底なしの不正が老舗割烹料理店で行われていた。
船場吉兆のことである。
最初は、福岡市の百貨店の出店で発覚した賞味期限偽装だった。
船場吉兆を行政処分 消費・賞味期限改ざん 農水省 大阪本店などでも偽装(西日本新聞) - goo ニュース その後も、肉の不当表示をはじめ、数々の偽装を経営者が指揮して行われていたことが暴露されてきた。
その上、最初に賞味期限偽装の問題が福岡市の百貨店の出店で発覚したときに、会社の責任を回避するために、「パート従業員が勝手にやったこと」 と居直るなど、非道なやり方が行われてきた。
こういう会社側の「従業員を人とも思わない」仕打ちにあって、従業員の老舗で働く“誇り”や“忠誠心”もなくなり、「会社がそういうやり方をするなら、私たちも正当な権利を主張する」と労働組合を結成して闘い始めた。
解雇方針の撤回求め団体交渉 船場吉兆のパート従業員(共同通信) - goo ニュース 内部告発も活発になったようで、下記の朝日新聞の今日の記事によれば、
【冷凍保存や作り置きができる全商品の賞味期限が不正表示されていたことがわかった。】
と言うことだ。
従業員の皆さんが頑張っているのには頭が下がる。
これからも解雇攻撃などが手を変え品を変えて行われるだろうが、労働組合に結集して闘い続けて欲しい。
頑張れ!
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船場吉兆 つくり置き全商品、賞味期限不正 明太子も Asahi.com 2007年12月08日13時28分
高級料亭「船場吉兆」(大阪市)の牛肉産地偽装事件で、同社の外販商品の主力である明太子(めんたいこ)や瓶詰など、冷凍保存や作り置きができる全商品の賞味期限が不正表示されていたことがわかった。本来、製造日・解凍日を起点とすべき賞味期限を、出荷日や販売日を起点として表示しており、日本農林規格(JAS)法などに違反している疑いがある。
関係者によると、賞味期限に不正があったのは、同社が外販に乗り出すきっかけになったヒット商品「風流 吉兆明太子」や、黒豆や栗の瓶詰、そばやだしなど。
明太子は本来、解凍した日から14日が賞味期限だが、同社は出荷日や販売日から14日を賞味期限として表示していた。
外販商品十数点について不適切な産地記載や原材料の不正表示が新たに発覚しているが、これらに賞味期限の設定にも不正があったことになる。同社は、これらの不正表示について改善報告書に記載し、10日に農林水産省に報告する
船場吉兆 つくり置き全商品、賞味期限不正 明太子も(朝日新聞) - goo ニュース********************
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引用
Ohmynewsの大津留公彦の記事
「生き延びる」をテーマに熱論展開反戦と抵抗の祭(フェスタ)原宿 に参加した.
によれば原宿で400人のフリーターのデモがあった模様。
元右翼の雨宮処凛さんと「希望は戦争」という文章を書いた赤木智弘さん達の討論会があった模様。
一部を紹介します。
先週末12月1日、東京・原宿での「反戦と抵抗の祭(フェスタ)──生き延びる」に参加した。
8時間半に及ぶ長い集会。しかも間に、表参道・原宿をサウンドデモというトラックの荷台で行う、ロックコンサートのデモまで入っていた。
シュプレヒコールをする雨宮処凛さん(撮影:大津留公彦)
雨宮処凛さんと赤木智弘さんの話を聞くために出掛けたが、それ以外にもなかなか刺激を受ける事の多い集会だった。いろいろな市民運動に関わる人の話が聞けた(反G8、 農と食、死刑、原発、反戦、労働など)。
最後の討論会が白眉だった。・・・・・
こういうデモや集会が行われるというのは日本の歴史でも珍しいのではないか?
労働組合や学生ならよくあるがそのいずれでもない人たちが自主的に企画し自主的に集まりそして自主的に解散していく。
これが市民運動や政治の流れと響き合えば怒涛のような大きな流れになるかもしれない。
この集会の当事者である
雨宮処凛さんのすごい生き方によればこんな会もあるようです。
▼オールニートニッポン年末スペシャル第1弾!
