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野党共闘にも影落とす
共産は小沢氏の国会招致も検討
讀賣新聞Web版 2009年3月4日(水)22:38

野党共闘にも影落とす、共産は小沢氏の国会招致も検討(読売新聞) - goo ニュース民主党の小沢代表の公設第1秘書が準大手ゼネコン「西松建設」から違法献金を受けたとして東京地検特捜部に政治資金規正法違反容疑で逮捕された事件は、野党共闘にも影を落としている。
鳩山幹事長 は、4日の党代議士会で、「小沢氏は記者会見で十分に説明責任を果たした。皆さんは政権交代に向け、一致団結して行動してほしい」と強調し、党内の結束を訴えた。
しかし、波紋は収まりそうにない。
共産党は「小沢問題」を追及する構えだ。
志位委員長 は、4日、国会内で記者会見し、小沢氏の記者会見について「国民に対する説明責任を果たしたとは到底言えない。開き直りと言うほかない対応をするのは、公党の党首として取るべき態度ではない」と厳しく批判した。そのうえで、「誠実に説明責任を果たす意思がないなら、国会が真相究明のための責任を果たす必要がある。必要な方の招致も含めて考えなければならない」と述べ、小沢氏の証人喚問や参考人招致を検討する考えを示した。
讀賣新聞Web版 2009年3月4日(水)22:38
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志位委員長の記者会見 によれば、【民主党にそれ(誠実な説明責任)をやる意思がないならば、国会が真相究明の責任を果たす必要がある。】 と言っているのであって、基本的には、【私たちは、引き続き小沢代表と民主党に、国民に対して誠実に説明責任を果たすことを求めていく。】 という節度ある対応をとっている。
一方で、【国民に対する説明責任を果たさずに、開き直りというほかない対応をとるのは、公党の党首としてとるべき態度ではない。】 と昨日の記者会見での小沢代表の対応を戒めている。
執筆者は、東京地検特捜部の強制捜査は、自民党の元首相や多数の閣僚経験者を含む議員に対しては 『お目こぼし』 をして「証拠隠滅」を手助けしたのに、小沢代表 (金権・田中派の番頭であり、保守政治にどっぷり浸かっていたことは百も承知の介だが) だけをターゲットにして、公設第一秘書を逮捕したのは、公正なものではない、と思っているし、極めて政治的な意図の働いたものであると感じている。
それが、落ち目の自民党政治に『転機』を与えようとしたものであり、定額給付金を配る前提となる予算関連法案が再可決される日程を睨んだものであることにも 「背後の手」 を感じざるを得ない。
小沢代表の発言も解らないではないと思う。
この点では、
【「国策捜査」であるという根拠は、民主党からは何も示されていない。
これは根拠なしに責任を他に転嫁するもので、公党のとるべき態度ではない。】
という志位委員長の見解とは、執筆者は考えが異なる。
但し、志位委員長は公党の党首として発言しているので、我々ブロガーのように気楽な発言ができないのも当然であって、公人の発言には「根拠」が必要であるとの「範を示した」ものであろう。
今、我々ブロガーが取るべき道は、
「民主党が、この事態を国民が納得できるように説明責任を自ら果たす」ことを
側面から促すこと(ブログに書いてトラバする等)であり、
当面は、騒ぎ立てず、事態の推移を当面は見守るべきであって、
自民党を喜ばせるような追究に力を費やすことではないと思う。
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一方では、次のような御指摘もある。
民主党・小沢代表・公設第一秘書 の起訴期限まで最大でも20日程度となっております。
公設第一秘書は、小沢氏の信念では「嫌疑不十分で無罪放免」になるとのことである。
不起訴になると権力の描いたシナリオが崩れ、却って与党の信用を失い、民主党への声援が『判官贔屓』的に広がるかも知れない。
そうなっては困るので、不起訴になる前に総選挙に打って出る可能性が高い。
逮捕してから起訴するまでの期限は決められている。それほど余裕のあるものではない。
(逮捕から起訴まで最大でも 23日;拘留延長の場合 :逮捕から72時間以内に勾留請求がされ、その日から10日が原則だそうで、逮捕から勾留期限までは、最長13日。さらに10日間の拘留延長が認められる場合があり23日になる場合がある。)
今、黒幕は麻生首相に背後から声を掛けている。
「ほら、今を逃したら解散の時機を失うぞ! 早くやれ!」
(当ブログへのJUNSKYさんからのコメントより引用)
2009年1月26日付け「赤旗」が独自調査に基づいて公表した
西松“偽装団体”献金のリスト 自民党元閣僚 が殆ど!

小沢代表と民主党は国民への説明責任果たせ 志位委員長が会見
2009年3月5日(木)「しんぶん赤旗」
小沢代表と民主党は国民への説明責任果たせ
志位委員長が会見
2009年3月5日(木)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の志位和夫委員長は四日、民主党の小沢一郎代表が西松建設からの献金疑惑をめぐり記者会見したことについて記者団から問われ、次のように述べました。
一、国民に対する説明責任を果たしたとは、とうてい言えない内容だ。今回の疑惑の核心は、西松建設からの献金を政治団体からの献金であるかのように偽装したことであり、この偽装を小沢代表の公設第一秘書が知っていた、あるいは西松建設と共同して行っていたのではないかということだ。その疑惑を解明し、晴らす内容は、小沢代表の口からは何一つ語られなかった。国民に対する説明責任を果たさずに、開き直りというほかない対応をとるのは、公党の党首としてとるべき態度ではない。
一、私たちは、引き続き小沢代表と民主党に、国民に対して誠実に説明責任を果たすことを求めていく。民主党にそれをやる意思がないならば、国会が真相究明の責任を果たす必要がある。さらに、西松建設からの献金は、自民党、民主党の多数の国会議員に渡っている。その全容究明が必要だ。民主党だけでなく、自民党にも説明責任と自浄能力が問われている。
一、この問題の根本には企業献金がある。いかなる形にせよ、企業献金をやめさせていくことが大事だ。また、政党助成金を導入するとき、企業献金はなくしていくという約束だったはずだ。にもかかわらず、こういう事態が引き起こされた。この際、政党助成金を見直し、撤廃していくことも求めたい。
一、(「民主党内から『国策捜査』という声が出ているが」との質問に)「国策捜査」であるという根拠は、民主党からは何も示されていない。これは根拠なしに責任を他に転嫁するもので、公党のとるべき態度ではない。
【Movie】 小沢代表と民主党は国民への説明責任を果たせ 志位委員長会見(09.3.4)
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