第81回アカデミー賞 『外国語映画賞』 受賞
おめでとう ございます!

外国語映画賞『おくりびと』 左から
本木雅弘、広末涼子、余貴美子、滝田洋二郎監督
【goo映画】より (2009年2月22日:画像をクリックで拡大)
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先日、当ブログで、【映画「おくりびと」と山形交響楽団】 という記事を書き、その中で指揮者の 飯森 範親氏 が日刊「赤旗」に投稿していた記事について紹介しました。
その中でもアカデミー賞「外国語映画賞」にノミネートされたことを書いておられましたが、見事に受賞されました。
昨夜、その記事に「お祝いメッセージ」を追記しましたが、今日はあらためて一言書きます。
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アカデミー賞「外国語映画賞」受賞
本当におめでとうございます!
中川・元財務大臣のローマやバチカンでの醜態が海外に報じられ、日本人として恥ずかしい思いをしていた時だけに、この快挙は塞いだ思いを強烈パンチで砕いてくれました。
昨年のノーベル賞4名受賞以来、久々の明るい話題と言えるのではないでしょうか?
希望を与えて頂き、「日本の文化も捨てたものではない!」と世界に広めて頂きありがとうございました。
とりわけ主役の本木雅弘さんは、納棺師の役作りのために実際に山形で納棺師を務めている方に『弟子入り』して修業され、立ち居振る舞いや亡くなった方の衣裳の着替え作法などを見習いされたそうです。
また、前の記事にも書きましたが、映画冒頭のチェリストとしての演奏風景を撮影するために、プロのチェリストに長期間師事して本番では実際に演奏していたそうです。(前回の記事参照)
受賞の背景には、題材や脚本・演出はもとより、俳優陣のこのような地道な鍛錬と努力があるものと思います。
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この受賞に関する地元山形の反応や山形交響楽団の音楽監督兼指揮者の 飯森 範親さん のひと言、先日知事に就任したばかりの吉村美栄子山形県知事の祝意を掲載した、【河北新報】 のコピペは、【続き】をクリック
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「癒やしや救いが伝わる」=「おくりびと」監督らが会見-米アカデミー賞(時事通信) - goo ニュース

『おくりびと』アカデミー賞受賞直後に記者会見!滝田監督「オスカー像貸し出す」【第81回アカデミー賞】 - goo 映画
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ロケ地庄内に“贈り物” 市民ら感涙、
山響(山形交響楽団)「光栄」
【河北新報】 2009年02月24日火曜日

「おくりびと」のアカデミー賞受賞を喜ぶ
酒田市の市民ら=23日、酒田市内
米アカデミー賞の外国語映画賞に「おくりびと」が選ばれた23日、撮影が行われた山形県庄内地方では、ロケに協力した市民に喜びが広がった。映画に出演した山形交響楽団の関係者も感激した様子で快挙を祝った。
葬儀会社の建物や飲食店街などが随所に登場する酒田市では、NPO法人「酒田ロケーションボックス」メンバーが撮影に全面協力した。23日は市内の飲食店に約10人が集まり、衛星放送の生中継で授賞式の様子を見ながら吉報を待った。
「(英語訳で)デパーチャーズ」。午後1時すぎに発表されると、「おぉー」「やったぞ」という大歓声とともに用意されたくす玉が割られ、「バンザイ」が何度もこだました。酒田ロケーションボックスの佐藤英俊副理事長(44)は「絶対に受賞すると信じていた」と感涙にむせんだ。
エキストラと発声指導で合唱場面に協力した
市内の音楽教室経営関矢順さん (60)は
「酒田の人の心が詰まった映画。素晴らしい」と感激。納棺シーンのため自宅を貸した市内の米穀店経営荒木照夫さん(62)は「納棺師と聞いて最初は遠慮したいと思ったが、スタッフの熱意がすごかった。おめでとう」と祝福した。
「市民は『優秀応援賞』に値する」とは酒田市の阿部寿一市長。
鶴岡市の富塚陽一市長も「庄内の豊かな自然と文化を背景に、普遍的価値を認められた」と喜んだ。
一方、本木雅弘さん演じる主人公がオーケストラで演奏する場面に出演したのが、
山形交響楽団の音楽監督兼指揮者の飯森範親さん (45)。
映画でも指揮者役を務めた飯森さんは「世界が認める素晴らしい映画に出演させていただき、光栄に思う。楽団の活動の励みにしたい」と語った。
同楽団トランペット奏者の 井上直樹さん (39)は
「撮影でチェロを演奏する本木さんの完ぺきな指遣いを思い出し、受賞の知らせに感極まった。細かいこだわりの積み重ねが受賞につながったと思う」と敬意を表した。
<山形県民の誇り 吉村美栄子山形県知事 の話>
この作品は、山形交響楽団の飯森範親氏が出演し、東北芸工大に就任予定の小山薫堂氏が脚本を担当されるなど山形にゆかりが深い。鳥海山や酒田の街並みなど山形の魅力が詰まった作品が受賞したことは県民の誇り。これを契機に山形の魅力を国内外へ発信し、観光誘客の面でも十分活用していきたい。
◎盛岡藩士の「壬生義士伝」/来月公開「釣りキチ三平」
滝田監督、東北舞台の作品多く
「おくりびと」の滝田洋二郎監督は、東北を舞台にした映画を多く手掛けている。新選組に入った盛岡藩士の生きざまを描いた映画「壬生義士伝」(2003年公開)では、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した。
米アカデミー賞受賞後の公開第1作となる「釣りキチ三平」(3月20日全国公開、河北新報社など製作委員会)は、ほとんどのシーンを秋田県五城目町や湯沢市などで撮影した。3月5日には仙台市で試写会が開かれ、舞台あいさつする予定。
【河北新報】 2009年02月24日火曜日
テーマ:第81回アカデミー賞 - ジャンル:映画