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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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「沖縄は ゆすりの名人」 米国務省日本部長が暴言 

 本日(3/8)付け しんぶん「赤旗」1面TOPに、アメリカ政府高官による
 とんでもない日本蔑視・沖縄の人々を愚弄する発言が報道された。

 米国務省のメア日本部長(前沖縄総領事)が昨年12月3日、沖縄留学を予定している大学生を対象に米国務省内で行った講演で、「沖縄県民はごまかしとゆすりの名人」などと侮蔑的な発言を繰り返していたことが明らかになりました。「占領者」意識を丸出しにした差別発言だとして、沖縄県民の強い怒りを呼んでいます。
        2011年3月8日(火)「しんぶん赤旗」


 ひと言ひと言許せない発言であるが、私が思うにもっとも侮蔑したフレーズは

「沖縄県民はあまりにも怠惰でありゴーヤーを栽培できないのだ。」のくだり!

  これはあまりにも非道いではないか!

 おまけに、このトンデモ発言をしたメア氏は、
日本や沖縄のことを全く知らない人ではなく、
沖縄に総領事として3年間赴任し、
今は、米国政府で「日本部長」を務めるいわば「日本通」の
人間であることから、
今回の発言は、「アメリカの本音」を語ったものと思われている。

 酒席で語ったことや内緒話が漏洩した訳ではなく、首都ワシントンで学生相手の
公式の講演の場での発言であることが一層「確信犯」であることを示している。

 それにしても、日本の事情を良く知らない学生たちにこのような偏見を
植え付けようとするとは、まさに犯罪的であり、外交官失格であろう。

     ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  

 私は、テレビニュースやラジオニュースでは、この報道を聞かなかったが、
朝日新聞(紙面)を見たところ、『三面記事』に沖縄の怒りなどを掲載していた。

 Webニュースで検索してみると、朝日、讀賣、時事通信などが報道していた。

 在日米国大使館は米国政府の本意ではないと打消しに躍起となっているようだが、
米国務省のクローリー次官補(広報担当)は7日の記者会見で、
【論争が起きていることは承知しているが、彼が何を言ったかは知らない】
  としてコメントを避けた(朝日記事)という。

 前原外務大臣が辞めたばかりの日本政府の反応も鈍感の極みで、
枝野外相臨時代理は、
【7日午前の記者会見で、「一つひとつの発言について確認する必要はない」として、
 米側に照会しないとの考えを示しました。】(赤旗 3/8) 
  という反応。 
 日本国民が米国政府要人によって公式の場で馬鹿にされているのに何とお粗末。

 さすがに、日が明けた今日の参議院予算委員会では
世間の反応に驚いたのか『遺憾の意』だけは表明したようだが、
米国政府に詳しい調査を求めたりメア氏の罷免を求めたりするつもりはないらしい。

 時事通信によると予算委員会で
【枝野長官は、同部長の発言内容は確認していないとし、
「現在、米国内でも対応を検討していると聞いている。近く米国側から説明があると理解している」と語った。】(時事通信 2011年3月8日(火)12:03) とのこと。

 日本政府のへりくだった外交音痴ぶりにはあきれるばかり。 

 一方、沖縄県議会や市議会は抗議決議を上げている。 (J)

    ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   ☆   

 以下、本日付「赤旗」Web版より引用 

「沖縄はゆすりの名人」
   米国務省日本部長が暴言
      県民怒り

            2011年3月8日(火)「しんぶん赤旗」


 米国務省のメア日本部長(前沖縄総領事)が昨年12月3日、沖縄留学を予定している大学生を対象に米国務省内で行った講演で、「沖縄県民はごまかしとゆすりの名人」などと侮蔑的な発言を繰り返していたことが明らかになりました。「占領者」意識を丸出しにした差別発言だとして、沖縄県民の強い怒りを呼んでいます。

 聴講した複数の学生が作成したメモによれば、メア氏は、「日本人が言う“合意”とは、ゆすりを意味する。沖縄の人々はごまかしと(日本政府に対する)ゆすりの名人だ」などと発言。さらに、「沖縄県民は怠惰であり、他県以上にゴーヤーを栽培できない」などと差別的な発言を繰り返しました。

 さらに、米海兵隊普天間基地「移設」問題では、「(普天間は)もともと田畑のなかにあったが、今は市街地のなかにある。なぜなら、沖縄県人が米国施設の周辺の都市化と人口増加を許したからだ」と述べ、国際法に違反して、民有地を取り上げた責任は棚上げして“基地の周りに住むほうが悪い”との認識を示しました。

 また、普天間基地が「世界一危険」だといわれている点について、「私は、特別に危険だと思わない」「福岡空港や大阪の伊丹空港は同じように危険だ」などと述べ、米軍機による騒音や墜落の危険など軍事基地に固有の特別の危険を度外視した認識を示しました。

 枝野幸男官房長官は7日午前の記者会見で、「一つひとつの発言について確認する必要はない」として、米側に照会しないとの考えを示しました。



 【米国務省部長の講演 要旨】  

暴言次々 沖縄県民は怠惰 金がほしいなら移転に賛成しろ


 米国務省のメア日本部長が昨年12月3日、国務省内で行った講演の要旨は次の通りです。

・沖縄の、矛盾を抱えている基地(普天間)はもともと田畑のなかにあったが、今は市街地のなかにある。なぜなら、沖縄県人が米国施設の周辺の都市化と人口増加を許したからだ。

・民主党政権は沖縄を理解していない。日本政府は沖縄と連絡をとる“パイプ”を持っていない。私が沖縄の人々と接触するよう提案したとき、民主党幹部は「はい、はい、どうぞ!」と言った。自民党は沖縄と連絡を取り、今の民主党政権よりも沖縄の人々の関心を理解していた。

・2009年の総選挙は民主党に権力をもたらした。鳩山(由紀夫前首相)は左翼の政治家だった。民主党と鳩山(の存在)にもかかわらず、日米は5月の2プラス2共同発表をこなしてきた。

◆     ◆

・米国は沖縄における米軍兵力を削減するために8000人の海兵隊をグアムに移す。東京(日本政府)は、沖縄県知事に対して、こう言う必要がある。「もし金がほしいなら、署名しろ(移転計画に賛成しろ)」と。
・日本の文化は“和”の文化だ。それは合意に基づいている。日本人が“合意”と言っているのは、“ゆすり”を意味する。そして、この合意の文化は“ゆすり”の手段だ。

