「新年早々、コイツ何を話すのか?!」と聞き流していたら重要な発言をしていました。
翌日、番組名を しんぶん「赤旗」のTV欄で見ると
【まだまだ日本はよふけ】2008謹賀新年スペシャル
と言う事は、このインタビュー、録画としても12月のことでしょう。
途中から見たので、全体像は不明ですが、私がみた所で、野中広務は、要旨以下のような話をしていました。(あいにく、全てを記憶するほどの能力が無いので間違いがあればコメントしてください。)
*自衛隊の海外派遣の恒常化で日本は戦争への道をまっしぐらに進んでいるように見える。
*戦争が行われているところへ派遣されるとなると、自衛隊への応募が激減する。
*そうなると、「徴兵制」が検討課題にならざるを得ない。
*これは、いまTVを見ているあなたがたに直接関わる問題である。
*いま首都の座間に米軍の司令部が移転することになっており、移転が進められている。
*これに血税が3兆円も使われようとしている。
*日本は、中国への侵略の橋頭堡として満州に傀儡政権を作り、日本軍(関東軍)の司令部を満州に移転した。
*これが、中国での戦争を拡大させ、中国に多大な被害を与え、多くの日本兵が犠牲になるきっかけとなった。
*米軍司令部の座間への移転は、この戦争の歴史と極めて似ている。
*戦争がすぐそこまで来ているのに気が付いていない人が殆どである。
*今、このテレビを見ている人だけでもこれらの動きに抵抗する運動を始めるべきだ。
*私(野中)は、国会議員を辞したが、これからも命の続く限り、戦争への道に反対する声を上げてゆきたい。
鶴瓶氏らの反応は、初めて聞く話だと衝撃を受けたようであった。
また、国会議員の中にすでに戦争経験者は1・2名しか居なくなっていて、国会で声を上げても届かなくなったと嘆いていた。
これらの発言に至る前段として、「ワンフレーズ」小泉政権を厳しく批判していました。
そして、私(野中)も「改革」を否定するものではなく、必要な改革はやらなければならないが、小泉『改革』は、「改革」の名の下で「改革」とは全く異なる政策を推し進めたものであり、現在のような格差社会、国民の生活が脅かされる政治が行われるようになったと嘆いていました。
そのことで、「抵抗勢力」というレッテルを小泉に貼られ、マスコミもこれに追従して私を「抵抗勢力」と批判したと、マスコミ批判も怠っていませんでした。
ある意味、痛快です!
野中氏が発言した内容そのものは、しんぶん「赤旗」では当然のこととして書いている内容です。
しかし、日本共産党が同じ事を言ってもマスコミは伝えません。
しんぶん「赤旗」も、後藤田正晴氏や野中広務氏の発言を伝えたこともありますが、大きくは取上げられたことがありません。
政治中枢に居たこともあり、地盤である京都では、『共産党攻撃』の急先鋒でもある野中広務が発言し、若者向けの番組で放映されることの影響は少なく無いと思います。
関連Webサイト
ふらっと「人権情報ネットワーク」
今回のテーマに最も近い内容が掲載されています。(3回連載)
OhmayNews 2004年3月8日
野中広務とその時代
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