四百席ほどという客席は前方も含めてほぼ満席。後方には立ち見の人も出るほど盛況で熱気にあふれたものになりました。

この討論会には、現職の山崎市長や、民主党の推薦を受けた吉田ひろし氏や、元市議の高山氏など、立候補予定の6名が参加。
清水とし子さんも、もちろん参加して質問に答えました。
それぞれの候補が、自らをアピールすると共に、コメンテイターの質問に答える形で政策を説明しました。
「しみんずサポーターネット」にレポートが書かれていますので、そちらを御覧いただければ雰囲気が解りますが、
印象としては、清水とし子さん の話が、市民の意識にピッタリ来て、かつ明瞭で解りやすく、かつ具体的でした。ここをクリック
山崎市長は、全く気迫に欠け、やる気が感じられませんでした。
もう死に体といえる状態です。話もしどろもどろで何を言いたいか明確に伝わらない中で、“実績”を強調していて、会場は白けました。なにしろ、その実績と言うのが「財政健全化に成功した」「福祉を改善した」など実態とは全く反対の話ばかり。
候補者の高山氏がこれを具体的数字を挙げて批判していました。
その高山氏も自ら山崎市長の提案の99.5%に賛成した事実には、当然口をつぐんでいました。
吉田ひろし氏には、マニフェストで書いてある項目に、殆ど具体的方策が無いということが解りました。
贔屓目を差し引いて市民の目で見ても、清水とし子さん の話がもっともぴったりくるものでした。
討論の進め方は、主催者が提起する課題(あらかじめ各候補には知らされている)に対して順次語ると言うものです。
最初は、【現状認識】【ビジョン】【すぐやる重要政策】を一人5分の枠で、語りました。
高山氏は、自らも殆ど賛成してきたはずの、山崎市政を元気な大声で徹底批判。野党ポーズを取るのに力を入れていました。
吉田氏は、財政破綻の状況を指摘し、オリンピック招致反対の市民運動を評価する発言をして、運動参加者の票を盗み取る作戦がありありと見えていました。招致に賛成した民主党の推薦を受けていることには、当然口をつぐんでいました。
清水とし子さん は、山崎市政による高齢者福祉切捨て(▼20億円)や教育切捨て(▼15億円)の状況を具体的事実や、予算の削減状況で示し、また様々な市民負担増が100億円にのぼることを指摘。これらが人工島や、オリンピック招致のために使われたと暴露しました。
そして、これらのムダな大型公共工事をやめれば、「子育て日本一」にする政策や予算は充分実行可能であるというビジョンを示しました。
討論は、続いて個別テーマに移りました。
① 財政再建
② 庁内マネージメント
③ 福祉問題
をそれぞれ2分の枠で発言。
山崎氏は、どの問題でも解決策を示せず、だらだらと“実績”を披露し、持ち時間を絶えず超過していて、品性の無さを見せていました。
高山氏は、ここでも山崎批判に集中。いまいち自らの政策は解り難く思えました。行政改革のメインが市職員と人件費の削減というのも本質を捉えていない論点でした。高山氏も度々時間オーバーを繰り返していました。
ここでも、清水とし子さん の簡潔・明瞭・具体的な話は他の候補に比べて解り易いものでした。地場中小企業に仕事を発注することで、税収も雇用も確保できるという視点を提示されたのは清水とし子さん さんだけでした。
また、全ての発言が、時間内に終わり、誠実さが伺えました。限られた枠で意志を表明するという能力はTOPに立つ人間として重要な資質です。
討論では、次にコメンテーターとの3分間の枠での個別応答を行い、最後に、2分間で言い残したことを追加発言する場となりました。
他の方の発言は、これまでの発言の繰り返しが多い中で、清水とし子さん は、偽装請負やサービス残業など、若者の雇用問題を唯一とりあげ、「働く者の権利を知らせる大キャンペーンを、それこそオリンピック・キャンペーン以上に積極的に行なう」と宣言しました。
清水とし子さん は、この場の雰囲気を察し、個々の候補者に対する個人攻撃は一切行なわず、自らの政策を解りやすく展開し、好感がもてました。
まずは、成功したのではないかと思います。
なお、この催しには、日本共産党などが開催する催しで、よくお見かけする人々は、ほとんど来ていなかったようです。
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ありがとうございました。
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