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ポラリス-ある日本共産党支部のブログ

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テレビ東京系「週刊ニュース新書」 に志位委員長 が出演

2013年8月4日(日)

 志位委員長が、テレビ東京系「田勢康弘の週刊ニュース新書」に出演し、

参議院選挙での躍進に関する質問に答えると伴に、今焦眉の話題を語りました。

中身は、下記に引用しましたのでお読みいただくとして、主なポイントは・・・

※ 「共産党が躍進した秘密」は?

※ ネット選挙―「共産党のイメージが変わった」

※ 若者と雇用問題

※ 「好きじゃないけど期待する」人には

※ 「安倍政権にどう対峙」―どんな問題でも対案示していきたい

※ 憲法―改悪阻止に向けた一点共闘を

※ 憲法96条改定問題は、「立憲主義を壊すものでダメだ」

※ 麻生発言―ナチズム肯定、民主主義否定の暴論

※ 世界共通の価値観に逆らえばどの国からも相手にされなくなる

※ 「一点共闘」―一致する一点で草の根レベルで声をあげよう

※ 日本への提言―国民の声で動く新しい政治を

※ 「番組あとがき」―ショパンを好きか嫌いか 



 特に、進行役の田勢康弘さんが、次のように語った処が印象的だった。 

田勢 憲法改正を今よりもしやすくするために96条を変えるという発想と、(「集団的自衛権」行使に関する)憲法の解釈を変えるために内閣法制局の長官を変えるという発想が、非常に似ている。ねじれ解消の結果、これが出てきたかというのはビックリする。

 志位 正面から問題を堂々と問うというのではなくて、まさに邪道で、ことを進めてしまおうというやり方だと思います。 



共産党躍進 これが秘密 ざっくばらんに志位さん語る
 テレビ東京系「田勢康弘の週刊ニュース新書」

 しんぶん赤旗 - 2013年8月4日(日)


 「躍進する共産党! いま何を目指すのか?」―こんなテーマで3日に放映されたテレビ東京系「田勢康弘の週刊ニュース新書」。番組冒頭から「共産党が躍進した秘密」に迫っていきました。

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「共産党が躍進した秘密」は?
 ― 正面から対決で揺るがない政党求めていた
 

 田勢 共産党の躍進を、私なりにその理由を分析しますと、いろんな政党、野党が「何でも反対の政党ではない」といい続けていました。それで、本当に自民党に反対してくれる政党は共産党以外なくなったんじゃないかという思いが広がった。どうですか。

 志位 その通りだと思います。いま、国民のなかに、安倍内閣のやっていることは危ないぞと。例えば、消費税の大増税、原発の再稼働、憲法9条の改定、どうも危ない方向に行っているぞという危機感といいますか、不安感が広がっていると思うんですね。

 そのときに、きちんと野党の立場で正面切って対決する政党、頼もしく、揺るがない、ブレない、そういう政党を求めていたという感じがします。

 同時に、対決するうえでは、対案を持っていなくちゃ、対決できません。私たちは今度の選挙で、どんな問題でも対決と同時に対案を示す。アベノミクスに反対すると同時に、大企業の内部留保を活用して賃上げで景気回復をはかろうという対案を示しました。そういうことも一定の評価をいただけたのではないかと思います。



 番組中で挿入されたVTR(事前録画映像)では、
 共産党に1票を投じた有権者にその理由を聞きました。


 「一番まとも。頑張ってほしい」との声から、「(主張が)通る、通らないは別として、(自民党に)強く言ってくれる党といったらここしかない」(男性)、「好きではないけれども、こちら(自民党)が勝ち過ぎたらいけないから」(女性)という声まで紹介されました。

ネット選挙 ― 「共産党のイメージが変わった」(水原氏)

 VTRで、田勢氏が赤旗編集局を訪れ、選挙結果の紙面を見ながら「獲得議席数以上にすごかった」と感想をのべた場面を番組で紹介。党本部を訪ねたVTRでは、ネット上に立ち上げた特設サイト「カクサン部」も登場し、キャラクターの「雇用のヨーコ」などが紹介されました。

 水原恵理アナウンサー やわらかいイメージで、変わりましたね。

 志位 そうですね。ネット選挙ですから、共産党の政策が若い人たちにすっと入っていくような、そういう工夫もしました。

 水原 民主党をはじめ、多くの野党が議席数を大幅に減らすなか、共産党が躍進しました。ただ、社民党、生活の党なども共産党と同じように「脱原発」「反TPP」などを訴えましたが、大敗しました。この違いはどこにあるとお考えですか。

 志位 社民党と生活の党について、私がコメントするのは控えたい。他の党のことですから。

 水原 自民党に反対するという点では同じですが、共産党が伸びた理由は。

 志位 ブレないで一貫してスジを貫くということは、評価されたと思っています。

若者と雇用問題 ― 「一番反応があったのが共産党。
 若い人の投票率上がればもっと伸びる余地」(田勢氏)


