「キラリ★放送ウーマン」というコラムが掲載され、
NHKディレクター・板垣淑子さんが登場し、自らが取組んだ
NHKスペシャル【ワーキング・プア】について語っている。
この番組【ワーキング・プア】は、現場に踏み込んだ取材で、若者たちを中心とした“不安定雇用”実態に迫真したレポートを行なっていた。
実に力の入った番組で、『国策放送局』と陰口を叩かれながらも、この番組を敢行したNHK労働者の“良心”を見る思いがしたことが鮮やかによみがえる。

ギャラクシー賞授賞式での板垣淑子さん(放送批評家懇談会ホームページから)
そういう取材姿勢が高く評価され、
・ギャラクシー賞・大賞
・放送文化基金賞優秀賞
・新聞協会賞
などを、受賞をしている。
このコラムは結構長いので、全部書き取ることはできないが、要所を御紹介する。
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板垣 「思ってもみない反響でした。ぎりぎりのところで踏ん張っている人たちは、私が感じている以上に多いと思いました。」
居酒屋談義から
番組のきっかけはスタッフたちの居酒屋談義。
2年前の秋、「クローズアップ現代」で、働きたくても働けない地方の若者を取材した板垣さんたちは憤りを胸にプロヂューサーに向き合います。
誠実で労働力として評価が高い若者たちがコスト削減や合理化で社会から排除されていること。
どんなに働いても報われない地方の現実。
即座に企画化が決まりました。
チームで議論を重ね、生存権をうたった 日本国憲法 を指針にすることを確認します。
(中略)
板垣 「ITで日本にも億万長者が生まれたと騒がれていました。
一方、朝5時から夜12時まで額に汗して働いている人が生活すら難しい。
景気回復の恩恵を受けている人はどれほどいるのでしょうか。
このまま労働市場の構造改革やマネー資本主義が加速したら日本の土台が崩壊する、と危機感を覚えました。」
(中略)
板垣 「貧しさをカメラの前で語ることは簡単ではありません。
借金までさらけ出してくださった方たちを裏切ってはならない。」
10月中旬放送のコメをテーマにした番組も手掛けます。
(板倉三枝記者)
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