・合意を求めるふりをして、人々は可能な限り、より多くの金を得ようとする。沖縄の人々は“ごまかし”と、東京の“ゆすり”の名人だ。

・沖縄には農業があるが、主要産業は観光だ。沖縄ではゴーヤーが栽培されているが、他県では沖縄以上にゴーヤーを栽培している。沖縄県民はあまりにも怠惰でありゴーヤーを栽培できないのだ。

・沖縄は離婚率と出生率(とくに非嫡出子)、および沖縄の、アルコール度の高い飲酒文化により、飲酒運転の割合がもっとも高い。

◆     ◆

・日本にいる間、あなたたちは“建前と本音”に注意深くなければならない。建前と本音は“言葉と実際の意思は異なるという発想”だ。沖縄にいる間、私は米海兵隊普天間基地について“特別に危険ではない”と言った。私の発言により、沖縄の人々は私のオフィスの前で抗議した。沖縄県民は普天間基地が世界一危険だと主張しているが、彼らは、それは真実ではないと分かっている。福岡空港や大阪の伊丹空港は同じように危険だ。

・日本の政治家はいつも建前と本音を使う。沖縄の政治家は東京では交渉に合意するが、沖縄に戻ると、そんなことはなかったと主張する。米国大使が真実を述べると、いつも批判にさらされる。なぜなら、日本の文化は建前と本音に、あまりに焦点をあてすぎているからだ。

・私は日本の憲法9条を変えるべきだとは思わない。もし日本国憲法が変えられたら、米国の国益を促進するために日本の土地を使えなくなる。現在、日本政府が支払っているホストネーション・サポート(思いやり予算)は有益だ。

             2011年3月8日(火)「しんぶん赤旗」
 





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地元沖縄紙は、さすがに特集を組んで報道している。

【沖縄タイムス】

  沖縄タイムス【メア氏差別発言】特集

  その一部だけ引用して紹介

  沖縄は「ごまかしの名人」 メア米日本部長が発言
        2011年3月6日 17時36分 【第一報らしい】

  メア氏発言撤回と謝罪求め抗議決議
        2011年3月8日 10時40分 

県議会の抗議決議は「発言が事実なら基地のない平和で安心・安全な沖縄県をつくることを切に願ってきた県民の心をまさに踏みにじるものであり、県民の願いと民意をまったく無視して愚弄し、侮辱した発言にほかならず、到底容認できない。強く抗議し、発言の撤回と県民への謝罪を強く要求する」との趣旨。メア氏のほかクリントン米国務長官、ルース駐日米国大使宛てに送付する。
 



  那覇市議会、メア氏発言に抗議決議
        2011年3月8日 10時39分

  沖縄タイムス[解説]米国の本音が赤裸々に
        2011年3月8日 09時25分 

 沖縄タイムスが入手したメア米国務省日本部長の発言録では、日米安全保障体制に関する米国自身の本音と建前が赤裸々に語られている。

 従来日米両政府とも、沖縄など国内各地に駐留する米軍は、日本防衛のみならず「東アジア安定の公共財」(前原誠司前外相)の役割があると強調してきた。

 しかし、メア氏の発言を矛盾なく理解するなら、日本が攻撃を受けた場合はともかく、日本国内の基地で日常的に米軍が行っている活動は「米国の利益を増進するため」であり、「公共財」との美名で言い表せるものではない。「米国の利益となるアジアの不安定」もあり得るからだ。

 アーミテージ元国務副長官ら米国の知日派は、憲法9条の制約は理解しているが集団的自衛権の行使は現憲法下でも可能だ、などと指摘してきた。

 こうしたアイデアをメア氏発言の延長線上で解釈すると、9条維持で米軍駐留は確保され、自衛隊を必要に応じて米軍のサポートにも使える、実に米国の国益にかなった提案と言うことになる。だがそれによって得られる日本の国益とは何なのか。

 日米両政府間では「同盟深化」の協議が続いている。だがお互いが本音と建前を使い分けていては「同盟」も「深化」も成り立たない。日本政府はまずメア氏の発言について、事実と真意をただすところから始めるべきだろう。
               (政経部・前田高敬)



  沖縄タイムス[大弦小弦]外交官に必要な資質とは何だろう…
        2011年3月8日 09時14分 

 外交官に必要な資質とは何だろう。思わず考え込んでしまうような発言が飛び出した。米国務省日本部長の要職を務めるメア氏は、日本大使館に長年勤務し、沖縄総領事も務めた。日本での留学経験もある

 ▼「沖縄はごまかしとゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーも栽培できない」。メア氏の発言からは、日本や沖縄での経験から得られたはずの見識はみじんもうかがえない。堪能な日本語をどう生かしたのだろう

 ▼自国の大学生から「偏見に満ちた言葉に驚いた」「人種差別的発言」と指弾されるような外交官が、普天間飛行場移設という重要な交渉の一端を担っていることに愕然(がくぜん)とする

 ▼「普天間」の移設で、県民はメア氏が言うような合意を認めてはいない。米国が望まない方向に進んでいる現実が、彼の本音を引き出したのだろう

 ▼沖縄に対する偏見はメア氏個人に限ったことだろうか。孫崎亨元外務省国際情報局長は、最近の日米交渉にたずさわる米側担当者が、メア氏のような考えを共有している雰囲気があったとコメントしている

 ▼長年メア氏らと交渉してきた日本側担当者は、その認識をただせなかったのか。今回の発言では沖縄だけでなく、日本政府も侮られている。相手国を侮辱する差別的言動にどう対応していくのか。日本外交の質も問われている。
                (浜元克年)
 

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日米安保50年

 NHKスペシャルで 日米安保50年を特集し 沖縄を取り上げていました。
その中で 沖縄返還時に 沖縄の人たちは 裏切られたということ。
米軍基地に 土地を提供せざるを得なかった 地主の方の 
「飼いならされていたからね」という自嘲のことばと半ばあきらめ半分の、
苦渋に満ちたやるせない表情が 印象に残りました。
名護の若者の 「戦後からずっと被害を受けてきたから」ということば。
地域経済が、基地へ依存する割合が、どんどん減少してきている現実。

沖縄の抱える問題・矛盾は ますます大きくなっているようです。

国谷キャスターは 「沖縄は変わりつつあります」と表現していましたが、
変わりたいが、まだ、大きな変化は望んでいない人たちが、苦悩しているようです。

これからの アジアは どうあるべきか?  考えさせてくれるテーマでした。

アメリカにとっては 『極東の安全』を 大看板に 基地の重要性を主張しています。
 『極東の安全』 アメリカの言う大命題が、本当なのか?  私は疑問を持ちます。

 北朝鮮や、尖閣列島の問題が 武力で 解決するとは思いません。

 北朝鮮は 人口2400万人程度、
 GDP(国内総生産)で見ると 北朝鮮は 3兆6000万円程度。(2008年)
 農林水産23%、工業生産30% エネルギー5% 建設9% サービス業 33%
 干ばつや 生産力の低下、軍事偏重で 国民生活は 危機的な状況です。

