幹部連中やOBとその家族だけが、無料又は格安で自由に使っているという話である。

私は、このニュースを最初に民放のテレビニュース で見たので、インターネット検索してみて、この産経の記事を見つけた訳である。
その自衛隊のゴルフ場は一つや二つではない。

上の一覧表を良く見ていただきたいが、
1000円から3000円の利用料は、1回分ではなく月額と書いてある。
何とも国民を馬鹿にした話ではないか?!
これまでも、米軍に対する「思いやり予算」と称する無駄金で、米兵が利用するゴルフ場やクラブや娯楽施設を日本国民の血税で建設してきたことは知られていたが、自衛隊の中にも国民の税金を無駄使いしていた施設があったとは驚きだ。
私の見落としかも知れないが、しんぶん「赤旗」でもこの種のスクープはなかったと思う。
これが産経新聞系列のニュースで明らかになったことは興味深い。
下の写真も産経Webニュースからである。

参院外交防衛委で答弁する石破防衛相(右)。
左は高村外相=24日午前
そのテレビニュースによれば、石破防衛相は言うに事欠いて、
「隊員の体力錬成と余暇の有効活用のための空き地利用」として整備していると弁明し、
(存在がばれてしまったので) 「月1・2回程度地元住民にもゴルフ場を開放する」
との対症療法で誤魔化すつもりらしい。
その記事全体は、【“自衛隊基地内にゴルフ施設”の続きを読む】に全文引用しておきますので、御覧ください。 インターネット配信では3回に分けられた結構長い記事です。
下記のリンクからも「産経MSNニュース」を読むことができます。(掲載期間は不明です)
自衛隊基地内にゴルフ施設 石破防衛相が見直し指示
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全国の自衛隊の基地や駐屯地の敷地内にゴルフ施設が計11カ所あり、隊員や関係者が無料か格安料金で使っていることが28日、防衛省の調査で明らかになった。ゴルフ施設の存在は一般には公表されておらず、同省は一連の不祥事や事故で綱紀粛正を進めているが、幹部からは「国民の信頼回復のためには見直しが必要では」との指摘も出ている。石破茂防衛相は施設全廃も含め、対策の検討を指示した。
防衛省によると、ゴルフ施設があるのは陸上自衛隊が木更津駐屯地(千葉県)に1カ所、海上自衛隊が下総航空基地(同)など2カ所、航空自衛隊は入間基地(埼玉県)など8カ所(別表参照)。
大半の施設は飛行場や高射訓練場の近くに安全確保のために設けられた芝生の保安用地につくられている。「隊員の体力錬成と余暇の有効活用のための空き地利用」として整備、整備。最大規模の施設は空自入間基地と陸自木更津駐屯地にある。ティーグラウンドやバンカー、グリーンなどを備えた本格的なもので、それぞれ11ホールと9ホール。
利用者は隊員やOBに限定している施設が多いが、同伴者、家族が利用できる場所もある。料金は無料か、利用する隊員らが会費(月額1000~3000円)を払う。コースの整備や芝刈りなどの維持運営は隊員が行っているという。すべての施設は「課業時間外、土日や祝日に利用している」としている。
調査を行った防衛省は「保安用地などをゴルフ施設として利用することは法的には問題はない」としている。
しかし、周辺住民はゴルフ施設の存在を知らされておらず、周囲を樹木で囲って外部から遮断したり、わざわざ「特別訓練場」と呼んでいる場所もあるという。
同省幹部からは「基地や「駐屯地は国有地で、一般のゴルフ場に比べて格安で手軽にプレーできる。不祥事や事故で失った国民の信頼を回復する立場からも、果たして現状のままでいいのだろうか」といった疑問の声も上がっている。
防衛省改革を積極的に進めている石破防衛相も「見直しの検討」を関係部局に指示しており、「ゴルフ施設の全廃」や「一定条件での市民の利用促進」といった対応策を検討している。
隊員が格安プレー
防衛省の内部調査で明らかになった自衛隊の基地や駐屯地にあるゴルフ施設の存在。国有地で行われている格安プレーに対し、防衛省内部からも批判の声が上がっている。その一方で、「隊員の福利厚生の一環」と理解を示す意見も。ただ、前防衛次官がゴルフを通じて業者との癒着を深めた防衛省だけに、国民の目は厳しいものとなりそうだ。
調査が行われたきっかけは、3月に民主党議員が衆議院に対し「在日米軍基地内ゴルフ場施設の利用に関する質問主意書」を提出し、在日米軍基地内のゴルフ場の実態を問い合わせたことだった。その過程で、自衛隊基地内のゴルフ施設の存在が浮上した。
確認された施設は11カ所。防衛省は調査の報告書で「自衛隊がゴルフ場として利用する目的で整備し、維持管理しているものはない」との立場を強調。あくまで「ゴルフ場」ではなく、「ゴルフ練習施設」であると“弁明”している。
木更津駐屯地の滑走路近くにあるゴルフ施設は昭和31年に当時使用していた米軍が造成したものという。他のゴルフ施設も、米軍基地内で米軍が厚生施設としてつくったものを、返還後も自衛隊が使用しているケースが大半という。
岐阜基地の練習場は「土日はいつも込んでいるが、老後の楽しみなのか、ほとんどが空自OBだ」と同基地幹部。施設を利用するにはメンバーになる必要があり、会費1500円は担当者が集めているという。
福岡県の築城基地内の施設で練習したことのある空自幹部は
「クラブの会員以外の隊員が勝手に使っていると、荒れるので使うなと怒られた。週末や平日の課業後に施設が空いていても自由に利用させてくれなかった」と話し、会費を支払った会員だけが独占的に使用していたという。
防衛省幹部は
「保安用地の空き地の有効利用で、隊員の厚生という面もある。今後、検討する必要は確かにあるが、何より国民の目からみてどう映るかということも考えなくてはいけない」と見直しに前向きの姿勢を示している。
漫画家の弘兼憲史さんの話
「一般企業にもレクリエーション施設はあるが、公務員は税金で仕事が成り立っており、慎むべきだ。ゴルフ好きだった守屋武昌被告(前事務次官)事件の後だけに、なおさらイメージが悪い」
元航空自衛隊パイロットで軍事評論家の佐藤守さんの話
「隊員の福利厚生の一環で、陶芸部や剣道部などその他のクラブと同列の話。ゴルフが業者との癒着の舞台となった守屋氏の事件の後だけに、石破大臣は見直す腹づもりなのだろう」