「総選挙をたたかう方針は、ひきつづき五中総決定が基本的指針になります。」
としている。
そして、
【 政権の担い手の選択でなく、政治の中身の変革を――きたるべき総選挙の焦点はここにあることを正面から訴え、自民、民主が政治の中身を変える意志も能力もないということを事実で示しながら、わが党のめざす政治の中身の変革を、直面する熱い問題での打開策でも、日本の政治の大きな針路についても、「攻めの姿勢」で大いに語りぬいて、勝利をこの手につかもうではありませんか。】
と、「政治の中身の変革」 をメインスローガンにすることに決めた。
「政権の担い手の選択でなく」のくだりについては、『共産党自ら政権の獲得を目指さない宣言』とも受け取れるとのコメントも寄せられている。
****************************
小選挙区 138 候補
比例代表 73 候補
重複候補 56 候補
という先日の記者会見での発表内容は、既に御紹介 したが、
これを第5回中央委員会総会(2007年9月) から 再録して検証してみる。
5中総の「全小選挙区立候補」方針を変更した報告部分を箇条書きすると、
およそ下記のようになる。
1)全ての小選挙区に候補者を擁立する方向を見直す。
① 参議院選挙 比例票で、8%以上 獲得したところで、
② 日常的・系統的に活動できる 候補者を擁立できる条件があり、
③ 各都道府県で1選挙区以上 擁立する条件があるところ
を、およその目安として
④ 各都道府県の自主的判断による。
2)小選挙区に擁立するところでは、比例に貢献することを最優先の任務とする
とともに小選挙区でも議席を争う力量をつけることをめざす。
3)小選挙区に擁立しない選挙区では比例代表1本に絞って力を集中
4)比例代表候補者は
① ブロック全域で活動する候補者に加えて
② 全県から擁立する。小選挙区との重複立候補も含む。比例代表選挙を
全県的に強化する力となるとともに、
届出政党カーを全県的に展開する保障 となる。
5)方針の見直しは参議院選挙の結果を踏まえて現在の党の力量をリアルに判断した結果の提案です。
これまでの小選挙区比例代表の4回の総選挙では、全小選挙区ないし殆どの選挙区に立ててきた。これは比例前進の大きな貢献となった。
6)しかし、今後を展望すると従来の方針のままでは、
① 支部が主役の活動を指導する機関体制
② 比例を軸にした選挙体制
③ 多額の供託金の没収などによる財政圧迫
等の点で党組織と党活動に過重な負担を掛け
比例代表選挙で前進を目指すうえでも総合的に考えてマイナスが大きい と判断
7)候補者を擁立しない小選挙区が大量に生まれることは、政見放送・新聞広告・選挙ハガキなどの点でいささかも軽視できないが、比例代表に党の力を集中できるというメリットの方が大きい。
***************************
① 小選挙区138候補を出している地区は、参議院選挙比例票で8%以上獲得していたのかどうか?
全選挙区(300)の46%で、得票率8%を超していたのかな?
② 日常的・系統的に活動できる候補者を擁立できる条件が本当にあったのか?
今になって急に擁立した福岡1区などの選挙区は、
②を満足していないと思うが・・・
それにしても、5中総が出てから既に1年も経っていたとは、
世の中の動きは早いものである。
************************
お読み頂き ありがとうございました。
日本の未来のために!クリックを!



************************