 北朝鮮の国力は、日本と比較すると、人口は大分と宮崎を併せたくらい。
 GDPは 宮崎県の地域総生産に匹敵するくらいです。 
 
先のウラン燃料の製造装置、2000個の数はあっても、原材料はあるのかという素朴な疑問が残ります。
アメリカの監査官が 2000個といったそうですが、張子の虎ではないかな? そんな疑問も残ります。

北朝鮮が、韓国の島を砲撃したのは、世襲制を踏襲するための狂気のパフォーマンスだったのでしょう。、
北の指導者は、この行為によって、北朝鮮国内の不満を外に向けようとしたと見て取れます。
この行為は世界からの世論で、鋭く批判されました。

この砲撃の行為は、一面では、アメリカの軍事力の優位性が、抑止力にならなかったことを意味します。
もうひとつの裏側は、彼・頭領が追い詰められていることを意味するものでしょう。
「3匹目の熊が現れた。くまが肥えると、庶民がやせ細る」と言った北の庶民のビラに現れています。 

尖閣列島の問題も 武力に頼れば頼るほど、愚かなことであると思います。
力に頼れば、結果は お互いの軍拡競争でしかないのですから。

日本の自動車産業や、電機産業、鉄鋼メーカーなどをはじめ、膨大な企業が中国に進出し、
経済協力が進んで、世界的な経済の回復が期待されています。
軍事力を背景にした脅かし合いほどバカなものはありません。
日本の大企業の実績が水の泡になります。経済はベースです。政治より優先します。

 心配なのは、むしろアメリカの世界政策です。 
将来、エネルギー不足の考えられる中、中東で、日本の石油開発をやめさせたのはアメリカの身勝手です。
アメリカの都合で、日本の企業が折れたのには、疑問を感じます。

同様に、『極東の安全』とは 『アメリカの身勝手』ではないのか? と思います。

今後は、ASEANを中心とした、東南アジア友好協力条約 TAC が重要なポイントになるでしょう。
TAC は 独立、主権、平等、領土保全の尊重、内政不干渉、武力の不行使 などが原則です。 

沖縄問題も アジアを見据えた 日本人自身の眼で、解決の糸口を見出す時期に来ていると思います。(Y)

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沖縄・普天間基地移設の県民大会

 4月25日の沖縄の普天間基地の県外移設を求める県民大会は 9万人あまりが参加して基地撤去の熱気を伝えました。
私の友人も数名、参加しています。どんな様子だったのかは後日の話として、今日は毎日新聞の記事をご紹介します。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の国外・県外移設を求める県民大会(実行委主催)が25日、同県読谷村の運動広場であり、主催者発表で約9万人が参加した。超党派の普天間移設の大会は初めてで、仲井真弘多知事も初参加。「県外」を求める沖縄ぐるみの強固な意思を改めて政府に突き付け、県内移設を断固拒否する姿勢を示した。

次は 産経新聞の記事です。

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外・国外移設を求める大規模な県民大会が25日、同県読谷村で開かれ、約9万人(主催者発表)が参加した。仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事も出席し、鳩山由紀夫首相に対し「公約通りの解決策」を示すよう要求した。

 首相は昨年の衆院選時に、移設先について、「少なくとも県外」と述べており、知事はこの発言を現政権の「公約」と位置づけているとみられるが、知事は「県外」という直接的な表現は用いずにあいまいな表現にとどめた。ただ、以前は現行案を容認する立場をとっていた知事が県民大会に出席した意味は大きく、「5月末決着」に向け、政府は一層厳しい状況に追い込まれた。

 知事は大会で、(1)一日も早い普天間飛行場の危険性除去(2)沖縄の過剰な基地負担の大幅な軽減-を政府に要求。「公約に沿ってネバーギブアップでやってもらいたい」と強調した。

 この日の大会は移設問題をめぐる初の超党派による開催で、前政権下で同県名護市への県内移設を容認してきた自民党県連、公明党県本部も参加した。代理を含め県内全41市町村長も出席した。
                            (以上 引用)

(以下、執筆者のコメントです。)
 今回の集会は、先日の徳之島での集会の熱気がそのまま引き継がれていると思いました。

徳之島にしても沖縄にしても 高校生の発言がすばらしかったです。
そして、県民の声に押されて、各地の首長や議員が超党派で参加する状況に変わってきています。
『日米安保条約見直し要求の嵐は、徳之島の高校生のアピールから始まった』といっても過言ではないと思います。

日本全土で米軍基地撤去の声を上げていきたいと思います。  (U)

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「無条件返還」 これしかない

志井鳩山会談

共産党の志位委員長が昨日鳩山首相と面談した。

まず
5月3日からニューヨークで始まるNPT(核不拡散条約)再検討会議出席のため、自身を団長とする党代表団が30日から訪米するとのべました。

そして「核兵器廃絶そのものを正面からの主題とした国際交渉を開始する、そうしてこそ『核のない世界』に到達できる。そのことを被爆国の政府として世界に訴えることが重要だ」と提起しました。
首相の反応は
「核廃絶に向けて、すべての国が協力することは大切だ。(核廃絶を)『いつまでに』という話であればもっとよい。日本共産党の立場は理解するし素晴らしい。(ニューヨークで)大いにそのことを主張してきてほしい」
でした。
つぎに志位氏は、21日にルース駐日米国大使と会談し、核兵器廃絶問題と普天間基地問題で意見交換した内容を伝えるとともに、政府への要求をおこないました。
25日には大規模な県民大会がおこなわれる普天間基地の問題につては
「解決の道はただ一つ、移設条件なしの無条件撤去しかない」、「これは首相自身が数年前に主張していたことだ。いまからでも遅くはない。その立場に立って米国政府と交渉するべきだ。首相がその立場に立つならば、わが党はあげて応援する」と強く迫りました。

首相のお答えは
「気持ちは理解するが、安全保障の観点から、『はい、そうしましょう』とはいえない。沖縄の人々の心を少しでもやわらげなければと思うが、厳しい局面だ」

志位さんは「安全保障」の観点というが、安保条約のもとでも米国を動かした経験はあるとして、1969年に日米両国政府が沖縄の施政権返還で合意したが、それは沖縄と本土の返還運動を背景に、サンフランシスコ条約(第3条)の壁を乗り越えて実現したものだと力説。

