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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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雇用と住居で緊急決議案 野党が衆参両院に提出

ひとつ前の記事で予告されていた「雇用と住居で緊急決議案」が野党共同で
衆参両院に提出された。

表だって、この人道的で道理ある「決議案」に反対できない自公与党は、
予算案のスムーズな通過と抱き合わせにしようとする一文を追加しようとした。

事実上この「決議案」を葬るための策略である。

決議案の内容は、以下のような簡単明快なもので、だれでも賛成できるはず。

雇用と住まいを確保する緊急決議案全文

 六日、日本共産党など四野党が衆参両院の議長あてに共同で提出した「雇用と住まいを確保する緊急決議」案の全文は次の通りです。

               ◇
 昨年から続く未曽有の経済危機、とりわけ雇用不安の中、全国的に大量の失業者が出ている。このままでは、路上での死亡者も出る恐れがある。

 政府は、このような事態に鑑(かんが)み、国民の衣食住、とりわけ、雇用と住まいの確保ならびに、生活保護の弾力的運用について、全力で緊急に取り組むべきである。

 右、決議する。
 


  自公与党がこれに付け加えようとした一文は、以下の通り
   【補正予算及び関連法案、並びに、今後提出される本予算及び関連法案
    について、速やかに審議の上、成立させ、執行すべきである】

 緊急決議案にふさわしくなく、また与野党の大きな対決点でもある、予算関連法案を審議するだけではなく「成立させ、執行すべきである」とまで付け加えている。

  これでは、野党が認められる訳がないではないか?

 初めから、無理筋を追加して話し合い決裂で廃案を狙ったものである。

 まったく、今の切り捨てられた労働者たち(日比谷の500人だけではなく、全国で数万人)の実情を斟酌しない暴挙であると言わなければならない。

 この概要を書いた、本日付の「赤旗」記事は、 ここをクリック

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 しかしながら、上の記事を書いた後で、野党側の粘り強い交渉の結果、
一部修正の上、参議院では決議されたというニュースが、今さっき入ってきた。
 一歩前進である。

雇用確保決議、参院本会議で採択(読売新聞) - goo ニュース
        2009年1月7日(水)16:49

PN2009010701000600.jpg
     参院本会議 緊急決議を全会一致で可決   (共同通信)


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ところで、例の暴言を吐いた坂本政務官の方であるが、
野党4党が共同して罷免を要求した。
しかし、本人も総務大臣も麻生首相も、居直りを決め込んでる。

野党、坂本政務官の解任要求を確認
              TBSニュース 2009年1月7日12:41

  「年越し派遣村」をめぐり不適切な発言をした自民党の坂本総務政務官について、民主、共産、社民、国民新党の野党4党は、坂本政務官の解任を求めていくことを確認しました。

 野党4党は7日朝、国会対策委員長会談を開きました。その中で、坂本総務政務官が「年越し派遣村」について、「まじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」と発言し、撤回したことについて、「なんでもいいから職につきたいと思って集まった人たちに失礼。現状を理解していない」として、8日からの予算委員会で坂本政務官の解任を要求していくことで一致しました。

 また、自民党の細田幹事長が「国会議員も受け取るべきだ」と発言するなど、定額給付金を巡り政府・与党の対応が二転三転していることについて、「受け取るのかどうか、はっきりしてもらわなければならない」として、予算委員会で追及していく方針を確認しました。(07日12:41)


野党各党、坂本政務官の解任を要求…首相は拒否(読売新聞) - goo ニュース

坂本政務官、辞任の必要なし=鳩山総務相(時事通信) - goo ニュース

派遣村発言、坂本政務官が撤回「実態把握してなかった」(朝日新聞) - goo ニュース

「関係者に迷惑掛けた」=「派遣村」発言を撤回-坂本総務政務官(時事通信) - goo ニュース

坂本政務官「深くおわびしたい」 失業者めぐる発言を撤回、謝罪(共同通信) - goo ニュース

こういう輩は世論で追いこんで行かねばならない。

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追伸:
一方では、広島労働局長が、当時の「派遣法改正」に問題を感じていながら、止められなかったことを連合の集会で謝罪したという。

製造業派遣解禁「止められず申し訳ない」
    広島労働局長

               朝日新聞 2009年1月6日22時11分

 厚生労働省広島労働局の落合淳一局長は6日、広島市で開かれた連合広島の旗開きで、製造業への労働者派遣が解禁されることになった03年の労働者派遣法改正をめぐって「申し訳なかった」と発言した。

 落合局長は来賓あいさつで「制度を作ったのはだれか、といわれると、内心忸怩(じくじ)たる思いがある。(厚生労働)大臣が見直しに言及しているので、私がここで言ってもクビにならないと思う」と前置きし、「私はもともと問題がある制度だと思っている。しかし、市場原理主義が全面的に出たあの時期に、労働行政のだれか一人でも、職を辞して止めることができなかったか、ということには、私は小輩、軽輩であるが、謝りたいと思っている」と述べた。

 さらに「派遣労働者は同じ職場の仲間と認識すべきだ。(雇用を)中途解除してはいけない。中途解除と期間満了とは異なる、と声を大にして指導したい」と語り、解雇された派遣労働者の住居確保などについて連合広島にも協力を求めた。

 落合局長は朝日新聞記者の取材に対し、法改正当時は(厚労省の)賃金時間課長で改正には関与していないと話した。発言の意図について「大臣に代わって大言壮語しようとは思わないが、今日の(派遣労働者の解雇や住宅問題の)一因が役所にあると、役所の誰かが認めなければいけないと思った」と説明した。
 

 製造業派遣解禁「止められず申し訳ない」 広島労働局長(朝日新聞) - goo ニュース

派遣法改正「止められず」 広島労働局長が謝罪(産経新聞) - goo ニュース

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