7/18に行われた「全国都道府県委員長会議」への
志位委員長の報告とまとめ
新しい日本への道は日本共産党の前進にかかっている
が掲載されています。 昨日付け概要は、ここをクリック
(2/20午前中の段階でWebにUPされていないので、キーボード入力)
7月21日追記:Web版は、ここをクリック (なお7月21日は、新聞休刊日)
これは、先日(7/16)に発表した
【解散・総選挙にのぞむ日本共産党の基本的立場】
で展開した『方針“発展”⇒変更』 を全党に徹底し、
21日の解散に備えるためのもののようです。
内容的には、16日に発表された内容と同じですが、
16日の発表の場合は、記者との 「一問一答」 の内容が方針変更をリアルに描いているように、
18日の会議でも、方針の説明よりは、
【いくつかの質問について】 と
【志位委員長のまとめ】 の方に注目します。
その前段として、民主党への論戦について
「これらの問題点(憲法・消費税・比例削減等)を批判することはもちろん重要であり
民主党に期待を持っている人々にも受け入れられるように、具体的な事実の提示、
客観的な情報提供というも形も工夫しながらおこなうことが大事」と延べています。
どこかで聞いたことのあるフレーズですが・・・
【いくつかの質問について】 の一部を抜書きすると
※ 幹部会声明が内外の注目を集め、歓迎の声が多数寄せられている。
(1) 5中総の「総選挙方針」に変更はあるか?
⇒ 無い。「比例を軸に」「2票論」(「2票論」との表現は如何なものか?)
(2) 民主党への評価を変えたのか?
⇒ 基本的評価、認識はいささかも変えていない。
(3) 都議選の論戦との関係は?
⇒ 都議選の政治的論戦に弱点があったという認識から
この方針を作ったわけではない。
【志位委員長のまとめ】 の一部を抜書きすると
第一 (都道府県委員長からの)「発言を通じても、幹部会声明(『方針変更』)
が積極的に受け止められ、すでに大きな威力を発揮している」
「声明を身につけて訴えたら、がらっと訴えやすくなった」
「国民の気持ちにぴったりあって、党の役割を押し出せる」
第二 国民に訴える際には、声明の考えをよくのみこんで、自由闊達に、
それぞれのやり方で行いましょう。
第三 やるべきことをやり尽くす。8月18日公示日までに得票目標の2倍の支持拡大
第四 「比例を軸に」を貫き、比例代表を「自らの選挙」と位置づける。
【総選挙勝利をめざす活動方針】 では
「足を踏み出す動きが全国に広がっているが
勝利に必要な飛躍をつくるには至っていない。」
「勝利のためには、どうしても活動の飛躍が必要です。」と述べ、
(1) 8中総が強調した「全党決起」のための3点(省略)の重要性
「全党員が立ち上がれば勝てない選挙は無い」という“不滅の鉄則”を
今度こそ文字通り実践する。
(2) 比例代表選挙を「自らの選挙」として底力を発揮してたたかうことを
“特別の意識性”をもって貫く。
「『国政選挙の影が薄くなる』傾向が、党内に生まれていることは重大な問題」
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こうして、箇条書きにすると突っ込み処満載ですが、敢えてツッコミを書かなくても
解ってしまうところが、現状の到達点を物語っています。
ひと言だけ書けば、方針転換で「訴えやすくなった」ということは裏を返せば
従来の民主党を自民党と同列に扱う批判は、国民の意識にマッチしていなかった
訴えにくかった、すなわち誤った方針であったことを認めているのでしょう。
にも拘わらず、都議選の論戦に弱点があった訳ではないと居直ってしまう。
率直に「提起した方針が誤っていた」事を認めて仕切り直す方が良いと考えます。
そういうところを曖昧に誤魔化したままで、決起を訴えても、
「勝利に必要な飛躍をつくるには至っていない。」と言う状況が一挙に改善される
とは思われません。
全党員が立ち上がることだけが強調されていて、
「何故少なくない党員が立ち上がらないのか?」
の分析無しのままでは、この事態は解決されないでしょう。 (S)
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以下に、7月21日付けWeb版記事 を、そのまま引用します。
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