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幸福とは、生きるとは、学ぶとは (映画「学校」)
08/08/30 映画「蟹工船」 08/04/01 問題作『靖国YASUKUNI』 07/09/06
映画「シッコ」 07/02/17 『戦争をしない国 06/11/07 映画「ひだるか」 06/11/06
に続くものです。
映画「学校」をNHKBSで見ました。
夜間中学の物語だ。
見たのは二度目だったけどいい映画でした。
改めて感動しました。
幸福とは、生きるとは、学ぶとはどういうことかを考えさせてくれます。
特に亡くなった「いのさん」の机に花を生けた花瓶をおいての臨時ホームルームで「幸福」とはと語り合うシーンが
荒っぽい言葉のぶつけ合いでありながらすこぶる感動的だった。
それを学ぶのが学校じゃないのかと議論は進みます。
生徒の一人の中江有里は今よりもふっくらとした感じだがかわいい。
最後から二番目のシーンで先生の西田敏行に対して私は高校に行って大学の教育学部に行って先生になると宣言する。
先生はそれまでこの学校で待っていると言う。
しかし映画の最初の方では転任の内示を校長から受けて断っているシーンもある。
この先生はどうなったかは分からない。
最後のシーンは独身の竹下景子先生が同じく独身の西田敏行先生の「小さいけれど行きましょうか」と傘を差し出して
「いのさん」のお通夜に相合傘で行くシーンで終わる。
この二人がどうなったかは分からない。
でも私はこの二人が夫婦になってくれればいいと思う。
大江千里がいのさんの救世主の医者として出てくる、渥美清も長屋の主人兼八百屋の親父として出てくる。
エンディングでは夜間中学は35校ありそれ以外にボランティアが運営する学校が10校あると出てくる。
現在の実際は減っているようです。
公立夜間中学校
大阪府の橋下知事は、夜間中学に通う人たちへの就学援助金(生徒一人当たり
約2万円)を来年度から廃止とするとした。
年間の補助総額は約1700万円とささやかな額である。
でも、そのお金があるからこそ、学校に通えている人がいる。
わ・和・輪・WA~♪
この映画は松崎運之助さんの著作がベースになっていると言う。
いのさんは井上さんという実在の人物だそうだ。
2007年06月06日
夜間中学とは何なんだ?
11月の全国学童保育研究集会の記念講演の講師、松崎運之助さんの著作。『学校~夜間中学はなんであるのか、誰がつくったか、げんいんは何かぼくは知りたい~』 を読んで。
(月一の実行委員会ニュースの原稿の転載)この方は、山田洋次監督の映画「学校」のモデルのひとりになった方です。
前半で国語の授業をやり、生徒の作文からこれまでの各エピソードを丹念に描くことにより、観客が教室の一員として生徒たちや先生に好感を持つようにし、
後半はイノさんの死によってイノさんのエピソードがつづられていく。
これは黒澤明の「生きる」と同じ設定である。
山田洋二は構成をどれだけ大事かを師匠である橋本忍から学んだと言っている。もちろん橋本忍は「生きる」の共同執筆者である。
山田洋次の軌跡 by KIYO
第23話 「学校」
より
参考記事
ムサシノ学童日記
学童保育と夜間中学は、まさに兄弟。
運動で支えられてきた社会に不可欠な存在。
夜間中学とは何でしょうか。この本によると、「諸事情により義務教育を修了できなかった者で、中学校教育を希望する者に教育の機会を提供するための教育機関」とあります。実際には、中学校でありながら、読みかきや計算など小学校レベルの教育が行われているのが現状で、近年では外国籍や元不登校の生徒も増えてきているそうです。日本の高い識字率は、こうした夜間中学関係者の地道な努力も背景にあるといっても過言ではないでしょう。
文部科学省は、「夜間の授業は臨時の措置であり、学校教育法そのものが想定しているものではない」という趣旨で法制化を認めていません。しかし、夜間中学卒業生らが、廃止反対・設置要求、証言映画上映などの運動をねばり強く続けてきた結果、ついに、文部科学省も夜間中学を生涯教育の一環として位置づけ、財政補助(小額ですが)を講ずるようになったそうです。
2004年の時点で、公立の夜間中学校の数は35校、生徒数は約3000人。首都圏・関西圏に集中しているため、全国各地で20校ほどの「自主夜間中学」が有志で運営されています。まさに夜間中学は、学童保育同様、運動によって支えられてきた、社会になくてはならない存在だとい
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