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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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映画「おくりびと」と山形交響楽団

第81回アカデミー賞 『外国語映画賞』 受賞
  おめでとう ございます!

                               2009年2月23日追記
N0017076.jpg

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今日、2009年2月16日(月)の「赤旗」日刊紙9面に
指揮者の飯森 範親氏が投稿していました。
1面の4分の1程度(広告を除けば1/3)にもなる力作。

Okuribito01.jpg

残念ながらWeb版には載っていなかったので、一部のみ入力すると

 映画「おくりびと」と山形交響楽団

(前略)
 さて、なぜ「おくりびと」の話をしているのか…何を隠そう映画の中で私(飯森範親氏)が音楽監督を務める山形交響楽団(以下、山響と略す)が「第九」を演奏し、私自身が指揮をしているのだ。
(中略)
 映画の撮影は一昨年の春、酒田市の希望ホールで行われた。半日にも及ぶ撮影の中で、われわれ音楽家が見習わなければならないことがあった。
 それは、本木雅弘さんのプロ根性だ!観客(エキストラ)として参加しているみなさんへの慰労の気持ちを忘れない紳士的な態度、
 そして一番驚いたのは本当にチェロを演奏しているではないか!
数ヶ月前からプロの演奏家の個人レッスンで猛特訓されたとか。

     Okuribito012.jpg

 一般的に手タレ(手だけ映されるタレント)に任せてマネで済ませてしまう俳優が多い中、彼は本当に「第九」を演奏したのだ。
 それも一番難しい個所を!

「観て下さるお客様に最高のものを!」。 きっと彼のプロ根性がそうさせたのであろう。脱帽!
(中略)
 滝田監督との電話の機会があった。
 「結構長く映ってたでしょう? 素晴らしいカットがたくさんあって長く使わせて頂きました。」
 とのお言葉。 感動です!

 先日、第81回米国アカデミー賞外国語映画賞部門ノミネート決定という素晴らしいニュースが駆け巡った。 自分にとっても思い入れのあるこの作品は、国籍、人種、宗教を超えて観る者の心にきっと新たな人生観、世界観を植え付けてくれるに違いない
「監督!すばらしい映画をありがとう!!」 (いいもり・のりちか)
  


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 ここから、ブログ筆者のコメント

 実は私も学生の頃にチェロをやっていて、演奏会には出られなかったが、「第九」の練習をしたことがありました(半年ほどでしたが)。 なので、4楽章冒頭のレシタティーボの指使いはまだ覚えています(演奏できるということとは意味が違いますが・・・)

 それで、この映画を見たときに、本木雅弘さんのチェロの左手(音階を抑える)指使いが非常に正確であり、いわゆるビブラートもそこそこ付いているることが解ったので、相当の訓練をしたのだろうと思ったものです。
右手(弓を持つ手)もバランス良く動かしていました。
もちろんその時は、『プロの演奏家の個人レッスンで猛特訓された』とまでは知らなかったのですが。

 今日の記事を読んで、この猛特訓を知り、改めて感動しました。 
その上、「第九」ですから・・・

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映画「おくりびと」公式サイト

おくりびと - goo 映画


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Okuribito03.jpg

タイトル: おくりびと
製作: 2008年   131分

監督: 滝田洋二郎

出演: 本木雅弘 / 広末涼子 / 余貴美子 /
     吉行和子 / 笹野高史 / 山崎努
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テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

コメント

「坊主丸儲け」

 生活保護の申請で、「葬式代」を貯めていたら「資産」扱いでアウト、というのは時々あるようです。(葬式は「自分」が出すもんじゃないんだけど)

 立川市みたいに、火葬料はタダ。「市民葬儀」で祭壇や会場費格安だったりすれば、余裕をもって臨めるんですが、
「カネがかかる」という、先入観が支配するのが多くの場合です。

 某共産党市議さんでさえ、親の葬儀を「檀那寺」に頼んだら、ン十万いる、というので、生協提携業者の「セット」で坊さんを呼んでました。
確かにセット料金に「読経料」が入って「安い」。
 しかし、後になって、法事やら考えたら、いままでの付き合いをどうしよう、ということになる…。

 江戸時代じゃないんだから、どこの寺に所属しようとすまいと、憲法に保障された思想信条の自由ですが、そもそも、何のために葬式するのか、何のために法事するのか、何のために檀家になってるのか、基本姿勢がわからない。
 とうぜん、「そこらのオバチャン」が「それ以上」の意識を持ってるはずがないから、そんな人だらけ。

寺のほうは、本来であれば、寺院の維持費、事業費、職員の給与(僧侶も宗教法人の職員で給与所得者)その他を、信徒の会費や事業収入、寄付金でまかなうべきものを、 「葬式だけのビジター信徒」から会費がとれない。
 ゴルフ場みたいに、「メンバー」と「ビジター」で差をつけなきゃ、「メンバー」から不満が出る。 で、「相場」というのが生まれることになる。
 
