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米大統領にオバマ氏 「変化」願った国民

オバマ氏当選に関する赤旗記事を掲載します。

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米大統領にオバマ氏
  「変化」願った国民
     イラク・アフガン・景気

                 2008年11月6日(木)「しんぶん赤旗」

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地元シカゴ
12万5千人集う

 オバマ上院議員の地元、米中西部シカゴ中心部のグラントパーク。ミシガン湖に面する大広場でオバマ次期大統領の誕生を祝おうと、4日深夜、全米各地から約12万5000人が詰め掛けました。

 オバマ氏は1961年生まれの47歳。史上5番目に若い大統領就任となります。

 大きな声援にこたえて演説したオバマ氏は「『変化』が米国に訪れた」と述べ、変化を切望する国民の意思が選挙結果として現れたと語りました。

 「二つの戦争や最大の経済危機」といった現在の米国が直面する課題の克服は「長く険しい道のり」―と認めながら、米国民の一致団結で克服していけると強調しました。

黒人大統領 夢のようだ
 「生きている間に、黒人大統領に投票する日がくるとは」。メリーランド州の投票所でアービング・リスキンさん(90)が語りました。労働組合の元活動家だという白人です。

 黒人のローレンス・グリーンさん(68)は、「立候補すると聞いたときも信じられなかったよ。今日の日が夢のようだ」と感慨深げに話しました。

 公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が、人種差別の撤廃を訴えた「私には夢がある」演説から四十五年。奴隷解放、公民権運動を歴史に刻む米国が、初めて黒人の大統領を選出しました。

世界の信頼 回復したい
 オバマ氏は、「(マケイン氏当選で)ブッシュ政治をあと四年継続させる」のか、ブッシュ政治からの「チェンジ(変化)」かを有権者に問いました。イラク戦争の「責任ある終結」を掲げ、外交重視姿勢を強調します。

 「オバマ新大統領の誕生で、世界からの信頼を米国に取り戻したい」。メリーランド州のナヤ・ケンマンさん(39)は、一票を託した思いをこう語りました。夫の仕事でタイに住んでいた過去三年間、米国の不人気ぶりを実感したといいます。

 ブッシュ政権は二〇〇一年の9・11同時多発テロ直後のアフガニスタン攻撃に続き、〇三年には国連を無視してイラク侵攻に踏み切りました。開戦理由のウソが明らかになっても、泥沼化する戦争継続に固執しました。米国が世界からの孤立を深めた八年間でした。

経済の方向 転換求める
 今度の大統領選挙で最後まで激戦となったのが、南部のノースカロライナ、フロリダ、中部から山岳地帯にかけたオハイオ、ミズーリ、ネバダの各州です。

 この五州はこれまでは共和党の強い地盤で、前回はブッシュ氏が民主党候補に差をつけていました。

 それが今回、大接戦となり、オバマ氏がミズーリ以外の四州で競り勝ちました。背景にあるのはこれらの州での経済、雇用状況の悪化です。

 低信用層向け高金利型(サブプライム)住宅ローン破たんをきっかけとする金融危機、住宅・不動産関連、さらに製造業での雇用縮小は米経済全体に影響を与え、雇用環境を悪化させています。

 特にこの五州での九月の失業率は、いずれも全米平均の6・1%を上回り、ネバダ、オハイオ、ノースカロライナでは7%台となっています。

 四日、バージニア州で投票をすませた会社員のネーサ・デービスさん(42)は「この間違った経済の方向を転換させてほしい」と、勤労者が切り捨てられていることへの怒りを込めました。

 景気低迷のもとで国民生活の基盤となる雇用状況の悪化。この点からもブッシュ政治の転換を求める声が噴き出し、オバマ候補を押し上げる力となりました。

 (ワシントン=西村央、鎌塚由美)

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テーマ:アメリカ大統領選挙戦 - ジャンル:政治・経済