講師として、脚本家のジェームス三木さんが「憲法と私」と題して記念講演を行いました。
これに先立って、9条の会・福岡県連絡会の石村善治さんが挨拶を行い、2年前に発足した9条の会は日本全国で広がりを見せ、今では6000を超える9条の会ができていること。また、憲法9条の改悪に反対する国民の声が多くなっているとのこと。今日は身体ごとこの9条を考える機会にして欲しいと話しました。
ジェームス三木さんの話は、相手の立場に立って物事を考えるとよく判る場合があると前置きし、今のアジアの情勢を考える上で、米国の立場から物事を判断すると、米国が世界戦略上、極東の支配をどうやるかという観点から考えると、韓国、台湾は有効な軍事力を保持しているが、日本の自衛隊は、憲法9条があるために他国を相手にして軍事的な動きができないようになっている。
米国はこの制約を外したくてさまざまな画策をしていると見るべきではないだろうかというヒントを投げかけました。
また、注意しなければならないのは、日本の世論操作の方法のひとつとしてアメリカの謀略機関であるCIAが政府レベルやマスコミの内部で暗躍しているのではないかという疑問を投げかけました。
そういえば、先日の、長崎 伊藤市長の射殺事件の際にも、政府レベルの用意周到とも思えるすばやいコメント、政府情報筋の発表の優位性、NHKの対応のすばやさ、資料準備の速さなどから判断すると、やはり内部に何か怪しげな勢力が動いていて、裏工作をしているとしか思えない点が見受けられました。
ジェームス三木さんは、かつてチリーや南米諸国でCIAが暗躍していたことも付け加えました。
そして、世論操作のひとつとして、北朝鮮の脅威をあおるように、ことのほか大きく問題を報道しているのではないかとの疑問も投げかけました。
そのほか、国と政府は違うこと、イラク戦争は、ブッシュ政権がやっていることで、アメリカの国民は反対の意見も多くなっていることを説明し、政府と国は分けて考えるべきだと説明しました。
また、国は違っても、文化の面では通じる点があり、お互いを理解するうえでは、文化は大きな影響力を持つことを強調しました。
最後に人間の生き方について述べ、「いかに生きるか」これが文化の
問題であると語りました。人生であると。
政治や経済はいかに生きるかの手段であって、決して目的ではないと。
「人はどう生きたか」が問われる、と。
ジェームス三木さんの話は、憲法9条に対して決してストレートな内容ではありませんでしたが、一人の文化人として、私たちに、こう語ってくれました。
主役の条件は二つある。
ひとつは、問題解決の処理能力があること。
もうひとつは、人生をもっていること。
憲法9条改悪の問題に対して、みんなで力を合わせて取り組もうではありませんか。
とても有意義な講演会でした。

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