 田勢 今度の選挙の特徴は、若い人がかなり共産党を支持したんじゃないかと思います。やはり、ネット選挙でも一番反応があったのは共産党の候補者、それから共産党そのものだと思います。ですから、若い人たちの投票率が上がっていけば、これからかなり共産党も伸びる余地はまだあると思います。

 志位 若い方々、とくに雇用の問題は大きかったですね。「ブラック企業」と言われていますが、若い人を大量に採用して、ひどい働き方をさせたあげく、病気にさせ、辞めさせていく、という企業のあり方でいいのかという問題をずいぶん問題提起しました。

 さっき「雇用のヨーコ」が出てきましたけれども、「雇用のヨーコ」が「ブラック企業にお仕置きよ」と言っているビラがあるんですよ。そういうものも作ったんですけれども、多くの若い人たちに受け取っていただけるという状況がありました。若いみなさんが人間らしい雇用を求めているなと強く思いました。

 田勢 私も大学で長い間、教壇に立っていて、学生の就職活動の厳しさを現場で見ているものですから、そういうときに、共産党の候補者、とくに東京の候補者が自分の体験を話しておられました。何十社も申し込んでも全部落ちるという。ああいうことが共感をよんだような気がしますよね。

 志位 東京の吉良(よし子)さんにしても、大阪の辰巳(孝太郎)さんにしても、自ら歩んできた道、そのもののなかで大変な就職難、就職氷河期といわれるような状況のなかで苦しんだ。その声をそのまま届けたいという話でした。若い方々の心にすっと響いたんじゃないかと思います。

「好きじゃないけど期待する」人には―今度はまるごと好きになってもらう努力を 

 田勢 一方で、年配の人のなかに、VTRにもありましたけれど、「共産党は好きじゃない。だけどもう期待できるのは共産党だから入れるんだ」と。こういう人も相当、いるような気がしますよね。

 志位 いらっしゃると思います。いまの野党の全体の状況のなかで、とくに主要な野党がどれも自民党の亜流みたいな政党になってしまっているなかで、きちんと国民の声で「ダメなものはダメだ」「ならぬものはならぬ」と言う政党がほしいという思いで、投票してくださった方はたくさんいらっしゃると思います。

 そういう方々にはですね、今度は共産党を丸ごと好きになってもらうような努力はしていきたいと思っています。

「安倍政権にどう対峙」 ― どんな問題でも対案示していきたい

 「安倍政権にどう対峙(たいじ)」というテーマでも志位さんに肉薄。番組は、憲法、消費税、原発などで自民党の悪政と対決する日本共産党の政策を紹介し、番組進行役の一人、中川聡アナウンサーが「このなかで真っ先にやるべきこと、力を入れることはなんでしょう」と志位氏に問いかけました。

 志位 どれも大事ですが、暮らしの問題が大きいと思います。「アベノミクス反対」とありますが、アベノミクスがやろうとしていることは、たとえば「雇用の流動化」の名で解雇の自由化をはかる、あるいは派遣労働をもっと増やす、こういう方向には断固反対ですし、消費税増税には断固反対です。

 どうやって不景気を打開していくのかといえば、私たちは大企業の内部留保の一部を活用して安定した雇用と賃上げにあてる。だいたい大企業の内部留保の1%を活用したら、8割の大企業で月額1万円の賃上げできますから。そういう方向で暮らしと雇用をよくしていく。国民の所得を増やして景気回復をということにうんと取り組んでいきたいと思っています。

 田勢 そこで尋ねたいのが原発です。半世紀近い原発でプルトニウムが40トンある。使用済み核燃料が1万7000トンくらいある。福島の事故を起こした1号機から4号機をどうやって廃炉するか決まっていない。この問題をどうしますか。

 志位 今、問われているのは原発を再稼働させていいかどうかで、大争点だと思います。今、言われたように再稼働させたら、また核のゴミが出てくるし、プルトニウムが出てくる。

 何より、福島の現場にいくと(事故が)収束していません。放射能汚染水が海に漏れていたというのも大問題になっている。そして何よりも15万人という方々が、不自由な先の見えない避難生活を強いられている。こういうもとで再稼働などできません。

 できないのだったら、やっぱり原発はとめたまま廃炉にする。そして、廃炉の決断をして再生可能エネルギーへの大転換を決断するというのがまず、出発点として必要だと思います。

憲法 ― 改悪阻止に向けた一点共闘を

 番組では、自民党がおしすすめる憲法改定が問題に。「改憲勢力が(国会で)3分の2を占めるには公明党がどういうスタンスをとるかが重要になってくる」として、日本共産党と公明党が「お互い(改憲反対で)協力することはあるのか」との質問が出ました。

 志位 公明党と直で、今、そういう関係をやる条件はないと思います。

 ただ改憲手続きの要件を定めた憲法96条改定問題は、「立憲主義を壊すものでダメだ」という声が、9条をかえてもいいという人も含めて広がっている。だから、この一点で協力できる勢力とはどの勢力とも協力して阻止していきたいと思います。

