中央委員会総会決定の 全員『読了』という方針の転換である。
この問題でも、私はこれまでの党大会に向けた『議案討議』の意見書に書いてきたし、この第5回中央委員会総会の1週間前に開催された党機関の会議でも発言した。
その発言は、全選挙区立候補と供託金の問題と言う、これまでこのブログに書いてきた内容に加えて次のような要旨である。
【長い文章を気も入らずに読み下した党員の数を『読了』としてカウントするよりは、パワーポイントなどを使って、エッセンスを短時間で解説し、それを元に参加者で討論した方が良いのではないか? それに参加した人は読了扱いにできないか?】
そして、「志位委員長の結語」では、以下のように提案された。
【中央、都道府県、地区、支部の責任ある立場の同志が、五中総決定の全体をふまえて、適切な時間、たとえば一時間ぐらいで、中心点はここだとしっかりと説明をする。それにもとづいて議論をする。そうすれば中央決定を徹底したとみなすことにしていきたいと思います。】
これは、私の言っていたこと“そのまんま”です。
この点でも、この「結語」は歓迎したいと思います。
(執筆者-S)
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「志位委員長の結語」の関連部分は、【続き】をどうぞ。
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「志位委員長の結語」の関連部分
五中総決定の徹底――読了を中心にすえつつ、党の現状に即したやり方も
最後に、採択されるであろう五中総決定の全党員への徹底について、のべておきたいと思います。
幹部会報告では、中央決定の徹底の立ち遅れという問題を指摘いたしました。中央委員会総会の読了が、三割台前後というところにとどまっている現状を、抜本的に打開する必要がある、そのさい「党の現状に即したやり方」で抜本的に打開するということをのべました。
「党の現状に即したやり方」とはどんなやり方かという質問がよせられましたので、具体的にのべておきたいと思います。
中央決定の徹底にあたっては、やはり文書の読了を進めることを、その基本として引き続き中心にすえていかなければなりません。
同時に、活動に参加する意欲や意思を持ちながらも、さまざまな条件のために、なかなか文書の読了に至らない同志も少なくない という実情もあります。
たとえば党費の納入率は、これは引き上げなければならない数字ですが、今年に入って63%です。しかし、その63%と比べても30%前後の読了率というのは、半分以下にすぎません。党費を納めている同志は、当然、党員としての自覚を持っている同志ですが、その半分以下にしか決定が徹底しないという実態があるわけです。決定を読めていない同志の条件というのはさまざまで、読む気になれば読める同志もたくさんいるわけで、さきほどのべたように徹底の基本としては読了を中心にすえることが必要ですが、なかなか読了に至らない同志もいるという現状もあります。
それを考慮して、しかるべき責任ある同志が、五中総決定の中心点をよくつかんで報告し、報告にもとづいて議論すれば、中央決定の徹底とみなすというようにしたいと思います。
中央、都道府県、地区、支部の責任ある立場の同志が、五中総決定の全体をふまえて、適切な時間、たとえば一時間ぐらいで、中心点はここだとしっかりと説明をする。それにもとづいて議論をする。そうすれば中央決定を徹底したとみなすことにしていきたいと思います。
読了を中心にすえつつ、そうした徹底方法もあわせて、中央決定の徹底の抜本的な飛躍をめざしたい。三割前後では、まともな党のあり方とはいえません。すべての党員への徹底をめざしながら、抜本的な飛躍をはかりたいと思います。中央委員会に対する報告としては、読了と徹底をあわせた数を報告するようにします。
五中総決定の徹底と実践、そしてただちに開始される「大運動」の成功、きたるべき総選挙での前進と勝利のために、中央役員のみなさんが心一つに奮闘することを最後に訴えて、幹部会を代表しての結語とします。