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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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原発事故で放射能拡散

 放射能が 広い地域に広がっています。

遠いところまで飛んでいって、ほうれん草や 牛乳、簡易水道の水まで 汚染してしまいました。
政府は 「現段階では、健康には問題ないが、出荷はしない」という 変な見解。
手をかけて作った 農業や 牧畜業の 従事者は 困惑しています。
この状態では 東電と政府で 十分な保障をするのが 道理です。

もうひとつ心配なのは 放水した水の行方です。
大気の汚染、放射性物質の検知は 各地でやられています。
水の行方、海水の汚染は フォローできていません。
やっていても 公表してないだけでしょうか?
このあたりも 国民を、漁民を ないがしろにしています。

一番 人間をないがしろにしていると思ったのは、第一線で決死の作業をしている人に対して、被爆の限界を 100ミリシーベルトとしていたのを、一挙に 250ミリシーベルトに許容したことです。
今、がんばってください。 後で症状が出るのは また、そのときに、と言った非常に無責任な姿勢です。
ホントに腹が立ちます。

私の好きじゃない 石原君が 東京消防庁のレスキュー隊を 4時間の限度であるにも関わらず、政府は、7時間も稼動させたと言って起こるのは、道理があります。
政府の要人が、命令だから放水をやれと 脅したり 理不尽なことがまかり通っています。
でも、レスキュー隊の体長さんは わが身を削って、冷静で すばらしい行動でした。
かたや、法治国家・日本はどうなっているんでしょう。人命軽視が目立ちます。

ついでに、フランスの原子力安全局の見解を紹介します。
(フランスは プルサーマルの核燃料MOXを日本に供給しています。)

フランス原子力安全局(ASN)のラコスト局長は15日、福島第1原発の事故は、国際原子力事象評価尺度(INES)で上から2番目の「レベル6」に相当するとの見解を明らかにした。

 原発事故は、国際原子力機関(IAEA)が決めた8段階(0~7)のINESで深刻度が示される。局長は、15日に2号機で発生した原子炉格納容器設備の損傷などを受け「事故の現状は前日(14日)とまったく様相を異にする。レベル6に達したのは明らかだ」と述べた。また「原子炉格納容器は、もはや密閉された状態にない」として、放射性物質が放出された可能性に言及した。ASNは政府から独立した立場で、原子力関連機関の安全を監視する公的機関。

 過去の被ばく事故の中で最悪なのは、1986年のチェルノブイリ原発事故で史上唯一のレベル7。炉心溶融後に原子炉が爆発、炎上し、大量の放射線物質が欧州や日本、米国にも到達。約500万人が住む地域が汚染され、被ばく量は100ミリシーベルト以上で、05年の国連報告では作業員ら50人、子供9人が死亡し、将来4000人が健康に影響を受けて死亡すると推定された。

 炉心の一部が容器の底に溶け落ちた、79年の米スリーマイル島原発事故はレベル5。日本で最悪の原子力事故は、99年、東海村臨界事故。作業員2人が大量の被ばくで死亡し、レベル4だった。

 経産省の原子力安全・保安院は12日夜の記者会見では、今回の事故を「暫定的にはレベル4」との見方を示していた。レベル6ならばレベル5のスリーマイル島の事故も超え、日本で最悪の事故になる。

今日も 白い蒸気や 黒い煙、グレーの煙が立ち上りました。
一刻も早い 鎮静化、収束を願うばかりです。       (U)

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テーマ:原発事故 - ジャンル:ニュース