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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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都知事選での「ブリッジ共闘」は可能か?

今日浅野氏が東京都知事選への出馬を正式に表明されました。
私たちはただ一つの石原野党だった共産党の推す吉田万三氏を支持しています。

テレビでは紹介されない吉田万三氏の事を伝える映像を紹介します。
安倍首相や石原知事の言う再チャレンジは椅子とりゲームと同じ、「政治の責任は椅子の数を増やす事」というのはわかりやすいたとえです。

「生きてうれしい東京に!」
いいスローガンだと思います。



ホームページも紹介します。のびのび東京!吉田万三


ある方から次のようなメールを頂きました。
ある方へ
メールではなく名前を伏してこのブログで回答させて頂きますのでご了解下さい。

いつも共感をもって読んでいる、東京の老人です。
 今都知事戦の前哨戦が東京では活発です。
浅野氏がほぼ90%の確立で立候補を固めました。
 そのときあなた方のブログでは早速浅野氏が庶民の味方ではない証拠を提示しました。
しかし、今東京では、いかにして石原都政にストップをかけるかが一大事なのです。多少庶民にとって、不都合なことを過去してきた政治家であっても、もし、石原に対抗できる力も持っている政治家ならば、小異を捨てて、大道につくことって大事ではないでしょうか。
 ファシストの猛毒を征するのに、小さな毒をもって、討伐するのも、賢明な策ではないでしょうか。
私も吉田万三さんの話を聞いて、都政政策、全べて賛成です。しかし、悔しいですが、共産党一党だけの推薦では、やはり、厳しいのです。
 石原を倒す、千歳一隅のチャンスに、浅野氏と何らかの政策協定を結んで、支持ないしは、支持を含んだ、側面協力で浅野知事誕生に力を尽くすのがが、歴史に残る共産党の態度ではないでしょうか。


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以上が御意見の大要です。

ここから、私たちのお返事です。(正式見解というものではありません)

石原慎太郎のファシスト的都政運営への強い怒りがこういう論調に至ることはよく理解できます。

日本共産党の中の一つの支部でしかなく且つ東京都民でない我々が軽々しく都知事選のことをどうするとは言えません。

しかし我々の思いもあります。
それはある方と同じく石原を倒したいということです。
その為には政策的な一致が必要でしょうが、このタイミングでは遅いでしょう。
せめて国民投票法案サスペンドとオリンピック反対の合意があれば沖縄で実現したような方式での共闘のわずかな可能性があるかと思います。

沖縄での4月の参院補選の野党統一に至った背景には、共産党沖縄県委員会の次のような柔軟な対応と政策協定を受け入れる沖縄の素地があった。

参考までにこれを含めて参考になりそうな記事を3つ紹介します。

1.少し古いですがまず沖縄の事を書いているジャンジャンの2月9日の記事

東京都知事選 革新統一候補実現のカギ握る野党共闘
「共産党は憲法、日米安保、消費税問題などでの政策一致や当選後、無所属とすることを条件にブリッジ共闘も検討する」と選挙共闘に前向きの姿勢のようです(沖縄タイムス、1月28日付)。

 共産党県委員会は、昨年末に「候補者としては7月の沖縄選挙区では糸数慶子さん、4月の参院補選では山内徳信さんを最有力候補として、県知事選で共同した政党、団体と話し合いをすすめていきます」という見解を発表していました(「参院沖縄選挙区に臨む日本共産党の基本的立場」)。

 しかし、沖縄タイムス紙の報道によれば、4月の参院補選で統一候補としての山内徳信氏擁立の芽がなくなった段階でも、「ブリッジ共闘も検討する」と再表明しています。この姿勢は、沖縄の野党統一にとってだけでなく、全国の革新統一を考える上でも、明るい展望をもたらしてくれるものです。




2.都知事選のことを継続して書いている共産党員サイトの
伊東勉の「言いたい事、伝えたい事。」の
第82号 リンク先ブロガーが大変な事に!/必要な都知事選の報道は?
から紹介します。

 

 2月4日の集中地方選挙の結果を受けて「共産党は選挙終わるまで何もするな」という新聞記事が出て、それに影響された形で「選挙から手を引いて、民主党の下で影響与える“圧力団体”になれ」なんて意見まで飛び出している。そういう流れの中で果たしている役割の割にはずいぶん冷遇されている。

 
 一つは予定候補者が何をしようとしているのか、それを明らかにする機会を作ること。(討論会など)ちなみに前回知事選は、石原さんがこういう機会から逃げたので…。
 もう一つは、各政党が東京都政でどういう役割を果たしたかを検証する機会も作ること。石原氏も語っていましたが、今の所「反石原」のスタンスをとる民主ですが、これまでは石原都政に反した時はありません。政党がスタンスを変えるときには、キッチリとした“みそぎ”をしないと、後で簡単にブレるものです。




3つ目にペガサス・ブログ版の
民主党は“red herring”か? という記事も2大政党性の害悪の本質論として参考になりますので紹介します。


一見尤もらしい議論だが,二つの点で問題がある.一つは,本当に次「善」かということ,二つ目は,自分の投票行動を他人に依存させているという点だ.