 一方で、S学会なんかが、「うちはそんなにカネがかからないよ」と、「坊主丸儲け」バッシングで「お誘い」のカモにする。
 (たしかに、寺を維持する費用などないから、「学会葬」は、費用がいらん。しかし、長い目で見れば、一人暮らしのばあちゃんに「高校生新聞」までセットで購読させるのを「ご利益」にして、ちゃーんと「回収」できてるから、「分化会館」が、建っている。)

 高齢化社会で、葬式の需要も増加する中で、
カネがある人にはとことん高価な商品(エンバーミングとか)を売りつけ、
ない人にもそれなりのものを売りつけ、
パスしたい人をS学会が拾う、という状況はマズイんじゃないかと思うんですがねー。

「おくりびと」にしても、『千の風…』の「そこに私はいません」にしても、
そういう潜在的な不満や疑問を持ってる人がいるから流行るんでしょう。これを見逃す手はないと思う。

  • 2009/02/21(土) 11:46:44 |
  • URL |
  • ×第二迷信 #2CpNAWCc
  • [ 編集 ]

仏教徒なら

 本当の仏教徒なら、そんな「ぼったくり」には遭いません。
「戒名」(浄土真宗には「戒名」はないが)がないと成仏できない、とかいう「迷信」に振り回されて
 「みんながやるから教」のシキタリに従わされるだけ。

 「棺を白百合や白菊でうめる」なんて、温室効果ガスの排出に貢献するだけで、意味はないんだけど…。

(「仏教徒」の線引き。
 ・結婚式で「南無阿弥陀仏…」と合掌して喜ばれるか否か。
 ・入院患者のところに、坊さんが見舞いにきて喜ばれるか否か。
 ・「仏滅」や「友引」が、仏教と無縁だと思うか否か。)

江戸時代の檀家制度や明治時代の氏子制度という、強制的宗教加入が、
宗教思想より、「やるもん教」や迷信の横行につながってるのだと思います。

 しかし、コメントの「上積み」表示は、時系列で文章が並ばないから読みづらいですね。

  • 2009/02/19(木) 18:57:56 |
  • URL |
  • ×第二迷信 #2CpNAWCc
  • [ 編集 ]

御返答ありがとうございます

×第二迷信さま

>「迷信」と「ハゲタカ商魂」に支配された業界なんですがねー

に関して、私は、この映画の制作者または第九を演奏している音楽業界のことかと思って不可解に思い質問したのですが、とんだ勘違いでした。

言われているのは、葬祭業界の話なんですね。

それなら、私も祖父母・父母を見送っているので解らないではないです。

しかし、こちらが呆然としている時に、色々世話をしてくれるので有難かったし、そんな法外な値段でもなく、オプションもしつこく勧められませんでした。
祭壇も高価なものから勧めず、良心的だと思いましたよ。

それより、戒名に何十万円も御布施するのが相場だと言う、「坊主丸儲け」の方がよほどお金が掛りました。 紙きれ1枚に十文字ほど筆で書くだけで何十万円ですからね。「これで釈迦の弟子になれる」なんて馬鹿げた話で・・・

葬儀社は延べ十数人(足掛け3日)が対応してくれて百万円以内でしたが、
坊主はトータルでも3時間以内なのに、戒名込みで百万円以上掛りましたからね。

  • 2009/02/19(木) 10:12:56 |
  • URL |
  • 執筆者S #80Zg3Ros
  • [ 編集 ]

おくりびと

>「迷信」と「ハゲタカ商魂」に支配された業界

たとえば、「友引迷信」などは、仏教的に意味がないことなんですが、
業界が休業の足並みをそろえるために「友を引っ張っていく」という「常識」が作られてますし、

「みなさん、されてます」
「故人も喜ばれます」
と、次々にオプションを追加。
(浄土真宗では「位牌」も「盆提灯」も使わないのに、知ってる人が「いらん」と言わんかぎり、売りつけてくるし。)

「読経料」「戒名料」…なんていう「料金」まで設定される。

病院で営業するために、「指定」を取ったり、「運転手つき救急車」を寄贈して「いざというとき」に備えたり。

(TB入れときます。)

  • 2009/02/18(水) 20:43:09 |
  • URL |
  • ×第二迷信 #2CpNAWCc
  • [ 編集 ]

コメントありがとうございます

×第二迷信さま

>「迷信」と「ハゲタカ商魂」に支配された業界なんですがねー
とのこと。

不勉強でして、意味が解りませんので、教えてください。

  • 2009/02/18(水) 10:17:35 |
  • URL |
  • 執筆者S #80Zg3Ros
  • [ 編集 ]

風間杜夫は

かつて「炎の第五楽章」の、風間杜夫は、バイオリニスト役をするのに、
「右手」、「左手」、「首」と、3人のメンバーに「あやつり人形」にされて「演奏」してました。
(もちろん、映画では見えないけど)

まあ、日本フィルとしたら、「俳優の特訓」でなんとかなるような「新世界」では、価値がないんですが。

でも、「おくりびと」そのものは、かなり「迷信」と「ハゲタカ商魂」に支配された業界なんですがねー。
(映画自体は面白そうに思う)


  • 2009/02/17(火) 21:17:03 |
  • URL |
  • ×第二迷信 #2CpNAWCc
  • [ 編集 ]

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