fc2ブログ

ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

日本共産党の基礎組織である支部から世界に発信します 多くの支部がブログを開設され、交流を期待しています

今度は、日野自動車で「偽装出向」

7月31日以来、「偽装請負」を一面TOPで何度も積極的に取り上げ、社会問題として広く知らせた朝日新聞。

今日は、次の新手の脱法行為として、トヨタの連結子会社である日野自動車(トラック・バスでは日本一と言っても良い企業)で、「偽装出向」が1,100人もの規模で行われていることを告発した。

大企業は次から次へと“法の抜け道”を探し出して、労働者を搾れるだけ絞ろうとする訳である。
労働者が積極的に内部告発をしないと見逃されるような事例が増えてきたが、これに抗して闘う労働者も青年のなかに広がって来つつある。

私たちも、その一員としてがんばって行かなければならない。

光洋シーリングテクノの場合は、トヨタの有力下請け企業ではあったが、厚生労働省は「偽装請負」をやっていたコラボレートを業務停止処分にした。
今回の事例では、日野自動車はトヨタの連結子会社であるだけに、トヨタの責任は一層大きい。
社会的責任(CSR)と法令順守(コンプライアンス)を声高に叫んでいる企業には、それだけの社会的責任を雇用面でも果たしてもらわなければならない。

*********************
日本の未来のために!


*********************

先日のコラボレートの業務停止に関する報道も、しんぶん赤旗より二日間も速かったが、このニュースも朝日のスクープのようである。

主なところを、引用しよう。

asahi.com(10/6)

【 トラック製造大手の日野自動車が、実態は労働者派遣なのに出向契約を装う「偽装出向」で、人材会社から約1100人の労働者を自社工場に受け入れ、働かせていたことがわかった。】

【社会問題化している偽装請負と同様に、使用者責任をあいまいにしたまま、人員調整をしやすくする違法な手法がメーカーに広がっている実態が浮かび上がった。】

 【出向は、人材会社が営利事業として行うことは、労働者を商品のように売り買いすることにつながりかねないため、禁止されている。】

【 メーカーが工場労働者を外部から受け入れる場合は、労働者派遣法に基づく正規の手続きをとらなければならないが、出向契約を装うことで免れていた。派遣の場合、1年以上経過すると直接雇用を申し込む義務がメーカー側に発生するが、こうした義務を回避する狙いがあったとみられる。
 また、派遣の場合、労働者の社会保険加入状況を日野側が確認する義務があるが、出向の場合はない。
。】

請負の場合は「偽装請負」だとして許されない正社員による指揮命令も出向契約だと可能だ。偽装出向は工場の現場を調査しただけでは発覚しにくく、偽装請負以上に製造業に利点が多い。】

【日野自動車 トヨタ自動車の子会社で、トラック・バスなど商用車を生産する。普通トラックの販売台数は、05年まで33年連続で国内首位。06年3月期の連結売上高は1兆1969億円。 】

偽装請負に関する朝日新聞のWeb版特集面は
ここをクリック
スポンサーサイト



テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://polarisjcpmetal.blog78.fc2.com/tb.php/4-7b9249f9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)