おめでとう ございます!
2009年2月23日追記

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今日、2009年2月16日(月)の「赤旗」日刊紙9面に
指揮者の飯森 範親氏が投稿していました。
1面の4分の1程度(広告を除けば1/3)にもなる力作。

残念ながらWeb版には載っていなかったので、一部のみ入力すると
映画「おくりびと」と山形交響楽団
(前略)
さて、なぜ「おくりびと」の話をしているのか…何を隠そう映画の中で私(飯森範親氏)が音楽監督を務める山形交響楽団(以下、山響と略す)が「第九」を演奏し、私自身が指揮をしているのだ。
(中略)
映画の撮影は一昨年の春、酒田市の希望ホールで行われた。半日にも及ぶ撮影の中で、われわれ音楽家が見習わなければならないことがあった。
それは、本木雅弘さんのプロ根性だ!観客(エキストラ)として参加しているみなさんへの慰労の気持ちを忘れない紳士的な態度、
そして一番驚いたのは本当にチェロを演奏しているではないか!
数ヶ月前からプロの演奏家の個人レッスンで猛特訓されたとか。
一般的に手タレ(手だけ映されるタレント)に任せてマネで済ませてしまう俳優が多い中、彼は本当に「第九」を演奏したのだ。
それも一番難しい個所を!
「観て下さるお客様に最高のものを!」。 きっと彼のプロ根性がそうさせたのであろう。脱帽!
(中略)
滝田監督との電話の機会があった。
「結構長く映ってたでしょう? 素晴らしいカットがたくさんあって長く使わせて頂きました。」
とのお言葉。 感動です!
先日、第81回米国アカデミー賞外国語映画賞部門ノミネート決定という素晴らしいニュースが駆け巡った。 自分にとっても思い入れのあるこの作品は、国籍、人種、宗教を超えて観る者の心にきっと新たな人生観、世界観を植え付けてくれるに違いない。
「監督!すばらしい映画をありがとう!!」 (いいもり・のりちか)
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ここから、ブログ筆者のコメント
実は私も学生の頃にチェロをやっていて、演奏会には出られなかったが、「第九」の練習をしたことがありました(半年ほどでしたが)。 なので、4楽章冒頭のレシタティーボの指使いはまだ覚えています(演奏できるということとは意味が違いますが・・・)
それで、この映画を見たときに、本木雅弘さんのチェロの左手(音階を抑える)指使いが非常に正確であり、いわゆるビブラートもそこそこ付いているることが解ったので、相当の訓練をしたのだろうと思ったものです。
右手(弓を持つ手)もバランス良く動かしていました。
もちろんその時は、『プロの演奏家の個人レッスンで猛特訓された』とまでは知らなかったのですが。
今日の記事を読んで、この猛特訓を知り、改めて感動しました。
その上、「第九」ですから・・・
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映画「おくりびと」公式サイト
おくりびと - goo 映画
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タイトル: おくりびと
製作: 2008年 131分
監督: 滝田洋二郎
出演: 本木雅弘 / 広末涼子 / 余貴美子 /
吉行和子 / 笹野高史 / 山崎努