志位さんは更にこう言った。
「いま同じような決断が迫られる歴史的岐路にある。そのもとでの歴史的な決断をおこなうべきだ」

首相のお答えは
「私たちの頭のなかには共産党のようなすっきりした答えはつくれない。ぜひ(そのことを)アメリカで言ってきてください。訪米の成功を祈っています」
ーー
「共産党のようなすっきりした答え」はなぜ出せないのか?
かつて自分が主張していた事ではないのか?
政策とはそんなに急に変わっていいものなのか?
普天間について「国外、最低でも県外」と自信満々言っていたのに。

キャンプシュアブ案に戻る事になったとアメリカの新聞には書かれている。

米紙電子版によると普天間移設に関し、23日に岡田外相が現行案を大筋で受け入れる方向とルース駐日米大使に伝えたという。
ルース大使と志位さんは21日に会談しルース大使は日本の国民の実情を考えこう言った。

ルース大使



「在日米軍基地のインパクト(影響)を軽減しなければならないと認識しています」
「立場の違いはあっても、敬意をもってオープンなコミュニケーションを持つことが重要と考えています」

その2日後に今度は外相が現行案受け入れをいうなんて

「ここで共産党の志位委員長がやったことは、本来は民主党の仕事のはず」(村野瀬玲奈の秘書広報室)

全ての首長と県知事が参加することになった明日の沖縄県民大会には党首は志位さんだけが参加だと言う。

何故福島さんや鳩山さんが行かないのか?

「無条件返還」

これしかない!

(k)
参考
普天間基地問題は歴史的岐路
無条件撤去の決断を
志位委員長が鳩山首相と会談
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-04-24/2010042401_01_1.html

首相、現行計画の受け入れ否定 「埋め立ては冒とく」
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042401000438.html
志位委員長、ルース米大使と会談
核兵器問題・日米関係で
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-04-22/2010042201_01_1.html


村野瀬玲奈の秘書広報室
共産党・志位委員長が駐日米大使と会談し、基地撤去を求めたニュース
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-1733.html

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九州北部案

 2月14日の 時事通信の配信によると、米軍の普天間基地の移設先として 九州北部 を私案として提示したそうである。
 
「何をとぼけたことを言うのだ」と言いたい。

国民が要求するのは、米軍に 「自国にお帰りください。」それだけで十分である。

民主・鳩山政権だけが揺れているのかと思っていたら、社民もそうらしい。
いいかげんにして欲しいと思う。

国内の地名を挙げれば支持者の離反を招きかねないと選挙にらみの私案らしいが、九州北部の有権者は なんだ 社民党 お前もか と 憤っている。
九州北部の基地と言えば No1が 佐世保 であることは自明の理。
次が 大分の日出生台演習地 それから 自衛隊のある築城基地  いずれにしても 長崎 福岡 大分である。

先般、日出生台で 米軍と自衛隊の合同実弾訓練が行われた。
露払い的な イベントだった可能性もある。

佐世保にしても 米艦船の入港が増えてきている。 じわりじわりと市民感情を麻痺させてきている。

国民の立場に立つ政党はどこか よく考えて欲しい。  (U)

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米軍基地は 要らない

 普天間の基地の問題で ああだ、こうだと 鳩山政権は 右往左往している。
ゲイツに脅かされて 発言が二転三転するなど もってのほか。

腰が定まってないよ。 要らないものは 要らない とはっきり言いなさいよ。

まして、亜米利加海軍の 殴りこみ部隊 マリーンなど 自分の国で演習してくださいな。
沖縄で 事故を起こし、犯罪を犯し、交通事故を起して 基地に逃げ込んで出てこない態度など卑怯千万。

理は 沖縄県民と 日本にある。 政権が変わったのだから、きちんとお話しをして、お引取り願いたい。
この件で、自民党は いますぐにでも日本が危機に陥るかというような論をはいている。

数年前、フィリピンの米軍基地がなくなったとき、フィリピンが危機に陥っただろうか?
そんなことは無い。 世界各地の 米軍基地は 撤廃されてきているが、それで世界がひっくり返ったという話しは聞いていない。 むしろ、中東への発信基地が無くなって、イラン戦争やアフガンでの戦争が出来なくなるのではなかろうか。
 とにかく 日本から米軍基地を無くそう。 一番簡単なのは 日米安全保障条約をなくして、日米平和友好条約にしていくこと。 民主党のお歴々が 訪中して中国との親睦を深めたところだし、仮想敵国は敵国で無くなって来ている。 北朝鮮も 時間の問題だろう。 基地のある 核の傘 外交から 本当に理解しあう外交に変換しましょう。
 

11.8 国民大集会 東京と沖縄で連帯して意気高く!

 「赤旗」ウエブサイトでは、この二つの集会の模様を速報記事と映像で紹介しています。

11.8国民大集会特設ページ

    11.8国民大集会特設ページより 沖縄集会の様子

(写真)「辺野古新基地建設と県内移設に反対」。
県民の意思を示す沖縄県民大会に参加する人たち
        =8日、沖縄県宜野湾市
      
      (写真)県内新基地建設を許さぬと、ガンバローを三唱する
      11・8沖縄県民大会参加者=8日、沖縄県宜野湾市


   

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「赤旗」 速報版より 

 2009年11月8日(日)「しんぶん赤旗」速報

普天間基地即時閉鎖の意思示す
県内移設反対 21000人
沖縄県宜野湾市で県民大会

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 沖縄県宜野湾市の米軍普天間基地即時閉鎖と「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」が8日、同市の海浜公園屋外劇場などで開かれ、21000人が集まりました。米軍機の爆音と墜落の危険で住民の生活を脅かす普天間基地の即時閉鎖・返還を求め、辺野古(同県名護市)など県内に新基地をつくらせない固く強い意思を示しました。

 県民大会には、日本共産党の市田忠義書記局長をはじめ、衆参の国会議員5人が参加、壇上で紹介され、盛んな拍手を受けました。

 夏日のような日差しのなか、世代を超えて県内外からたくさんの人たちが第一、第二会場を埋め尽くしました。「(鳩山)新内閣に県民の民意に基づいて交渉することを求めて、団結してがんばろう」―。全体の唱和は、日米両政府に届けとばかりに青い空に響き渡りました。

 同大会実行委員会共同代表の伊波洋一・宜野湾市長は県民大会の意義を、「戦後64年も続く米軍基地の負担、苦しみと悲しみに終止符を打つ英断を鳩山首相に求める」と強調しました。

