「知る権利に背を向けた最悪の最高裁判決」 と題して 醍醐 聡 東京大学大学院教授がしんぶん赤旗に論評を寄せています。
6月12日、NHK番組「問われる戦時性暴力」の改ざんに対して、市民団体バウネット・ジャパンが提訴していた問題で、最高裁は 原告の訴えを退ける判決を言い渡しました。
最高裁 第1小法廷(横尾和子裁判長)は、放送の自由、自民党の政治介入について まともな判断ができませんでした。 ここでも 権力に弱い司法の弱点が 露呈しました。
醍醐教授はこういっています。「NHKは放送法に定めた国民の知る権利を(ないがしろにし)戦時性暴力の実態を伝えようとした元従軍慰安婦と元日本軍兵士の証言をカットして、番組の内容を改ざんした。最高裁の裁判官は表現の自由を持ち出して、国民の知る権利に背を向けた稚拙な判断にあきれる」と。
また、「政治家(安倍晋三)の介入に対しても、判断を避け、NHK内部での検討結果であるように描き、(事実を)すり替えてしまった。」
「まとめれば、今回の最高裁判決は 政治に弱いNHKを 政治に弱い司法がかばい立てした判決といっても過言ではない。」
「視聴者はNHKの優れた番組にには激励を激励を送る一方で、政治に弱いNHKの体質を厳しく監視し、視聴者主権の公共放送を確立する運動を今後も粘り強く続けていくことが重要です。」と結んでいます。
NHKさん しっかりしてよ と 言いたいです。
それにしても、司法上層部の 権力に尻尾を振っているサマ ただただ あきれるばかり。
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