燃料代が騰がって、今度は サンマの漁で生計を立てている漁師さんたちが一斉休漁をするといいます。
漁に出てサンマを市場に出しても、燃料代さえも回収できないのです。
国の抜本的な対策が遅れています。
石油や食料の価格がなぜ騰がるのか?
大きな要因として、世界のお金が金融市場から、商品先物市場へと流れ、投機による利益の確保に動いているからです。
8月19日の しんぶん赤旗の経済欄で 『投機市場の危うさ』 という見出しで 資本主義経済が投機による利益追求に変わってしまった資本主義経済の危なさを指摘しています。
商品先物市場は、実際の需要ではなくて、儲けのために売り買いをするのです。
かつて、日本経済が バブルといわれた頃 余ったお金は、不動産投機に回りました。
いわゆる 土地転がし です。 土地やマンションを買って、売って、儲けようとしました。
そして バブルは はじけました。
いま、世界では 石油ころがし、小麦ころがし、大豆ころがし、とうもろこし転がしが横行しています。
石油は なんと 20回以上も 売り買いがあるそうです。
日本の株式の売買も 60%が 海外の投機筋のお金が入ってきているということです。
しかも品取引は、公的機関の監視の目が届くところではなく、取引所の外で行われているということ。
資本主義が変質しています。 規制をして 理性的なルールのある経済社会に戻すべきです。
ルールのない 経済社会で 被害を受け、痛めつけられるのは庶民です。
先日、麻生さんは 「株式投資による利益には税金を課さないようにしてはどうか?」という宣伝をしました。 投機資本主義をあおるような発言でした。
(大事なのは、庶民の貯蓄を大事にすることです。 貯蓄の金利を上げるほうがいいですね。)
もっと大事なのは 世界の投機資金、投機マネー、ヘッジファンド 等々と呼ばれる浮いたお金の動きを規制することだと思います。
そうでなければ、世界の経済は 停滞に陥って、不景気になってしまいます。
先の洞爺湖で行われたサミットでも、問題を抱えながら、実効的な対策を打てるような提案はなされませんでした。 日本のリーダーシップのなさを世界各国は批判しました。
どうしたら 投機資本のルールのない動きをチェックし、規制できるのか?
真剣に考えなければいけない時期になっていると思います。
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