 翁長雄志・那覇市長(同共同代表)は「私は保守系の政治家だが、県民の心は基地の整理・縮小で一つになれる」と述べ、野国昌春・北谷町長は「住民の米軍基地負担の限界は超えている。普天間基地を嘉手納基地に統合する案は絶対に許されない」と意見表明しました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は、「本気になって、外交交渉をやる気があるのかどうかが鳩山内閣に問われている。(普天間基地の)県内移設を強行するならば今日を上回る大きな県民大会を開き、県民の意思を示そう」と力強く訴えました。それぞれの発言に会場から「そうだ」の声や指笛、大きな拍手が起きました。

 沖縄国際大学学生の塩川恵里奈さんが決議案とスローガン案を読み上げ、普天間基地の即時閉鎖・返還と日米地位協定の改定を求めるなどとした決議・スローガンが、盛大な拍手で採択されました。 

  

 2009年11月8日(日)「しんぶん赤旗」速報

「雇用を守れ」「生活できる賃金と仕事を」
国民大集会に3万5000人 
東京・代々木公園

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  「たたかって政治を変え、要求を実現しよう」―すみきった秋空に、連立政権に対して切実な要求実現を迫る唱和が響きわたりました。東京・代々木公園で8日開かれた「新しい未来(あす)へ! 11・8国民大集会」。全労連、全商連、全日本民医連、農民連、新日本婦人の会などでつくる実行委員会の主催で約3万5000人が参加。全国から要求とたたかいを持ち寄り、国民的共同を広げる画期的な集会となりました。

 「雇用を守れ」「生活できる賃金と仕事を」「つぶされてたまるか」。会場は、横断幕、ゼッケン、帽子などに要求を書いた人々がつめかけ、身動きもできないほど。

 「政府は後期高齢者医療制度廃止といっていたのにぐずぐずしている。廃止は待ったなし。直ちに廃止せよと運動を強める」と力をこめたのは、年金者組合埼玉県本部戸田支部の男性。

 山形県内で印刷業を営む米沢民主商工会会員(59)は、「もっと運動を広げて政治を変え、中小業者を活気づけたい」と話しました。

 集会では、非正規労働者、外国人、高齢者、業者、医師、農民、女性、沖縄県民、学生が登壇。「非正規切りを繰り返さないため派遣法の抜本改正を」などと訴えるたびに、「そうだ」「頑張れ」の声援や拍手がわきおこりました。

 あいさつした全労連の大黒作治議長は、「雇用破壊、失業、そして貧困は深刻な実態にあり、待ったなしだ」と強調。新政権に対して国民生活を立て直すよう迫ろうと訴えました。

 連帯あいさつした反貧困ネットワークの宇都宮健児代表は、「貧困のない社会をめざし、一緒に頑張る」とのべました。

 日本共産党の志位和夫委員長は、「旧来の政治を転換できるかどうかは国民のたたかいにかかっている。たたかいで未来を開こう」と訴え。鳩山政権に対して、沖縄の普天間基地の無条件撤去や労働者派遣法の抜本改正、後期高齢者医療制度の廃止など切実な要求実現を迫るたたかいを広げようと呼びかけました。

 小池晃参院議員・参院東京選挙区予定候補が紹介されました。

 派遣切り撤回を求めている日系ブラジル人で兵庫労連バンドー化学一般労働組合の女性(23)は「たたかわなければ変わらない。全国のたたかいを知りました。組合の仲間に伝え、頑張りたい」 

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笠井亮議員の予算委員会での質問

11月4日(水)の衆議院予算委員会での笠井亮議員の追究と鳩山首相と関係閣僚の答弁が映像でUPされていますので、御紹介します。 (1時間13分)



日本共産党のホームページからのリンクは、ここをクリック

「赤旗」記事は、ここをクリック

     この国会質問の中で紹介された県民の意思
2009110503_01_1c.jpg

 住宅地のど真ん中にある危険な普天間基地 (画像をクリックで、ちょっと拡大)
FutenmaBase.jpg
   (JUNSKYblog2009さんより又引き 沖縄情報Webサイトから)

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長編ドキュメンタリー 【ひめゆり】

 沖縄 「慰霊の日」 の6月23日。

日本共産党福岡中央・南 地区委員会が中心となった「実行委員会」の主催で、
長編ドキュメンタリー 【ひめゆり】
の上映会が開催されました。

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   (画像は公式ホームページより引用)

会場にカメラを持ってゆけば良かったのですが、映画上映会ということで、カメラを持参しなかったので、会場の雰囲気を写真で伝えることはできません。
用意したイスはほぼ埋まっていましたから、二百人以上の盛況だったと思います。

開会の挨拶を衆議院福岡2区候補の 小林とき子 さんが行いました。

短い挨拶が終わると、早速映画の上映。 2時間10分もあるとのこと。

内容は、たいへん重いもので、ちょっと安易にブログで紹介できるものではありませんでした。

【公式ホームページ】 から御覧ください。

なお、VTRやDVDの販売 およびTV放送は、しないそうです。


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「強制」から「関与」へ

政府はあくまでも間違いを認めない。
c型肝炎の問題でも政策の間違いは認めず議員立法するという。
沖縄の集団自決に軍の強制があったことはあくまでも認めない。
あくまでも「強制」は認めず「関与」にすると言う。
戦争をする為には軍の強制は絶対に認められない勢力が日本には厳然と存在する。

この問題でも赤旗を読まないで論評が出来なくなっている。

赤旗の記事をなぞって経緯を紹介します。

「集団自決」(強制集団死)は日本軍の強制・命令・誘導・強要によって引き起こされました。それを記述の中心にすべきです。手りゅう弾を配ったことを「複合的要因」の一つとして書けといいますが、手りゅう弾の配布は軍の命令があった証拠なのに、それがあいまいになってしまいます。「日本軍」を主語にした記述が認められるかどうかもあいまいです。
 沖縄県民は検定意見が事実と違うから怒っているのです。審議会はこれをまったく受けとめていません。騒がれたからちょっと手直しをして逃げようという姿勢です。誤りを認め、検定意見を撤回するよう求めていきたいと思います。
 「沖縄戦の歴史わい曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」の山口剛史事務局長(琉球大学准教授)の話

2007年12月8日(土)「しんぶん赤旗」

関係者らによると、文科省は各社の担当者を呼び、口頭で「指針」を伝えました。同省は、「軍が『集団自決』を直接命令した事例は確認できない」とし「軍の命令」との表現は認めないとしました。同時に、「集団自決」には複合的な要因・背景があったことを書き込むよう求めました。


