主催は 九州大学9条の会、日本科学者会議福岡支部、後援 九州大学同窓生9条の会、六本松9条の会でした。

主催者側の挨拶の後、中国残留孤児帰国者の方の太極拳の表演と、当時、中国東北地区(満州)に開拓団として移植されていた人々が敗戦後置き去りにされ、幾多の苦難の中で、やっと日本に帰ってきたが十分な受け入れ態勢もなくいまだに困難な生活を強いられている状況が語られ、国家賠償訴訟裁判への支援の要請がありました。

また、九州大学の藤井名誉教授からは,戦争中の状況が解説され、貧弱な武器を持たされていかに無謀な侵略戦争に突っ走っていったかが話されました。

また、同窓会メンバーの榊山さんからは、いまの日本国憲法が作られた背景が、明治の初めの植木枝盛の自由民権運動にさかのぼることが話されました。
また、戦後すぐの鈴木安蔵氏らの憲法草案が、GHQのメンバーを感心させていまのような憲法にまとめられたということを、プロジェクターを使いながら、ベートーベンやチャップリン、また、ジョンレノンの歌を内容を参照しながら
自由と民主主義の思想を語ってくれました。

久留米から参加した高尾翠さんからは、自分も吉林省で生れたこと。撫順の近くの平頂山を訪問したとき、日本軍の残虐行為の跡を目にしてから、資料を掘り起こし、生き残った人から話しを聞き、それを一冊の本に纏め上げた話しを聞きました。
『天皇の軍隊と平頂山』著者 高尾翠 新日本出版社 ¥1800
さまざまなところから、さまざまな人が参加し、さまざまの話しを聞きました。草の根の運動、とはこういうものでしょう。
みんな、また、さまざまな地域にちらばって、さまざまな活動をするでしょう。 私達は決してあきらめない。 そんな 強い意志が感じられました。
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