TPP (環太平洋パートナーシップ)についての意見です。
東大教授 戸堂氏 と 京大助教授 中野氏の意見。
戸堂氏は 経済成長を 技術の進歩にだと言い、開国し グローバル化を進めるべきだと説いていました。
しかしながら TPPは アメリカの世界戦略であると言う本質を 見落としている点で 机上の空論の域を脱していないと思いました。 しかも、日本の大企業はすでに海外に 主要工場を移転して島っているのです。
今、必要なのは 政策的な雇用の拡大と、公共投資による内需の拡大だと思います。
一方、中野氏の主張は 国内需要によって 企業は伸びてきたと言う 足が地についた論理の展開です。
よくわかります。
国内生産が多かった 20数年前 M電器では 国内に協力工場がたくさんありました。
協力工場の 生産技術の向上で M電器自体も いい製品を作り出していました。
しかし、今では 海外の賃金の安い国に 生産工場を移転してしまったので、生産技術のフィードバックが的確にできない状態になり、新製品の開発は停滞気味です。 残念なことです。
また、TPPは アメリカの世界戦略に乗ろうとする日本の一部大企業のプランであることを指摘し、デフレが進み、円高で国民の生活はますます悪くなる一方だと説明しています。
日本のGDPに占める輸出産業の占める割合は20%で、TPPは この20%のために大多数の国民経済を踏みつけてしまう危惧があります。
20%の輸出よりも、内需拡大が重要だと言う主張には 頷けるところが多くありました。
この主張の対比 明らかに 京大中野助教授の TPP不要論に 軍配を挙げます。
戸堂氏が 抽象的な論を展開していたのに対し、中野氏の論調は はるかに具体性に富んでいて、読む人にわかり易かったです。 (Y)
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