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雨宮処凛のオールニートニッポン・公開イベント
『激動の2007年、ワーキングプアの反撃を振り返る!』
パーソナリティ:雨宮処凛(作家)
ゲスト:宇都宮健児(弁護士、「反貧困ネットワーク」代表)、
関根秀一郎(派遣ユニオン)、白石嘉治(「ネオリベ現代生活批判序説」編者)
12月14日(金)19:00~22:00 in アップリンクファクトリー(渋谷)
http://www.allneetnippon.jp/
今日のしんぶん「赤旗」Q&Aコーナー「知りたい・聞きたい」は、
小林多喜二の「蟹工船」についてです。
お読みください。
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2007年12月8日(土)「しんぶん赤旗」
「蟹工船」は実際にあった話なの?--------------------------------------------------------
〈問い〉 小林多喜二の『蟹工船』を読んで「いまの青年の働かされ方も同じだ」という声がでたそうですが、私も何十年前に読んだ記憶ですが、場面のリアルさが胸に焼き付いています。あの小説はモデルがあったのですか?(東京・一読者)
〈答え〉 小林多喜二の小説『蟹工船』は、1926年(大正15年)に北洋漁業の蟹工船漁業のなかで実際に起きた事件が題材につかわれています。 蟹工船は、底刺し網でとったカニを加工して缶詰にする、移動缶詰工場のような船です。
1920年ごろから始まり、25年ごろから大型船に代わってゆき、26年には12隻、27年には18隻に急増し、
乗り組みの漁夫や雑夫(ぞうふ)の数も27年には4000人をこえています。
蟹工船の労働条件はひどく、
監獄部屋制度の奴隷労働が強制されていました。
26年には、蟹工船の博愛丸と英航丸での漁夫や雑夫の虐待事件が表面化し、「小樽新聞」や「北洋タイムス」がくわしく報道していました。
多喜二は、執筆にあたり、函館にあった漁業労働組合の人たちや停船中の蟹工船の漁夫とも直接会い、話を聞き、新聞記事や資料を収集、小樽の海員組合員から航海生活のくわしい聴取をおこなうなど、かなり長期にわたる調査をつづけ、ノート稿を残しています。 「蟹工船」のはじめの章に、函館を出航してカムチャツカヘ向かう博光丸が、暴風雨にあって沈没する秩父丸の救助信号をうけたのに、監督の命令で見殺しにする場面がありますが、これは実際にあったことです。
秩父丸は26年4月26日、北千島の幌莚島沖で暴風雨のために座礁し、乗組員170人が遭難しましたが、近くを航行中の英航丸などが救助信号をうけながら救助に向かいませんでした。「小樽新聞」は、「秩父丸の遭難に醜い稼業敵、救助信号を受けながら知らぬ顔の蟹工船」(5月6日号)と、糾弾しています。
博愛丸や英航丸での虐待事件についても「この世ながらの生地獄」という見出しで、こう書いています。
「…病のためうんうん唸(うな)っている内田を…旋盤の鉄柱に手足腰を縛(しば)りつけ、胸には『この者仮病につき縄を解くことを禁ず 工場長』とボール紙に書いたものを結びつけ、食物もやらず…加藤と云う雑夫は同じく仮病と見なされ、…ウインチに吊(つ)るされ、空中高く吊るし上られて、船がローリングするためにぶらりぶらりと振り動く度に『あやまった、あやまった、助けてくれ』と悲鳴をあげて泣き叫ぶにも拘(かかわ)らず、鬼畜に等しき監督等は『斯(こ)うして一般の見せしめにするのだ』と快よげに嘲笑(あざわら)い、…一日の間一杯の水一食の飯も与えず虐待し…」 (小樽新聞)
秩父丸を見殺しにした英航丸でも、虐待に耐えかねて4人が脱走をはかり、監督たちが鉄の蟹かきで半殺しにします。英航丸では、この事件がきっかけに自然発生的なストライキが起きています。小説の船名・博光丸名は、この博愛丸と英航丸からとられています。(喜)
〈参考〉手塚英孝著作集第2巻「『蟹工船』について」、小林多喜二全集第2巻「解題」
〔2007・12・8(土)〕 しんぶん「赤旗」
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【関連情報】 ポラリス調査
Webで読める「蟹工船」を見つけました。
(全文のようです。A4サイズ58ページ程度・プリンター設定でページ数は異なります)
http://www.aozora.gr.jp/cards/000156/files/1465_16805.htmlWikipediaの解説は、
ここをクリック。
白樺文学館「多喜二ライブラリー」から
【30分で読める大学生のための『マンガ蟹工船』 藤生ゴオ・画】
がWeb上で無料公開されています。ざっと見ましたが力作です。
御関心のあるかたは、ダウンロード用ページへ。
ここをクリック。
また、原作や上記の『マンガ蟹工船』を読んでの、「蟹工船」読後
「エッセーコンテスト」 (読書感想文コンクール)も小樽商科大学主催で開催されていたようです。
ここをクリック。
応募は11月15日締め切りとなっていますが。
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