沖縄戦「集団自決」をめぐる教科書検定で、訂正申請した教科書会社に対し文科省が書き直しを求める「指針」を伝えたことについて、那覇市議会は二十五日、「軍の強制をあいまいにし、到底容認できない」とする意見書を全会一致で可決しました。意見書は、議会運営委員会で日本共産党市議団が全会派に呼びかけていたものです。
2007年12月26日(水)「しんぶん赤旗」

文科省は訂正申請の審議は「検定意見の趣旨を踏まえておこなった」としています。意見を撤回しなかった審議会と文科省に対し、沖縄では地元紙が「『軍強制』認めず 『関与』に後退」という見出しの号外を出すなど、「沖縄の思いを受けとめていない」との抗議の声があがっています。


2007年12月27日(木)「しんぶん赤旗」

これまでも教科書には「日本軍に『集団自決』を強いられ」などの記述があったのに、削除を求められたことはありません。にもかかわらず、二〇〇八年からの高校教科書の検定で「沖縄戦の実態について誤解するおそれ」との意見がつき、「強制」記述が削除されたのです。自衛隊が海外に派兵され、再び「戦争する国」になろうとしているなかで、軍事最優先の体制をつくる動きに呼応していると見るのは当然です。
 文科省はあくまで学問的な研究の結果にもとづくものだといいはろうとしましたが、「集団自決」から「軍の強制」を否定する意見はまともに通用するものではありません。一部の軍関係者などが現地の守備隊長の直接の命令はなかったと裁判を起こしましたが、直接の命令の有無にかかわらず、住民は軍から「強制」されるなかで「自決」に追い込まれたことが逆に明らかにされました(来年三月判決)。裁判の一方の当事者の主張で教科書の記述が削除されたとすれば、それこそ異常のきわみです。
誤った検定意見を撤回し、正しい記述を回復するのは当然であり、政治的な検定がまかり通る密室の教科書検定制度そのものを、抜本的に見直すことが不可欠です。


2007年12月27日(木)「しんぶん赤旗」

一、本日、文部科学大臣は、来年度使用の高校日本史教科書における沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述について、「軍による強制」の明記を認めない決定をくだした。多くの証言でも明らかなように、「軍の強制」なしに愛する家族を手にかけることなどありえなかったことは、否定し得ない歴史の事実である。しかも、教科書検定審議会自身が「軍の関与は『集団自決の要因』の主要なもの」と述べざるをえなくなっており、今回の決定は、何の道理もない。
 福田康夫首相は、沖縄県で復帰後の県政史上最高の十一万人集会が「軍の強制」の記述復活をもとめて開かれた直後には、「沖縄県民の思いを重く受けとめる」と述べていた。これを反故(ほご)にし、「沖縄県民の思い」を踏みにじった福田内閣につよく抗議する。

二、 この問題の発端は、三月におこなわれた、軍による「集団自決」の強制という記述にたいし、「沖縄戦の実態について誤解するおそれがある」とした教科書検定にある。しかも、この検定は、侵略戦争を美化する特異な立場とつながる教科書調査官(文科省官僚)が原案を作成し、学問上の通説に反しておこなった、政治介入そのものだった。問題の正しい解決のために、あらためて検定意見の撤回をもとめる。
2007年12月27日(木)「しんぶん赤旗」市田書記局長談話

教科書執筆者の坂本昇さんは今回の記述書き直しの経過に触れ「(文科省に)書かされる検定になってしまった。撤回を目指してきた私たちとして、満足のいくものではない。あくまでも検定意見の撤回と記述の復活を追及していく」と決意を語りました。


2007年12月28日(金)「しんぶん赤旗」
市民団体と出版労連が行った国会内の集会での発言

関連キーワード歴史教科書
以上です。
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不当な政治介入の撤回を!(集団自決について)

これが問題の「調査意見書」
これによって沖縄戦集団自決が教科書から外された。
文科省の自作自演の謀略文書のようなものである。

2007101203_02_0b.jpg


以下12日の赤旗からです。

高校日本史の教科書検定で、沖縄戦での「集団自決」に日本軍の強制があったとする記述を削除する発端となった「調査意見書」が、文科省ぐるみで作成され、専門家によるまともなチェックさえなかった。

11日の衆院予算委員会で、日本共産党の赤嶺政賢議員の質問で明らかになりました。
赤嶺氏は「文科省が勝手につくった検定意見に固執することこそ『政治介入』だ」と批判し、検定意見の撤回と記述の回復を要求。気迫の追及に、第一委員室は静まり返りました。

審議会には、沖縄戦の専門家は一人もいません。「特段の議論はない」(文科省初等中等教育局長答弁)まま、学術的、中立・公正な検討を経たという装いが整えられました。いまになって、審議会委員からも、「もっと慎重であるべきだった」という反省がのべられています。

渡海紀三朗文科相は、「私が(検定意見を)『撤回せよ』というのは政治介入になる」といいますが、文科省ぐるみの意見を審議会で通したこと自体が政治介入です。その撤回を求められて、「政治介入はできない」という言い分は通りません。不当な政治介入を撤回しなければ、沖縄の心を踏みにじった検定は、なんら是正されません。

調査官が意見の根拠とした文献の著者である関東学院大学の林博史教授も怒りの声をあげていることを紹介し、「検定意見の撤回、記述回復を求めるのは『政治介入』ではない。真実を回復してくれというやむにやまれぬ県民の要求だ」と迫りました。

詳しくは12日の3つの記事をご覧下さい。

論戦ハイライト
沖縄戦集団自決「軍の強制」削除
文科省が検証なしに20年来の記述覆す
検定意見こそ政治介入


主張
「集団自決」検定
沖縄の心にこたえ撤回せよ


「強制」削除 文科省ぐるみ
沖縄戦「集団自決」 の検定意見
専門的検討なし
衆院予算委 赤嶺議員 撤回迫る


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ETV特集 【基地と笑え】

今(2007年9月30日 22:45)、NHK教育テレビで
ETV特集 【基地と笑え】をやっている。

 地元のコント集団が、米軍基地や日本国憲法など政治ネタをコントとして見せ、幅広いコンセンサスを目指そうという運動である。
 その集団の名前は「お笑い米軍基地」

 「お笑い米軍基地」メイキング・ブログは、ここをクリック
 関連ホームページは、ここをクリック 映像を御覧になれます。
ついでに、ここもクリック

 番組では、コントを次々紹介しながら、その間に、沖縄の現実を織り込んでゆく。

 その中で「ジャパネット沖縄」というコントが優れていた。
タカタ社長の声色と形態模写をしながら、通販するのは「普天間基地」。
タカタ社長がやる、「これをお付けします。」を真似て、付けてくれるのは「米軍攻撃ヘリ」そして、これもついでにお付けしますというのは「沖縄在住のアメリカ海兵隊」最後に「これを付けましょう」というのは「英語用電子辞書」?
 「全部付けてなんと8,000億円」
 そして「さらに送料・消費税はもちろん要りません。」
タカタさんなら「ジャパネットタカタが御負担します」というところが、
「送料・消費税は国民の皆さんに負担していただきます」とのオチで、このコントは終わる。
(10/1追記:お玉おばさん も、ここで紹介できていないニュアンスを紹介している。)

