保守主義者に政権が転換したフランスで、これまでとは全く違った外交方針が表明された。
イランの核開発問題で、フランスの外相が「選択肢は戦争だ」と言ったらしい。
イラク戦争についてブッシュから「古い欧州」と揶揄されたことを受けて、
「欧州の伝統的考え方では、イラク戦争に反対である」と述べた、前政権とは全く異なっている。
この「選択肢は戦争だ」という考えがフランス国民の多数派だとは思えない。
同外相は「対話が最優先の選択肢だ」と、これに引き続いて言ったようではあるが、前言を見逃すわけには行かない。
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イラン核問題
仏外相「戦争に備える」
2007年9月18日(火)「しんぶん赤旗」
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【パリ=山田芳進】フランスのクシュネル外相は十六日にラジオ番組に出演し、イランの核問題について、世界は「最悪の事態」すなわち「戦争」の可能性に備えなくてはならないとの考えを示しました。
クシュネル外相は、現時点において「これ(イランの核計画)よりも重大な危機はない」とし、同国の核兵器は「世界全体にとって正真正銘の危険」となりうると強調しました。
その上で同氏は、対話が最優先の選択肢だとし、イランが濃縮ウラン製造を中止するよう「最後まで交渉しなければならない」と述べました。
一方で、交渉は続けながらも、資産凍結などの経済制裁を欧州として準備することをドイツの提案で決めたと紹介。フランス独自の対応として、石油・ガス会社などに対し、イランへの投資を停止するよう求めることを決定したと述べました。
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