私の友人も二部上場企業の監査役をやっていますが、企業が法律を遵守するようにチェックするなかなか大変な仕事のようです。
志位さんは 「監査懇話会」で 「日本共産党はどんな日本をめざすのか」というテーマで語ったそうです。
志位さんの語る「ルールなき資本主義を正す」という主張に、共感、同意を得た感想が出されたそうです。
①人間らしい労働のルールを確立する。
②外需頼みから内需主導の経済にする。
③外資頼みの投機市場からの脱却。
これらの項目は、まともな経営者、リーダーだったら、うなずける課題です。
話題は、「蟹工船」、共産主義、社会主義の理想、中国についてなど多岐にわたったそうです。
また、志位さんは、未来に向かっては、①国民の合意を得て進む。 ②生産者が主人公 を貫く。
③市場経済を通じて社会主義に進む。 ④自由と民主主義など価値あるものを継承し発展させる。
これらのことをお約束する。と話したそうです。
この記事を読んで、日本の社会が音を立てて変わりつつあると思いました。
100年に一度の 世直し のいい機会です。
社会の変革について、大きく 語りましょう。

(写真)監査懇話会の集まりで講演する
志位和夫委員長=25日、東京都中央区
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共産党はどんな日本をめざすのか
志位委員長、「監査懇話会」で講演
「理にかなっている」と参加者
2009年2月26日(木)「しんぶん赤旗」
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日本共産党の志位和夫委員長は二十五日、株式会社の監査役などでつくる「監査懇話会」(原山道衛会長)の月例講演会で、「日本共産党はどんな日本をめざすのか」をテーマに講演しました。約百二十人の参加で会場はいっぱいとなりました。
志位氏の講演に「たいへん理にかなっていて具体的で感心した」「わかりやすい話だった」「投資の(投機化の)問題はその通り」などの感想が出されました。
同会の講演会は、各界の著名人を「時節に即した講師」として毎月招いてきたもので、過去には自民党の閣僚経験者なども招かれています。「その対極にある共産党の方を呼んだのは前代未聞だが、こういう時期だけにいろいろな方の話を聞かなければならない」(藤森邦夫副会長)として、志位氏を招きました。
監査役は、会社経営の業務監査や会計監査を行い、違法な行為があれば、阻止・是正するのが職務です。志位氏は「私たちが国会などで行っている仕事と相通じる、企業の社会的責任が問われるとき、ますます重要になってくる仕事ではないか」と切り出して会場の笑いをさそい、「ルールなき資本主義を正す」という日本共産党の考えを、具体例をまじえて語りました。
志位氏は、自民党政治は「閉塞(へいそく)の極み」にあるが、「この行き詰まりは、新しい政治を生み出す転機でもある」と指摘。「ルールなき資本主義」からの転換を(1)人間らしい労働のルールの確立(2)外需頼みから内需主導に(3)外資頼みの投機市場からの脱却―の三つの柱で詳しく解明しました。
なかでも、実際に聞き取りした派遣労働者の非人間的労働の実態を生々しく報告。「人間らしい労働のルールをつくることが、経済の健全な発展の土台になる」と強調しました。
志位氏は「私たちは、大企業をつぶそうというのではなく、健全な発展を願っている」として社会的規制の必要性を力説しました。
質疑応答の中で、原山会長は「監査役は法律の順守ということをやっている。びっくりしたが共産党と似たところがある」と発言。会場からの質問は、共産主義・社会主義の理想から、中国に対する見方、「蟹工船」ブームの理由など幅広いテーマに及びました。
「共産主義の理想は、働けばそれだけ所得を得るということではないので人間の本性に反するのではないか」との質問について、志位氏は「社会主義・共産主義社会とは、生産手段の社会化を基礎に、人間の全面的な発達をめざす社会だ」と説明。日本共産党としては、未来社会にすすむにあたって(1)国民の合意を得てすすむ(2)「生産者が主人公」を貫く(3)市場経済を通じて社会主義にすすむ(4)自由と民主主義など価値あるすべてのものを継承し発展させる―という「四つのことをお約束したい」と話しました。
「蟹工船」ブームについては、小林多喜二が、悲惨な労働実態だけではなく、「社会関係」と社会的連帯を描き、「たたかいによって歴史を動かそうとしたという生きざまが若い人たちの気持ちを揺さぶっているのではないか」と述べました。
講演後、参加者の一人は「共産党に投票したことはなかったが、きょうやっと踏ん切りがついた」と語りました。