 日本国拳法というコントは、「拳法道場」の頭首が引退するので、息子のどちらかに譲りたいという「リア王」のような展開。
 兄は、軍備論者、弟は平和論者。それぞれの弱点も明らかにしながら兄弟喧嘩を始めると、アメリカ人が来て二人とも打ちのめすというオチ。

 他にもたくさんのコントを紹介しながら考えさせる番組であった。
今、この時間もコントは続いている。


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沖縄 島ぐるみ11万人 「集団自決」検定撤回を

沖縄 島ぐるみ11万人
  「集団自決」検定撤回を
    軍関与削除に抗議
 教科書問題 県民大会

            2007年9月30日(日)「しんぶん赤旗」
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 歴史の事実通り、高校歴史教科書に沖縄戦「集団自決」で日本軍が強制・関与したと書き込め―。二十九日、文部科学省の歴史わい曲に沖縄の島では怒りのうねりが大きな一つの意思を示しました。同日、教科書検定意見撤回を求める県民大会(同実行委員会主催)が宜野湾市で開かれ、参加者は、会場となった海浜公園に入り切れず約十一万人に膨れあがりました。

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   (中央のガッツポーズは仁比議員)

 この日同じ目的で、宮古島市や多良間村は「宮古郡民大会」を、石垣市や竹富町、与那国町は「八重山郡民大会」を開き、それぞれ二千五百人が参加しました。参加者数は県民十人に一人が参加したことになります。

 「文科省は生徒たちに、沖縄戦の真実を教えよ」「文科省は県民の声を聞け」との横断幕などが海浜公園会場を埋めました。会場内は身動きが取れない状態となり、周辺に人があふれました。会場につながる道路では人の列が続きました。

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   (最前列に陣取った取材陣)

 演壇には日本共産党、民主党、社民党、社大党、公明党の各政党代表や、沖縄本島三十六自治体のうち、三十四市町村長が並びました。共産党から市田忠義書記局長、赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平参院議員らが演壇に登りました。県民大会は立場の違いを超えた取り組みとなりました。

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  (現地で会見する市田書記局長)

 「子どもたちに、沖縄戦における『集団自決』が日本軍による関与なしには起こり得なかったことが紛れもない事実であったことを正しく伝え、沖縄戦の実相を教訓とすることの重要性や、平和を希求することの必要性、悲惨な戦争を再び起こさないようにするためにはどのようにすればよいのかなどを教えていくことは、我々に課せられた重大な責務である」との大会決議が確認されました。

 あいさつに立った仲井真弘多県知事は「沖縄県民を代表する者として、今回の文部科学省の検定意見に対して強く抗議し、遺憾の意を表明するとともに、検定意見が速やかに撤回され、記述の復活がなされることを強く要望する」と述べました。

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 実行委員長の仲里利信県議会議長が「今こそ、全県民が一丸となって立ち上がり、教科書から沖縄戦における軍隊による強制『集団自決』の削除に断固、ノーと言おうではありませんか」と呼びかけると、会場からは拍手がわき起こりました。

 大会のあと十月十五、十六日には、県知事や県議会議員、市町村長らが、教科書検定撤回を求めて文部科学大臣や首相に要請するため東京を訪れる予定です。

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 沖縄戦「集団自決」の教科書検定 今年三月、文部科学省が沖縄戦「集団自決」に関して軍が関与したとする記述の削除・修正を求めた検定意見を来年度から使われる高校歴史教科書につけたもの。すべての教科書が書き換えられ、日本軍による命令・強制・誘導があったことが教科書から消えました。


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2007.9.29 沖縄県民大会

日本共産党のメルマガで、沖縄県民集会のニュースがきたので、御紹介いたします。

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 本日(9月29日)午後3時から、沖縄県宜野湾市の海浜公園多目的広場で、沖縄戦「集団自決」の教科書検定意見撤回を求める県民大会がひらかれました。
 超党派の文字どおり県民大会で、日本共産党から市田忠義書記局長をはじめ赤嶺政賢衆院議員、仁比聡平参院議員らが参加しました。
 現地の様子を、ケータイムービーと写真でお伝えします。
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その写真や映像は、下記のアドレスに掲載されています。
是非、御覧ください。

http://www.jcp.or.jp/tokusyu-07/32-okinawa/

このページからほんの少し写真を転載します。

集会参加の人々
hitobito.jpg


市田書記局長(左端)と赤嶺議員(右端)
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日本刀を逃れ得て

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袈裟斬りにくる日本刀を逃れ得て今在る我も消せない歴史



捨て石の位置からの自由目指し生く沖縄人われに迷いはあらず



沖縄・糸満市の歌人仲松庸全(ようぜん)さんの短歌です。

平和万葉集(巻三)のp286にあります。


仲松さんは沖縄戦で切り殺されそうになったことが2度あるそうです。

一度は岩陰に富立ちと一緒に四人で隠れていたとき、下士官を先頭に数人の日本兵が来て刀を突きつけ、「そこを空けろ。出て行け」と威圧しました。
 仲松さんが持っていた手りゅう弾を構えて「切るなら切れ」と叫ぶと、日本兵はそのまま立ち去りました。
手りゅう弾は「敵に切り込め」と渡されていたものでした。

二度目は意を決して投降しようとしたとき。シャツを切って白紙をつくり、岩陰から出ていくと、将校が「国賊、たたき切ってやる」と切りつけてきました。
何とかかわし海にむかって駆け下り、投降しました。



赤旗24日付けより。

泣き止まない女の子が壕の中で日本軍の将校にピストルで撃ち殺されたのも目撃したそうです。

沖縄戦の「集団自決」を教科書から無くすことに反対する9.29県民大集会が迫っています。


写真を拝借したこの記事も参考になります。
http://www.min-iren.gr.jp/syuppan/genki/191/genki191-03.html

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謝らなければならないのは私たちの方だ!

dr.stoneflyの戯れ言の
「辺野古からのメール」…ダイバーは殴られ、珊瑚は潰され
から丸々転載します。
カナダde日本語などにも掲載されていますがこのブログにも掲載します。

