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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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興味弾かれた池辺晋一郎さんと志位委員長の対談

作曲家の池辺晋一郎さんと日本共産党の志位委員長が対談しています。
しんぶん「赤旗」日曜版1月14日紙上でのことです。

sii&ikebe


音楽(特にクラシック)愛好家の筆者にとっては、とっても興味の引かれる対談でした。
冒頭に志位委員長が若かりし頃作曲家を志したこともあり、今も趣味ではピアノを弾いているらしいことが披露されました。

憲法前文と9条は合唱曲として作曲しているという池辺氏に志位さんは「今度『オペラ日本国憲法』も書いていただければ」と注文する場面も。

話は、合唱組曲「悪魔の飽食」の中国・南京公演や志位さんの韓国訪問で触れた人々との熱い交流に進み・・・

そして、私も好きなショスタコーヴィチに話は展開します。
志位さんは「最初は、旧ソ連のスターリン体制に適応した作曲家というイメージが強かった」と、自らの誤った認識を正直に述べた上で、「しかし、バイオリン協奏曲のいくつかを聴くと、大変な作曲家だなと思って随分ギャップを感じるようになりました」と認識の発展を語ります。

そしてヴォルコフの「ショスタコーヴィチの証言」に話は移り、「スターリン体制への抵抗の精神が一貫してあったと」と語ると、池辺氏は「私は中公新書で、その本のあとがきを書いています」とかみ合います。
その上で、「証言」は偽書だという話にも触れながらも志位さんは「音楽が政治の悪に対する抵抗の手段になるということはさまざまな形であるんですね」と語ります。

池辺氏は「音楽は最も抽象的な芸術といわれていて、音楽を聴いてそこに大きな思想が文学のように見えると言うことはありえない。けれども、音楽をもって抵抗するということもできるんですね」と応じ、
ショスタコーヴィチの「交響曲第9番」談義に移ります。
スターリンは「ショスタコーヴィチの第九がベートーヴェンの第九に匹敵するようなスターリンへの重厚長大な凱歌を書くと思ったら、」肩透かしをくらして足取りの軽い明るい曲を作った、という話に花が咲きます。
池辺氏は肩透かしだが曲はすばらしく「第九」に値します。と締めます。

次に話は調性という全く抽象的な世界に飛び、古来より調性には性格があるが、これはいまだに科学のメスで解明されていないと言及され、しかし確かに調整には独自の性格があるとして、ハ長調、ハ短調、イ長調、ホ短調などの性格を語ってゆきます。

音楽好きの私などにはたまらなく面白く嬉しい対談ではありますが、縁遠い方にとっては、極めてマニアックな話かもしれません。

ここまで概要をお話しても対談の2/3までで、全部で3ページにも及ぶ破格の音楽対談です。

音楽好きの方! 是非日曜版1月14日付を改めてお読みください。
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