英語に“red herring”という言葉がある.文字どおりは薫製ニシンだが,これを引きずった後ににおいが残り,本来の獲物を追うべき犬がだまされてその後をたどってしまうというのが語源のようで,重要なものから人の注意を逸らすもの,という意味だ.最初の点に関しては,民主党はまさにこれに当たるのではないかと思われるのだ.

これまでも,「反自民」の装いで様々な政党が現れては消えていった.古くは河野洋平氏の「新自由クラブ」がある.あの時のメディアの持ち上げぶりはすごかった.そのあとの日本新党など,数限りない.それらは結局は,自民政治に“内容的に”本当に代わるべき政党の成長を妨げるという効果を残しただけではないのか.

民主党に関して言えば,少なくとも九条に関しては,改憲という点で自民と同じであり,先の,教基法に関しても,自分から改正の「対案」を出すなど,同じく改正派であった.

第二の点つまり,「現少数政党では当選の可能性がないから」というのは要するに,ほんとうは,たとえば共産党なり社民党なりがいいのだが,他の人がそう思わない人が多いから,自分もそれに合わせる,という論理と同等になってしまう.あからさまにそういわなくても,他人の投票行動に自分のそれを依存させるということでは同じである.

このような投票行動は過度に保守的な“非線形効果”を持つ.つまり議席が有権者の「本心」に比例しないのだ.そうではなく,多くの人が「第一原理」にしたがって,つまり自分個人が,当選しそうかそうでないかは二の次として,政策的,人物的に最善と思う人に投票するような,そのような政治文化を作ることが大事なのだ.多くの人がこのような投票行動を取るようになれば,劇的な議席の変化も起こりやすくなるだろう.つまりむしろこれこそが「政権交代」への最短コースであろう.

そのような文化を時間をかけて育てるべきであり,一つの選挙の結果だけを近視眼的に見て,「次善」「次善」と言い募ることは,保守的な投票行動を無限に温存することにつながるのだ.

そうは言っても今度の参院選で自公が勝つとたいへんなことになる.なんとかして民主党(またはその一部)を含む護憲共闘を成立させなければならない.



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最後までお読み頂き ありがとうございました。
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コメント

阻もう自公、みんなで共闘!

お久しぶりです。実はパソコンの修理のため更新が遅れていました。三月初旬にTBをいただいていたようですが返事が今になって恐縮です。私は国政ではずっと社民党を支持していますが、県知事選挙では共産党推薦の平野さんを支持します。都知事選挙では、吉田さんの善戦に期待しています。阻もう自公、ファシスト石原でみんなで共闘しましょう!

  • 2007/03/30(金) 03:05:27 |
  • URL |
  • 日本国憲法擁護連合 #-
  • [ 編集 ]

今度ばかりは共産党さんに同意できません。
ファシストの三選を許すと日本は取り返しのつかないことになる!
共産党よ、大人になってください!

  • 2007/03/14(水) 01:21:17 |
  • URL |
  • 藤野高嶺 #-
  • [ 編集 ]

反石原のトラックバック募集中

「反石原」の立場で書かれたエントリーがありましたら、是非ここにトラックバックしてください。また、ここにあるバナーも、ご自分の態度表明の道具としてご自由にお使いください。自作のものがありましたら紹介させていただきますので、お知らせください。浅野さん支持か吉田さん支持かは問いません。
http://bund.jp/modules/wordpress/index.php?p=347
(方式の違いかトラバできませんのでコメント欄にて失礼しました)

こんばんは、美しい壺のやっしゃんです
共産党は候補を降ろせなんて、随分自己中な意見ですね
自分は都民じゃないけど、石原が知事の座に居座ってることにがまんできないから、都民なら選挙状況を見て吉田さんか浅野さんのどちらかに決めると思います
接戦なら浅野さんに投票するでしょうねぇ・・たぶん
ようは、都民一人一人が最後に判断すればいいわけで、もし石原が再選したとしてもそれが民意ならしょうがないでしょって考えです
あと、避けたいのは、吉田さんと浅野さんで票が割れ石原が当選ってパターンで、民意と違う結果になった場合ですかねぇ
1位と2位の決選投票なんて制度があれば一番良いんですが・・・
なんだか、自分みたいに共産党を応援してるだけの人間でも、いろいろと考えてしまう
そして、よくわからなくなってきた・・・ということでまた来ます
党員のみなさんがんばってください

  • 2007/03/09(金) 00:54:09 |
  • URL |
  • やっしゃん #-
  • [ 編集 ]

 今晩は。そしてはじめまして。
 文中ご紹介いただいた『伊東勉の「言いたい事、伝えたい事。」』の作者の伊東と申します。拙稿をとり上げていただきましてありがとうございました。

 まず皆さんにあやまらなければいけない事があります。文中、コメンターとの話を紛糾させてしまい、喧嘩別れにさせてしまいました。皆様の活動を無にするような行動をしてしまい、真に申し訳なく思います。