是非お読み下さい。

■以下転載です■


========以下転送です====【転送歓迎】

遅い時間の配信申し訳ありません。

今日一日のことを報告します。
これを読むだけでなく、傍観するのではなく、どうか辺野古に駆けつけてください。

明日、明後日も未明より作業が行われる可能性があります。
この2週間ほとんど休むことなく警戒を続け、今日も10時間以上海上で非暴力の座り込みを行ってきた仲間達は疲れ切っています。どうか、一緒にこの平和を求める活動に参加してください。

わたし達のほとんどは、皆さんと同じ、何にも所属していない一人の市民です。
特にカヌーに乗っている人の半数近くは定年退職者です。
わたし達は反対派でも妨害者、過激派でもなく、ましてや日本の軍隊が向き合うような「軍隊」とは天と地ほどの違いがあります。
これ以上沖縄を、ジュゴンの海を毀さないでください。
沖縄を、日本を、アメリカと一体となって世界中で無垢の市民を殺し続ける加害へと荷担させないでください。ベトナムでの、イラクで市民を殺戮した爆弾はわたし達の島から飛び立っているのです。

どうか辺野古へ駆けつけてください。
・ダイバーが足りません。無抵抗で海底の機器設置場所に座り込むわたし達のダイバーに対して、殴る蹴るの暴行が水中で行われています。多くの目撃者、カメラが集中することによってこのような命にかかわる危険な行為を止めさせることができます。
・カヌーに乗る方が足りません。もうみんなへとへとです。来ていただければ、時間を作って練習を行います。


以下報告です。
昨夜、午前0時には100人ほどの人たちが集まってくださり、交代で寝ながら監視行動を続けました。
午前4時、出航準備をしに外に出たところ、海の方からエンジンの音がゴウゴウと鳴り響いています。海上は海上保安庁の船で埋め尽くされていました。

午前5時半、汀間(ていま)漁港から阻止行動の船を出そうとした時に、海上保安庁は異例の船舶検査などを行ない出航時間を大幅に遅らせるという手段に出てきました。
午前7時、既に作業が強行されている海に出ると海上保安庁の大型巡視艇4隻、中型2隻、小型2隻と数えきれないほどのゴムボートが襲ってきました。結果として午前中3ヶ所については作業をさせず、午後もカヌー隊が向かったところでは、作業をやめさせることができました。それでも多くのポイントに調査機器がおろされています。
わたし達は、小さなカヌーにのって6艇ずつが小船に曳かれて一日中走り回りました。
また、ダイバー達、シュノーケルの人たちも、海底に打たれる杭の切っ先に手を伏せてギリギリのところで止めるようなシーンもありました。
こちらのダイバーはその度に殴る蹴るの暴行を受けています。浜に戻ったときは午後5時半でした。10時間以上海上にいたことになります。
ところで、わたしは子どもの頃父より「海上保安庁の人間には誇りがある、海上自衛隊は人を殺すためにあるが、彼らは人の命を救う仕事をしているのだから」と聞かされていました。
もちろん、多くの海上保安庁の方々は紳士的でしたが、とても残念な、酷い行為も今日一日でたくさん目撃しました。

例えば作業船にカヌー隊がしがみついていた時に船がバックを始め、雇われている漁民は安全を考えてゆっくり引き離そうとしていたようですが、海上保安庁のボートから「もっとスピードを出せ!」と怒鳴られ漁民の方は仕方なくスピードを上げました。その結果カヌー1艇が転覆しました。彼らは人の命を守るどころか、危険にさらしたのです。
海上保安庁の職員は、まるで防衛施設局の職員か業者のように漁民に指示し、危険行為、場合によっては生命の危険にある行為を行うよう命じました。

違う場面ではゴムボート2艘でカヌーの隊列を挟み、執拗にカヌーを波で煽り、転覆させました。これも一つ間違えると波と船体に打ち付けられ命を奪いかねない行為でした。
また、少なくとも2ヵ所で海上保安庁のゴムボートが、白化現象から漸く回復しつつある貴重な浜珊瑚に船で激突しました。手前を走る海上保安庁のゴムボートが積む2機のエンジンがその衝撃で飛び上がるのを目撃しました。

海底にしがみついて非暴力で阻止行動をしているダイバーに対して、作業員もしくは海上自衛隊員たちは殴る蹴るの暴行を加えてきましたが、海上保安庁の隊員は見て見ぬふりです。

しかし国は「反対派」というレッテルを貼り、「妨害行為・暴力行為」をしているというネガティブキャンペーンを必ず展開するはずです。

作業を強行している業者の人も海上保安庁も、海上自衛隊も防衛「省」も国もきっと信じられないのだと思います。
金儲けのためでもなく、暴力を振るわれても振るうことなく、他者や自然の平和を守るために行動する人たちの心を彼らは信じられないのだと思います。
全て力でねじ伏せることが出来ると思っている人たちは、非暴力で立ち向かって来る一般市民が心底恐いのだと思います。
人の心を信じ、平和を信じ活動する市民たちがいることを心底否定したいがために暴力を持って望んで来るのだと思います。
平和を創るために体を張っている仲間たちは「暴力を振るう者が一番弱い」ということを知っているのです。
暴力の弱さを国に伝えるために、愛する日本には暴力に頼る国になって欲しくないという命をかけた訴えをしているだけなのです。
人間は自分にやましいところがあると他者に対して暴力的になるものです。海上自衛隊導入は「国の逆切れ」と理解していただいていいと思います。

これから国がありとあらゆる方法を用いて「辺野古の阻止行動」に対して張って来る「ネガティブキャンペーン」「マイナスイメージ宣伝作戦」に引きずられてはならないと思います。真実を伝えている仲間たちの声を信じてください。国が今回のことで墓穴を掘っていることに気付くまで、私たちは平和を求めて進むだけです。

■以上転載おわり■

頭を垂れたくなる心境になります。言葉がありません。

5月20日の辺野古からの緊急情報によるとこうなっている。
「命を守る会」の金城祐治代表の葬儀の最中に測量は終わってしまったようだ。

ーーーーーーーーー
先程、金城祐治さんの告別式が終わりました。沢山の人たちが集い、防衛施設局の方々も参列したようです。阻止行動について平良夏芽牧師の言葉をお伝えします。「施設局の作業は終了してしまったようです。保安庁の船も作業船もいなくなりました。止めることができませんでした。申し訳ありません。平良夏芽」
ーーーーーーーーー

現地で戦っている人に謝られることはない。
謝らなければならないのは沖縄にいつまでも犠牲を強いている私たちの方だ!

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