国会では共産党の独壇場ですし赤旗は独自調査記事をどんどん出しています。
今や赤旗と共産党の質問を抜きに西松事件を語れなくなっています。
その3つは
・自民党有力者
・小沢氏
・二階氏
です。
2009年3月10日(火)「しんぶん赤旗」
首相「調査しない」
二階氏への献金問題 山下氏が批判
日本共産党の山下芳生議員は九日の参院予算委員会で、西松建設から直接の献金を受けたと報道されている二階俊博経済産業相に「大臣自身、あるいは大臣の政治団体が西松建設から献金を受けたことはないのか」とただしました。
二階氏は、「西松建設にかぎらず、政治資金を提供された場合は、政治資金規正法にのっとって報告をしている。西松建設側からそういう資金を受け取った記憶はない」と述べました。
山下氏は、麻生太郎首相に対して西松建設側が「自民党有力国会議員側に、十年以上にわたり総額六千万円前後の現金を渡していた」などと報じられていることを示し、「調査すべきではないか」と追及。麻生氏は、「新聞情報についてはいちいちコメントしない。調査はしない」と開き直りました。
山下氏は、「これだけ大きな問題になっているときに、総理総裁がそういう姿勢をとっていることが政治不信を招いている」と批判しました。
2009年3月10日(火)「しんぶん赤旗」
西松マネー
未来研は小沢氏“専用”
寄付金ほぼ全額流れる
西松建設の違法献金事件をめぐり、同社のダミー(隠れみの)政治団体としてクローズアップされた「未来産業研究会」(未来研)の二〇〇四年から〇六年の寄付金のほぼ全額が民主党の小沢一郎代表関連の政治団体に流れていたことが九日、分かりました。「小沢氏専用」ともいえる政治団体の存在は、西松建設と同氏側の深い関係をうかがわせます。
未来研の政治資金収支報告書によると、〇四年から〇六年まで三年間の「寄付・交付金」総額は九百万七千四百五十五円。内訳は、小沢氏の資金管理団体で会計責任者の大久保隆規容疑者(47)が逮捕された「陸山会」に三百万円、小沢氏が代表の民主党岩手県第4区総支部に三百万円、小沢氏が最高顧問の民主党岩手県総支部連合会に三百万円の計九百万円です。端数を除くすべての寄付が小沢氏側へのものでした。
「未来研」は、「組織活動費」として、三年間に約八百八十六万円を計上。うち、パーティー券購入に八百四十八万円があてられています。支出先はのべ二十近い政治家や知事の政治団体です。
これと比べても、小沢氏側へのカネの流れが突出していることが、分かります。
「未来研」はもう一つのダミー政治団体「新政治問題研究会」同様、西松建設OBが九九年六月に設立。〇六年十一月に解散しています。
2009年3月10日(火)「しんぶん赤旗」
「西松献金」 二階氏780万
ダミー団体設立時から関係
違法献金事件で問題になっている準大手ゼネコン「西松建設」のダミー(隠れみの)政治団体から、二階俊博経済産業相の資金管理団体が計七百八十万円の献金を受けていたことが九日、本紙の調べでわかりました。民主党・小沢一郎代表の資金管理団体の違法献金事件と同様に、二階氏側が受けた献金も政治資金規正法に抵触していた疑いがあります。
西松建設OBが代表を務める政治団体「新政治問題研究会」(東京都千代田区)から献金を受け取っていたのは、二階氏の資金管理団体「新政経研究会」(同区)です。
政治資金収支報告書によると献金は、一九九五年に百八十万円、九七年に三百万円、九八年に三百万円の三回で計七百八十万円になります。
政治資金規正法は、一九七五年から他人名義での献金を禁じています。
資金管理団体への企業献金が全面禁止になったのは二〇〇〇年からですが、二階氏側が献金を受け取った当時も一社五十万円までに制限されていました。政治団体を使うことによって、五十万円を超えた献金を受け取ることができたことになります。
二階氏側が、ダミー政治団体からの献金が事実上の西松建設からの企業献金であると認識しながら政治資金収支報告書に記載した場合は、虚偽記載にあたります。
「新政治問題研究会」は、九五年十一月に設立。その当初から二階氏は献金を受ける関係にあったことになります。
二階氏は、献金を受けた当時、新進党、自由党に所属。新進党選対局長などを務め、小沢氏の側近でした。
西松建設のダミー政治団体からの献金をめぐっては、二階氏の政治団体(派閥)が〇六年までの三年間で、計八百三十八万円分のパーティー券を購入してもらっていたことが判明。直接の献金と合わせると千六百十八万円にのぼります。
本紙の取材にたいし二階氏側は、「他党の機関紙誌からの質問には回答していない」(国会事務所)としています。
志位委員長は「西松と小沢氏側(の秘書)の関係を裏付ける報道が次々出ている。(ダミーの政治団体経由の)偽装という問題に小沢氏は説明責任を果たしていない」と批判した。
こういう中で見逃せない発言がある。
それは天木直人の次の発言だ。
今度の騒動で明らかになった事がいくつかあった。一つは日本共産党が小沢批判をしたことだ。
戦前の言論弾圧や拷問などで国策捜査の卑劣さを知っているはずの日本共産党が、自分たちが選挙で票を伸ばせるチャンスだとばかり、
小沢民主党代表を批判した。正義者ぶって組織防衛を最優先した。私の日本共産党不信は決定的になった。
小沢氏を批判することがなぜ
「自分たちが選挙で票を伸ばせるチャンス」という認識になり
なぜ
「正義者ぶって組織防衛を最優先した」
となるのか
天木直人氏は戦う相手を間違えている。
更にこう書いている。
もう一つは前原誠司や渡辺周などが小沢国策捜査発言を批判したことだ。政治生命をかけて闘っている身内の党首を批判したのである。私が小沢なら決して許さないだろう。もし小沢民主党が政権をとったなら、小沢の下で国策捜査に闘った連中と、距離を置いた連中の間の亀裂が決定的になる。距離を置いた連中は民主党を出るしかなくなった。
残る問題は、政権交代に闘って傲慢になるだろう小沢一郎とその民主党が、果たして国民にとって正しい政治を行なうかどうかだ。日米関係をどうするかだ。外交、安全保障政策をどうするかだ。保守大連立に走らないかだ。
しかし私はそれにはあまり関心がない。権力者はすべて悪をなすというのが私の立場であり、小沢政権が実現すれば小沢政権の誤りを厳しく監視していく事になるからだ。
いずれにしても自公政権を国民の手で倒すことがまず先決だ。その後の政治がどのように展開していこうとも、国民の声がより強くなって政治を監視できるようになっていけばそれでよい。政治が正しく監視されていれば、政治などに関心を持つ必要はない。政治は所詮人生の重大事ではない、それが私の考えである。
天木直人のメールマガジン3月7日
「いずれにしても自公政権を国民の手で倒すことがまず先決だ。その後の政治がどのように展開していこうとも・」
と言うのは違う。
政権交代のためには臭いものにはふたをし余計なことは言うなという論理だ。
そういう手段で出来た政権が国民の為に働く政権になるとは思えない。
7割がその説明を「納得できない」と言っている党首を守る事に汲々とし辞任すべ気だという過半数の人に背を向ける民主党に日本の未来を全面委任することはできないのだ。
3月7日小池晃氏の二階氏追及youtubeです。
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追記:当該執筆者の見解と引用部分が明示されていなかったので、
みづらい記事になっていました。 お詫びします。
引用枠を追加して解り易くしました。(別の執筆者 兼 ブログ管理人)
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