2013年7月25日(木)
今回の参議院選挙で、国政選挙では初めて 『解禁』 となったインターネット
空間での選挙運動 の成果は、どうだったのでしょうか?
若い人たちの政治参加を促し、若年層の投票率を上げることも一つの目的で
あったはずが、投票率は前回を6%前後低い結果となりました。
だからといって、『ネット解禁』が失敗したと云う訳ではないと思います。
今後、何度かネット選挙運動を実施してゆく中で、有権者も使い勝手が解って
きて実用レベルに活性化されてくると思いますし、そうなるよう期待します。
私は、選挙運動が始まる前から(というか、この法案が通った時から)、
これは自民党にとって圧倒的に有利に働くだろうと思ったものです。
何故なら自民党には大手広告代理店や有名IT企業が着いているからです。
もちろん着いていると言ってもボランティア的ではなく、商業ベース
ではありますが、自民党には莫大な『政党助成金』がありますから。
一方で、そのような広告代理店やIT企業に大金を払わなくても、個人レベルで
放送局のような活動ができると云う、「貧者の一灯」的な利点もあることは確か。
おとといの NHK 【クローズアップ現代】 では、前者の事例として落選した
自民党候補を、後者の例として、緑の党の三宅洋平さんを取り上げていました。
検証 "ネット選挙"
NHK 【クローズアップ現代】- 2013年7月23日(火)放送
この番組を見る限り、今回は主として「候補者」ないしその「支持者」や「勝手連」
の人々、すなわち支持を訴える側からの利用が中心で、有権者側からのアクションが
それほど見えて来なかったのですが、今後は三宅洋平さんのような活用され方が
増えてくることだろうと思います。
その三宅洋平さんの活動の後で紹介されたのが、各党の党首の ツイート 状況。
党首本人の『つぶやき』が、どの程度『リツイート』されたかを『拡散力』として紹介
そこでは、日本共産党の志位委員長の 『つぶやき』 の拡散力が格段に高いことを
他党の党首の状況と比べて解説されていました。

『拡散力』 の比較。 日本共産党の志位委員長が 234.0 で、
自民党の安部総理の 195.4 を圧倒している。他党は一桁下。
(画像は、【JUNSKYblog2013】さんのブログから拝借;以下同様)
また、党首だけではなく、候補者も含めた Twitter投稿数 (リツイートは含まず)
も、日本共産党がダントツだったということも紹介されていました。

日本共産党の志位委員長と候補者のツイート数は、1万件を超えていた!
他党を大きく引き離している
この状況は、参議院比例での5議席目や、吉良よし子さんが3位になったり、
京都・大阪で競り勝ったことに貢献している可能性があります。

ネットの選挙運動を参考にした有権者の世代別比率
(出口調査;すなわち実際に投票した人々の世代別比率)
やはり、実際に投票した人々の中でも事前調査と同様、若い世代ほど参考にした
人が多かったようですが残念乍ら若い世代ほど投票率が低いのがハッキリ解ります!

前回参議院選挙での世代別投票率。
今回の世代別投票率を私も検索してみましたが見つかりませんでした。
どなたか、御存知の方は教えてください。投票用紙には年齢を書かないので、
選挙管理委員会しか正確には解らないことだと思います。
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【 NHK クローズアップ現代 へのリンク 】
検証 "ネット選挙"
放送まるごとチェック
NHK 【クローズアップ現代】- 2013年7月23日(火)放送
放送した内容すべてテキストでご覧いただけます
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