武装した自衛隊が、小学生が歩いている目の前の公園で休息している写真だ。
しんぶん「赤旗」掲載の写真提供は、愛知県平和委員会ですが、Web版には掲載されていませんでした。
愛知県平和委員会や新日本婦人の会のWebページにもその写真はありませんでした。
調査をしたのは、「新日本婦人の会」で、調査は
「市民生活にしのびよる・・・自衛隊の行動・実態調査」
と題して、2007年10月から12月に亘って全国47都道府県本部を通じて行われたそうだ。
全国から194件の寄せられ、このうち、通学路や団地、公園を含む市民生活に関係の深い場所で自衛隊が歩行訓練などを行っていた事例が24道府県本部から44件報告されたとのこと。
大手を振って武装した自衛隊が市民生活の場に切り込んでくるとは、日本の軍国化もここまで進んでいると言わなければなりません。
そのうち、武装した自衛隊がどこにでも展開しているという状態が常態化するようになるかも知れません。
国民に『慣れ』を醸成し、自衛隊が市民生活の中にいるのが『当たり前』の世の中にするためのものでしょう。
銃持ち訓練 自衛隊
公園で 団地で 通学路で
新日本婦人の会が全国調査 2008年2月5日(火)「しんぶん赤旗」
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自衛隊が小学校の通学路で、団地の中で、銃をもって歩行訓練をしている―。新日本婦人の会(高田公子会長、新婦人)が四日発表した「市民生活にしのびよる…自衛隊の行動・実態調査」で明らかになりました。
調査は、昨年九月の新婦人中央委員会で「自衛隊の歩行訓練が子どもたちの通学路で行われている」といった複数の発言があったことから、緊急に同年十月から十二月に実施しました。四十七すべての都道府県本部から百九十四件の報告が寄せられました。
このうち、通学路や団地、公園を含む市民生活に関係の深い場所で自衛隊が歩行訓練などを行っていた事例が二十四道府県本部から四十四件報告されています。
愛知県瀬戸市や尾張旭市では、昨年十一月二十七日、陸上自衛隊約百人が、銃をもち行進。途中、小学校や幼稚園バスも横切り、「子どもたちのみる風景に銃をもつ自衛隊員の姿がある」ことに新婦人の会員たちは不安を募らせています。
「夜間に行われていた訓練が今年から日中になった」と情報を寄せたのは、兵庫県本部です。昨年六月十一日、伊丹駐屯地を出た自衛隊員が同県川西市、大阪府池田市を歩行訓練しました。
地元の新婦人の会員たちが沿道にかけつけましたが、歩行訓練していた七十人の自衛隊員は女性を含む十代、二十代の若者たち。「息子、娘の姿と重なり、戦争になれば真っ先に犠牲になるという思いが胸に迫り、戦争にならないように憲法九条を守るからね」と思わず呼びかけたといいます。
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派兵恒久法と連動 機敏に声上げたい
【新婦人の高田公子会長の話】
通学路などでの訓練は、幼児や小学生に自衛隊という軍隊をカッコよく思わせようとするもので怒りを感じます。アメリカの戦争にいつでもどこでも参戦するための海外派兵恒久法づくりと連動した動きだけに機敏に声をあげ行動していきます。
【続き】も御覧ください。
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