 自分の記事の中では、都知事選挙に限らず、興味本位の政治報道が続く中、本当の視点は何が必要なのか、共闘のあり方はどのような形がいいのかということを自分なりに提案してきました。

 先に書いたような失敗をしてしまいましたが、これからもその視点から「自分達の提案」を書いていく事にします。

 私とは比べ物にならないくらいのプレッシャーとたたかいながら仕事にも、活動にも頑張っている皆さんの頑張りが、その存在だけでも職場を励ましていると思います。これからも「生きる事、活きる事」に対して頑張ってください。私も自分の出来ることから頑張ります。

 その内またおじゃまします。今日は失礼します。

  • 2007/03/08(木) 18:52:38 |
  • URL |
  • 伊東勉 #cy1EP8xw
  • [ 編集 ]

まんぞうチラシ、まんぞうビデオ、そして「浅野氏の実績」集計も

中小業者の立場から好きな商売続けるために営業とくらしを守る運動を行っています。

「平和だからこそ商売繁盛」を合言葉に、からだの不自由な方々にも優しい世の中であって欲しいと願っています。

東京の民商(みんしょう)でつくる連合会の東商連は、「住民税増税、医療・介護保険負担増の直撃を受け、自殺者の増大など深刻な実態が広がっている」と指摘する、革新都政をつくる会が擁立する吉田万三さん(革新無所属・日本共産党推薦)を都知事候補として推薦しました。

東商連のホームページでは「都知事選挙:吉田万三さん特集」を開設しています。
http://www.toshoren.jp/Ctg-Toshoren_Undo_News/Yoshida_Manzo.html

「政策編」「生い立ち編」「実績編」「医療・福祉編」と要点別に分割編集した「まんぞうビデオコンパクト版」や「日の丸・君が代」の強制や学校現場へ干渉せず憲法にもとづいた教育行政を推進する他、子どもたちのすこやかな成長をはぐくむ教育を宣言する「都政改革プラン」の分野別ビラなど資料のダウンロードのご案内、中小業者向けニュースの掲載などあります。

万三さん応援の参考にご利用ください。

※民商・東商連は50年以上の歴史のある非営利団体です

TBありがとうございます

TBありがとうございます。
弊ブログは、貴ブログとは立場を異にし、全力で浅野史郎さんを支援しますが、早くから出馬表明されていた吉田万三さんおよび吉田さんを推薦する共産党さんには敬意を表します。
互いに全力で石原に立ち向かいたいものだと思います。

  • 2007/03/07(水) 23:56:10 |
  • URL |
  • kojitaken #e51DOZcs
  • [ 編集 ]

1.非国民通信さんの分析、なかなか参考になりますね。
2.最初に石原ゴーマン都政を告発し、国民の怒りを喚起した日本共産党と日本共産党も参加する「明るい革新都政をつくる会」から立候補していた吉田氏の政策や共産党では石原都知事に勝てないと思ったんでしょうか?
3.「打倒石原」を望むのであれば、最初に立候補している吉田氏と「共闘」とか「戦線」とか話し合うってのも必要だったのでは?
4.そうではなく後から立候補した浅野氏支持者から「吉田氏が降りろ」って言う論調も出てきているわけですけど感情的になっているね。これって石原陣営の思う壺ですね。
5.これで浅野氏が負けたら、「共産党戦犯」論が出てきますよ。愛知で出ましたから。事実を抜きにしてね。森田実氏だったね。
6.沖縄や香川の例もあるんだけれど、浅野氏の立候補表明が遅れたのは、「政策・共闘調整」を求める声を封じる役割・狙いがあったような穿った見方ってのも、どうでしょう。
7.「分断」のためには、最高・絶妙の人選とタイミングかもね。

  • 2007/03/06(火) 22:54:06 |
  • URL |
  • コミュニスト #-
  • [ 編集 ]

私はこう思います。共同でたたかうにはやはり政策協定が必要でしょう。真の民主主義を確立する意味ではペガサスさんの意見に賛成です。そして浅野さんが今までどういうスタンスで政治に携わってきたかも問題です。そしてもうひとつ大事なことは、石原都政を堂々と批判し、ここまで追い詰めてきたのは、共産党の鋭い、しかも粘り強い論陣ではなかったでしょうか?私はここで、吉田万三さんへの支持を、従来の偏見を取り払って広げるべきだと思っています。

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大局を見誤るな!――都知事選挙によせて

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  • 2007/03/09(金) 14:26:00 |
  • 土佐高知の雑記帳

東京を変えたいね、吉田さんで・2

今日の「しんぶん赤旗」一面に 吉田万三さんと都政転換  各界459人が賛同 連名アピール  が。 以下、記事より  東京都知事選(三月二十二日告示、四月八日投票)を前に 「吉田万三さんとともに

  • 2007/03/09(金) 00:09:42 |
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浅野史郎さんが東京都知事選に正式出馬表明

まず3月6日の毎日新聞の記事を引用する。http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070307k0000m010097000c.html都知事選:浅野氏が正式出馬表明 石原知事の政治姿勢批判 前宮城県知事の浅野史郎慶応大教授(

  • 2007/03/07(水) 23:57:19 |
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