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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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柏崎刈羽原子力発電所 揺れ 設計の3.6倍も

東京電力の隠蔽体質にはあきれる。

 今度の地震による事故に関しても、何故か「できるだけ隠したい」という意識が前面に出ている。

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 少なくとも現場の発電所長は、この地震によって発覚した現状での発電所の脆弱性を社会に積極的に明らかにし、東京電力本社に対して対策を強く要請するべきだった。
 この地震が、今後の災害による国民の安全を護る為の多くの情報を「事故」と言う形で提供してくれているのに、技術者であるはずの発電所長がこの豊富な情報を公開するのではなくて握りつぶそうとしたことは「技術者」の風上にもおけない。

 一日目の記者会見では50もの問題を隠蔽したことが、翌日発覚した。 放射性物質を含む水1.2立方メートルが、付近の海中に放出されたとも語った。
(この件では、NHKは発電所の発表どおり「1.2立米の僅かな水が排出された」と少なく見せることに努めていたが、「朝ズバッ!」では「1.2トンもの水が流れ出た」と、それが『僅かではない』というイメージを強調していた。もちろん水1.2立米は、1.2トンである。)
さらに「カナダde日本語」によれば、漏れ出した放射能は実際には1.5倍以上の量であったことも発覚したという。 ここをクリック

 二日目に発表した、「核廃棄物を入れたドラム缶が百本倒れた」という情報は、その後「倒れたのは4百本以上だった」と訂正された。

 そして、三日目には、放射性ヨウ素が空中に放出され、いつこれを止められるかわからないという話。

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 18日の「報道ステーション」では、日本共産党の志位委員長が、「柏崎刈羽原子力発電所の防火体制に関し
【原発では、驚いたことがあります。なんと自力で火事を消す能力がないんです。それで、変圧器が二時間燃え続けたわけです。】
【消火の専門の部隊がないのです。訓練もしていない。この問題は、二年前の六月にIAEA(国際原子力機関)が(柏崎刈羽原発を)名指しで、そういう部隊をつくりなさいと、訓練もしなさいと、いっていたのです。】
という実態を報告した。
原発の「安全神話」を大本からただす

 さらに、20日の赤旗によれば、耐震設計強度が、地震常襲地帯であるにも関わらず、僅か273ガル(0.28G)であることが判明した。
 1Gは980ガルであり、上下震度が1Gを超すと何百トンあろうが、全ての物が宙に浮くという数値であるが、通常それほど危機管理が重要とされないものでも0.2G程度で設計するし、厳しい場合は0.4Gとすることもある。阪神淡路大震災では、980ガル(1G)を超したところが各地に出た。
 そう考えると273ガルが如何に過小評価であるかがわかるであろう。
揺れ 設計の3.6倍も
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 とにかく、日本の原子力発電所は根本的に設計を見直すべきであり、ドイツ(2020年目標)のように長期計画で廃止して行くべきである。

 この事故を欧州のメディアや原子力関係者は「重大事態」として注視しているという。
原発トラブルに各国関心

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テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース