
前の記事に続いて後期高齢者問題です。
今日(16日)の赤旗に14日の参院予算委員会の小池晃議員の質疑が載っている。
先日の志位委員長のキャノンを追及した雇用問題に関する質疑に続いてのグッドジョッブだ。
自治体の中止・見直しの意見書は484件になっているそうです。
刺激的だったのは厚労省の担当者が、石川県で講演した時に言ったというこの言葉
「この制度は、医療費が際限なく上がっていく痛みを、後期高齢者がみずから自分の感覚で感じとっていただくものだ」
この言葉がこの制度の本質を物語っている。
図で説明するとこういうことになる。

削減額の内、2015年で3分の2、2025年で8分の5を高齢者からむしりとるのだ。
又舛添要一厚労相が「本人の“残存能力”」というように「われわれは言っています」ということに小池氏はこう怒った。
残存能力だとおっしゃった。失礼じゃないですか。残存能力の一言で片付けていいのですか。みんな、いくつになったって人生最後まで、本当に花開かせようって頑張っていらっしゃるんですよ。私は、いまの答弁の中に後期高齢者医療制度に対する厚生労働省の考え方が、はっきり出ていると思います。
医者でもある小池さんの質問の最後は感動的でさえあります。
高齢者のみなさんというのは、まさにあの悲惨な戦争を体験されたわけです。戦後は、日本の復興のために必死になって働いてこられた世代ですよ。そういう世代のみなさんが、いよいよ高齢期になったら、自分は国から捨てられようとしているんじゃないかという思いにさせている。後期高齢者医療保険証が送られて、そんな思いをさせることを、私は政治がやってはいけないと思うんです。
高齢者の命をおろそかにする国に未来はない
総理、高齢者だけ切り離して、肩身の狭い思いをさせるような社会、医療を受けることをためらわせるような社会、日本をこんな社会にしていいと思いますか。
日本の社会というのは、高齢期を迎えれば、七十七歳ならば喜寿だ、八十八歳ならば米寿だ、卒寿(九十歳)だ、白寿(九十九歳)だ、高齢をみんなで祝う社会だったじゃないですか。それが高齢を迎えたら、この社会に居心地が悪くなるような、そんな制度をつくっていいのかということを、私は率直に総理に問いたい。
更に福田総理の答弁の後歴史的質疑をこう締めくくった。
小池 持続可能というけれども、私は高齢者のみなさんが、この国に生まれてよかったと思えないような政治、こんな政治に未来はないと思います。お金のことをいろいろ言うが、財源を理由にして、まず真っ先に高齢者の命をおろそかにする。高齢者の医療から削る。こんな国に未来はないですよ。
「暮らしが苦しいから、まず年寄りの暮らしから削ろう」、こんな家庭は日本中一つもありません。
私は、後期高齢者の制度を新たにつくるというのなら、「七十五歳まで長生きしておめでとうございます。今日から医療費は心配ありません、最高の医療が受けられます」。これが私は政治というものだと思います。
国会には、後期高齢者医療制度廃止の法案も、私たち出しておりますし、ぜひこれも議論しましょう。(首相は)問題があるということを、先ほど認めるような発言もしています。始まってからの見直しでは遅いんです。ただちに四月の実施を中止をし、撤回をすることを求めて質問を終わります。
高齢者頑張れ!
小池晃頑張れ!
日本共産党頑張れ!
あ 自分だ!again!
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テーマ:後期高齢者医療制度改革 - ジャンル:政治・経済