民主党はもちろん社民党まで賛成している。
日本共産党が反対したことで、「公務員の労働組合の意を受けたからではないか?」と疑う向きもあるかも知れないが、反対の理由は下記の通りである。
① 官民人事交流を規制緩和するなど政官財の癒着をさらに深める
② 総合職試験などを新たに導入し、キャリアとよばれる特権官僚制度に
法律上の根拠を与える
③ 公務員の労働基本権については、労働協約権の付与について「措置する」
とするだけで、回復に向けた保障はない
「公務員基本法が成立」 2008年6月7日(土)「しんぶん赤旗」
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一方では、『居酒屋タクシー』 と称して、中央省庁の官僚が、タクシー会社から便宜供与を受けていたという、トンデモナイ「腐敗」が表沙汰になった。
この手の「腐敗」を「腐敗」とも思わず当たり前のようにやっていることに、官僚たちの精神的『腐敗』の深さを知ることができる。
読売新聞によれば、
個人タクシー運転手達がグループを作って、『居酒屋タクシー』を運営していたようで、
ある運転手は、「民間企業が経費節減する中、ふんだんにチケットを使ってくれる霞が関は一番のお得意様」(運転手)といい
「1000円程度の出費で『上客』を捕まえられるなら安いもの」とも言う。
また、「客待ちはせず、すべて携帯電話での呼び出しだった」と語っているようだ。
「こうした営業方法は20年以上前から行われていたようだ」ともいう。
酒の好みリスト化、長距離客を共有…“車内接待”タクシー(読売新聞) - goo ニュース 読売新聞 2008年6月7日(土)03:15
「居酒屋タクシー」 「割り戻し」調査へ 国交省、事業者の行政処分も(産経新聞) - goo ニュース 産経新聞 2008年6月7日(土)08:15
霞が関「居酒屋タクシー」 上客を抱え込み バブル後に常態化 毎日新聞 2008年6月6日(金)18:00
公務員基本法が成立
共産党反対 「天下り」に規制なし
2008年6月7日(土)「しんぶん赤旗」
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国家公務員制度改革基本法が六日の参院本会議で、自民、公明、民主、社民各党の賛成多数で可決、成立しました。日本共産党、国民新党は反対しました。
同法は幹部人事を「内閣人事局」に一元化して、「政治主導」による行政の確立などをうたっています。
しかし、問題の核心である政官財の癒着では、官民人事交流を規制緩和するなど、これをさらに深めるものです。国民からの批判が集中している「天下り」問題については何の規制もありません。
また、総合職試験などを新たに導入し、キャリアとよばれる特権官僚制度に法律上の根拠を与えます。
不当に制限されている公務員の労働基本権については、労働協約権の付与について「措置する」とするだけで、回復に向けた保障はありません。一方で、給与減額など労働条件の不利益変更をもたらす可能性を盛り込むなどの問題点が指摘されています。