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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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クーデター計画が進行していた?自衛隊の憲法破壊教育

恐ろしい事態が自衛隊内で進行していた。

「日本国憲法」体制を覆そうという策略である。


大々的に行われだしたのは、安倍・右翼・靖国派内閣が発足してからであるが、
日本共産党の井上哲士議員の国会での追及によって、既に2003年から
田母神俊雄・統合幕僚学校長(前航空幕僚長)が新設した「歴史観・国家観」
の講義を幹部自衛官(将校クラス?)に施していたことが判明した。

その教育内容は、
「日本国憲法」体制を守る『自衛隊』の任務を教えるのではなく、
こともあろうに、「日本国憲法」を否定し、「日本国憲法」体制の転覆を教唆する

ものである。

この「反憲法教育」を注入(洗脳)されたのは、
陸上自衛隊:140人
海上自衛隊:130人
航空自衛隊:120人

であり、各自衛隊に満遍なく行われている。
その人数からすると、高級幹部クラスであることは明らかである。
上に書いたようにこの講義が統合幕僚学校で行われたものであることからも
当時から今日までの実力部隊を指揮する最高幹部および幹部候補生全員が
受講したものと思われる。

井上哲士議員の追及によれば、その内容は、
「現憲法及び教育基本法の問題点」

「大東亜戦争史観」
ということであり、
講師には、バリバリの靖国派である「新しい歴史教科書をつくる会」副会長の
福地惇・大正大学教授の名前が明らかになっており、侵略戦争美化・憲法破壊
の教育であることは明らか。
講義内容が
「満州事変・満州建国は日本の侵略ではない」
「偽装歴史観に裏付けられた平和憲法=『GHQ占領憲法』」

などであると井上哲士議員は暴露しました。

これらの内容を麻生首相も、浜田防衛大臣も「把握していなかった」と開き直っているが
自衛隊の統括責任者である浜田防衛大臣や最高司令官である麻生首相が
知らなかった(はずはないが)とすれば、シビリアン・コントロールが
形骸化していることを証明していることになる。


こんな麻生首相が最高司令官であることそのものが極めて心もとない話ではあるが
また、あのアンポンタンの財閥の“御曹司”が最高司令官であると認めたくないが
法規的には紛れも無く「最高司令官」なのであるからしっかりしてもらわなくては・・・

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日本共産党は、「言論のクーデター」と評しているが、
これは「言論」などと言える問題ではありえない。

執筆者の感触では、「言論のクーデター」というような生やさしいものではなく、
本当のクーデターを準備していたのではなかったか?! と思う。
 憲法破壊クーデターの “正当性” を幹部自衛官(将校)に
 洗脳するための『教育』

として取り組まれていたような気がする。

支部会議でもこの意見を出して論議したが、
そのような「クーデター」が一時的に成功したとしても、国民はこれを許さない
だろうし、政権運営能力も無く、長続きはしないだろう。
という話になった。

確かに長続きはしないだろうし、【5・15事件】、【2・26事件】も短期間に
収束されたが、その後の政治体制は軍の意向を中心にしたものに変質し、
日本軍国主義の暴走を許す契機になったことを忘れてはならないと思う。

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井上議員の国会での追及要旨(赤旗・11月14日付けコピペ)は、【続き】または、
ここをクリック 2008年11月14日(金)「しんぶん赤旗」
   侵略美化 受講400人 田母神氏03年設置 自衛隊の幹部教育



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佐藤正久自民議員(元・イラク派兵の先遣隊長)に献金 田母神氏ら幹部自衛官から  2008年11月14日(金)

自衛隊内で違憲教育 田母神氏が主導  防衛相も“重大だ” 2008年11月12日(水)

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前空幕長 「靖国」派と危険な癒着 2008年11月9日(日)

日本の侵略を否定する論文を書いた空幕長を更迭 2008年10月31日(金)

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テーマ:国家論・憲法総論 - ジャンル:政治・経済