、9月9日の「記念講演」で明らかにしています。その基本点はつぎの通りです。
――選挙結果の全体は、「財界中心」、「軍事同盟中心」という「二つの政治悪」を特徴とする自民党政治そのものの崩壊過程の始まりという歴史的意義をもつものであること。
――国民が下したのは「自公政権ノー」の審判であり、「民主党イエス」の審判とはいえず、国民が新しい政治を探求する時代が本格的に到来したこと。
――日本共産党が、激しく厳しい条件のもとで、現有9議席を確保し、投票率が上がるもとで得票率は後退したが、得票数を増やしたことは、善戦・健闘といえる成果であること。
――歴史の大局で到達点をとらえると、支配勢力によって、繰り返しおこなわれた日本共産党締め出しの攻撃にたいして、前進の局面や後退の局面を経ながらも、それに屈することなく陣地を確保していることは、特別の意義があること。
参院選で前進・躍進を勝ち取る立場から、教訓をくみだす
「記念講演」では、「もっと伸ばしたかった」、「議席を伸ばせなくて悔しい」という全党と後援会のみなさんの思いについて、「私たちも同じ思いであります。私たちが得た結果が、掲げた目標に及ばなかったことは事実であり、私たちはもとよりこの結果に安住するものではありません。総選挙の総括と教訓は、……第9回中央委員会総会で明らかにしたい」とのべました。
つぎの国政選挙――9カ月後に迫った参議院選挙で前進・躍進を勝ち取るという立場から、総選挙の総括と教訓をくみだしたいと思います。
全有権者規模での宣伝・組織活動はどうだったか
まず全有権者を対象とした宣伝、対話・支持拡大のとりくみがどうだったかについてです。選挙戦をふりかえりますと、これまでにない積極的な奮闘とともに、不十分さや今後の課題も浮き彫りになってきます。その両面から教訓をひきだしたいと思います。
宣伝活動―― 「草の根の宣伝力」に依拠した教訓と、今後の課題
今回の選挙で、自民・民主両党は、政党助成金などをふんだんに使った新聞・テレビなどでの「物量作戦」を展開しました。テレビCMだけでも両党あわせて数千本のCMが流されたと思われます。
またメディアによって「政権選択」の大キャンペーンがおこなわれ、連日のメディアの報道は、「二大政党」に偏重したものとなりました。くわえて民主党が、議員・候補者を中心に街頭宣伝、「マニフェスト」宣伝を強化し、自力での系統的な宣伝活動を強めていることも重視すべきであります。
(中略)
対話・支持拡大――これまで以上の奮闘はあったが、到達点は不十分に
全国の党組織は、「今度こそ対話・支持拡大が際限なく遅れる惰性を打破しよう」、「公示日までに得票目標の2倍以上の支持拡大を」という方針のもと、この間の国政選挙と比べれば、組織活動でこれまで以上の格段の努力と奮闘をおこないました。
対話、支持拡大の運動量は、その積み重ねの最終到達でみますと、この間の4回の衆議院選挙で最高となりました。全党のみなさんが、後援会の方々と協力しておこなった一つ一つの対話、一本一本の電話が、善戦・健闘を支える力になったことを強調したいと思います。
同時に、掲げた目標にてらせば、私たちの 活動の到達点が不十分 だったことも事実であります。
第一に、「公示日までに得票目標の2倍以上の支持拡大を」という 目標に対しての到達は、公示日時点では、全党的には60% にとどまりました。
第二に、公示後の選挙戦本番での 対話・支持拡大は 、「しんぶん赤旗」号外の全戸配布、初めての本格的活用となった総選挙政策パンフの大量配布にとりくみながらの懸命の奮闘がおこなわれましたが、 全党的には飛躍をつくるにいたりませんでした 。
公示後の対話と支持拡大の伸びは、この間の4回の衆議院選挙で最も少ないものでした。
(中略)
持てる力を出し切ったか――日常平素からの「支部が主役」の党づくりの重要性
多くの県、地区委員会からの報告では、総選挙に立ちあがった党員は、 のべで5~6割であり、日々の活動参加は選挙本番で2割前後、最終日で3割程度 とされています。
ここに弱点があったことは、全国からの報告で共通してのべられています。
(中略)
私たちは、今回の選挙でわが党が持てる力を出し切れなかった原因は、さらに根本の日常平素の党づくりの問題に求めるべきだと考えます。
全国から寄せられた報告で共通しているのは、日常平素から「支部が主役」で毎週の支部会議を開き、「政策と計画」にもとづいて自覚的な活動にとりくんでいる支部が多数になっている党組織では、いざ選挙戦に入って多くの同志たちが立ちあがり、総合的な力、瞬発力を発揮しているということであります。
以上、とりあえず本日はここまで! (S)
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