この番組を見た感想などのコメントの投稿は、今からでも歓迎です。

幾つか御紹介します。
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【何といっても、共産党委員長がこの番組に出るようにしただけでもすごいことです。
いまだに「アカ」とか言われて揶揄されるのは今までの権力者が営々と築き上げてきた共産党は怖いものというイメージ作りの結果ですから、視聴者にもある共産党アレルギーを払拭するのは並大抵のことではないと思います。
テレビ東京が共産党本部を取材するなんて画期的なことではないでしょうか。】 50代オヤジの独言
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【売り出しの企業人などを呼んだときは、ある程度迎合的にもなれる村上さんです。もちろん他の司会者によくあるようなベタなものではありませんが。
ところが志位さんに対するとはじめからいかにも警戒的です。まだまだ共産党=こわいという刷り込みはあるのですね。最終的にはともかく、ああもはじめから「考え違うところがある」ということを強調しなくてもと思いました。
アンケートにしても資本主義体制と共産主義体制を対立させればあの結果は当然。
「今のような資本主義体制」「共産党の政策も取り入れた資本主義体制」「共産主義体制」と、少なくとも選択肢を三つにしないとフェアじゃありません。自民対民主なら現実的だから二者対立でいいけど。
まあ、日経資本のテレビ局ですけど。】 回廊を行く――重複障害者の生活と意見
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【なるほどと思ったのは冒頭、村上龍氏が番組の意図を説明したくだり。
村上氏は、「今日は僕のアイデアで、志位さんに来てもらった」と断った上で、こんなふうに問題関心がどのあたりにあるかを明らかにしました。
昨年から続いている「派遣切り」とか「雇い止め」とかで、いま日本のなかの不公平感が社会の許容量を超えて広がりつつある。それは社会の安定にとって非常によくないと思う。
そんななかで、一部の若者たちが共産党を支持したり、新しく党員になったりしている。
そこで、共産党が本当に受け皿になれるのか、そのあたりを率直にうかがいたい。
社会が規制しなかったら、資本家は、労働者の健康や寿命について何も配慮しない、こき使うだけこき使うぞ、というのです。しかし、そうなったら、村上氏がいうように社会の許容範囲を超えてしまうし、社会の基盤が崩れてしまい、結局、資本主義としても存続できなくなるぞ、というのが、志位さんの指摘でした。
ところで小池栄子さんは、最初に村上氏に「共産党ってどんなイメージ?」と聞かれて、「考えたことがなくて、どういったものと聞かれても答えられないし、分からない」と答えていました。
ここらあたりが、多くの人の率直な感じでしょうね。
それでも、志位さんが、先ほど紹介した『資本論』のくだりを読むと、ちょっと興奮したように「マルクスといま、初めてふれあいました、私」とも。
ほんと、マルクスっていいこと言ってるんですよ。(^^;) 】 Internet Zone::WordPressでBlog生活
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【村上氏自信の選択で、志位委員長を選んだと言うコメントには 時代を読んでいるという感じがしました。
村上龍氏の率直な質問が良かった。
「蟹工船」のブームも 時を得た紹介だったと思います。
ひどすぎる雇用状態、働く現場の状態をよくあらわしていました。
資本主義か? 共産主義か? という 投票行為は 短絡的なパフォーマンスでした。
今の日本で、資本主義か? 共産主義?という選択はありえません。
これは、テレビ局の意図的な演出ではないかとも思いました。
今の社会状況を見て、「許容範囲を超えた状況である」という村上氏の認識はまさにその通りです。
彼は、「自民・民主といった二大政党では抜け落ちてくる問題に対して、日本共産党という、チェック機構が大事ではないか」と表現していました。
資本の動きは、資本家がどう思おうと、労働者を死ぬほどまでに働かせると言っています。
今の派遣労働者の酷使といかに良く似た状況でしょうか?
資本主義は150年以上もその本質を変えていない。
労働者を守るためには 社会的な強制力をもって規制するしかないと述べています。
小池栄子さんの 「初めてマルクスに接した」という感覚も良かった。
最後に、緊張を解かれたという感じで 「おつかれさま」という表現も】 あんくる トム 工房
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【自動車産業の内部留保 22兆円 解雇 1万8千人
電気 11兆円 解雇 2万2千人
合計 33兆円 解雇 4万円
20代前半の派遣の率は4割を超えているというのはびっくり(好きでなっているという論理はこの数字を説明できないと思う)
他に(民主党も合意しつつある)製造業への派遣の禁止は当然だが1999年の派遣原則自由化の前の状態に戻す必要があると語気強く言ってました。
私もそれをしないと派遣村のような事態を根本的に解決する事はできないと思います。】 大津留公彦のブログ2
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【番組でもう一つ、突飛な取り組みだったのが、街中での 【シール投票】 です。
このアンケート方式は民主青年同盟などがよく使うやり方です。
投票の選択肢は、あなたはどの体制を望む?
「資本主義:左側枠」「共産主義:右側枠」
「どちらでもない:下側枠」
と、言うものです。
「日本共産党への好感度」ではなく、
「共産党が与党となる政権」の良し悪しでも無く
ダイレクトに「共産主義」か「資本主義」か?の選択です。
いまどき、それは無いだろうという選択肢です。
大手町、蒲田、厚木の3個所で「シール投票」を実施し、それぞれ100名にシールを貼ってもらったとのこと。
「共産主義」を選択する人は、殆どいないだろう というのが常識です。
しかし、意外な結果でした。
官庁街の大手町以外の2か所では、「共産主義」に貼ってあるシールが10枚位あったのです。
(映るのが短かったので、数える時間はありませんでしたが)
1ヶ所100人ですから 十数%の人が「共産主義」にシールを貼った ことになります。
そのうえ、「どちらでもない」に数十枚 も貼ってありました。
すなわち、「資本主義」を選択した人が『圧倒的多数』では無かったということです。
4割前後(シールを数えた訳ではありません。ぱっと見の印象です)の人々が
現在の「資本主義」以外の体制を模索しているのです。
これには驚きました。
今の経済状況は、市井の人々の意識をそこまで追い込んでいるのです。
こんな政治体制(資本主義体制)では、生活できないという意識が高まっていることの
反映ではないでしょうか?】 観劇レビュー&旅行記
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