要介護認定の基準です。
この4月から、この基準が変えられます。
早く言えば、サービスが受けにくいようになるのです。 時代の流れと国民の要求に逆行しています。
厚生労働省は、介護に当てる費用を少なくするためにこういうことを考えています。
3月22日付けのしんぶん赤旗の日曜版に その一部が紹介されています。
例えば 身体に麻痺がある場合 今までは日常生活に影響があるかどうかで判断されていました。
しかし、新しい判断基準は、腕が肩まで上がれば「麻痺はない」とみなされます。
座位保持については、今までは10分程度椅子に座れるかどうかで見てきました。新しい判断基準は、1分程度座ることができると、座位ができると判断されます。
移乗・移動については、自分ではまったくできない人は全介助となっていました。ところが新しい認定では、寝たきりの人は、移乗・移動の機会がないとして「自立」しているとみなされるそうです。
なんという 非人間的な基準でしょうか?
腕が肩まで上がっても、物がつかめない場合もあるし、座っていても、3分もするとバランスをとれずに転んでしまうこともあります。また、寝たきりの人は、介助の人がいないと、寝返りすら打てません。
人間は人間で、ものではありません。
今度の新しい認定基準は、寝たきりや介護を必要とする人を、まるで物か、ロボットのように見ているようです。
社会保障予算を切り捨てるのか? それとも 増やして人間らしい介護の環境をつくるのか?
機械的な基準の押し当てで、介護の基準を引き下げるのか?
それとも 要介護者を良く知っているケアーマネージャーが介護プランを立てて介護サービスをするのか?
いま、日本の介護は岐路に立たされています。
高齢化が進む中で、医療や介護の質の低下を進めてはいけません。
安心して受けられる医療や社会保障の制度をつくっていきましょう。
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