 自民党の元幹事長の古賀誠さんが「しんぶん赤旗」に登場して、「96条改定大反対」ということもいっていますから、この一点で協力できる勢力とは協力して食い止めていきたいと思っています。

 田勢 憲法改正を今よりもしやすくするために96条を変えるという発想と、(「集団的自衛権」行使に関する)憲法の解釈を変えるために内閣法制局の長官を変えるという発想が、非常に似ている。ねじれ解消の結果、これが出てきたかというのはビックリする。

 志位 正面から問題を堂々と問うというのではなくて、まさに邪道で、ことを進めてしまおうというやり方だと思います。

麻生発言 ― ナチズム肯定、民主主義否定の暴論

 水原 憲法改正という点でいえば、ドイツのナチス政権を引き合いに出した麻生副総理の発言が問題になっていますが、どう受け止められましたか。

 志位 発言の詳細をよく読みましたが、どう読んでもナチズム肯定、民主主義を否定する暴論だと思います。なにしろ、ワイマール憲法を機能停止に追い込んだプロセスを、(麻生氏は)「あの手口を学んだらどうかね」といった。この部分は明瞭です。

 ナチスがワイマール憲法をどうやって停止においこんだかといったら、国会放火事件をデッチあげる。反対派をどんどん弾圧する。そして、「授権法」という「全権委任法」を通して、憲法機能を停止させる。暴力と弾圧で憲法を破壊したわけです。

 その手口に「学んだらどうかね」というのは、日本の政治家としても失格だといわなければならないと思います。

 中川 であれば、今後は辞任要求や内閣不信任案につなげていこうという考えはあるのでしょうか。

 志位 辞任すべきだと思います。

 第2次世界大戦後の国際秩序というのは、日独伊の行った侵略戦争は不正不義のものであって、二度と繰り返してはならないというのが共通の土台となっている。この土台をひっくりかえしてしまったら、国際政治に参加する資格はありませんし、国政にも参加する資格はないと思っています。

「価値観外交」 ― 世界共通の価値観に逆らえばどの国からも相手にされなくなる

 田勢 特に世界は安倍政権を右傾化の心配があると見ているわけです。アメリカを含めて。こういう問題が出てくると国内の問題にとどまらない。日本は(世界で)孤立するおそれもあります。

 志位 よく安倍さんは「価値観外交」といいますが、「価値観」というなら、先ほどいった日独伊のファシズムと軍国主義を二度と許さないというのが(国際政治での)共通の「価値観」だと思います。

 これはアメリカも含めて世界中の「価値観」です。それに逆らうような方向の発言を安倍さん自身もやっているところに根っこがあると思います。そういうやり方では世界のどこの国からもまともに相手にされなくなる。ですから、その根を絶つ仕事が大事になってくると思います。

「一点共闘」 ― 一致する一点で草の根レベルで声をあげよう

 「野党共闘は先導できるか」とのテーマでは、参院の東京選挙区で当選した山本太郎氏が登場。「共産党は頭脳明(めい)晰(せき)な集団。経済至上主義への反対勢力が連携する必要がある」とコメントしていたことが紹介され、志位氏が受け止めを聞かれました。

 志位 私たちは、大きい政党でも、小さい政党でも、無所属の方でも、政策的立場が一致して、お互いに共同の意思があれば、協力するという立場でやってきましたし、これからもやっていくつもりです。

 田勢 たとえば憲法96条でも、自民党の古賀さんが「赤旗」で意見を述べられる。自民党の中でもそういう人がいるわけです。幅広い国民レベルでの反対をどうやって結集していくかは共産党の一つの重要な責任だと思います。

 志位 それは大変、重要です。国会の中だけでみないで、国民レベルでみたら、憲法9条の改定も、96条の改定も反対が多数派です。ですから、いかにその流れを大きな流れにしていくかが、決定的だと思います。

 たとえば憲法9条については大江健三郎さんなどが「九条の会」をつくられて7000もの草の根の組織があります。これをうんと発展させていく必要があると思います。

 「96条の会」には、9条の立場を超えて慶応大学の小林節さんから奥平康弘さんまで入って共闘がされていますから、「一点共闘」と私たちはよんでいますが、一致する一点で草の根レベルで声をあげていくことが大事だと思います。

日本への提言 ― 国民の声で動く新しい政治を

 最後に「日本への提言」をフリップで示すよう促された志位氏は、「国民の声で動く新しい政治」を掲げ、次のように述べました。

 志位 今、国民の多数の声と安倍政権のやる方向がねじれていると思います。「ねじれ解消」といいますが、「ねじれ」は変わっていない。消費税の問題も、原発の問題も、憲法の問題も。ですから、国民の多数の声で動く新しい政治をつくっていきたいと思います。

     *************

「番組あとがき」 ― ショパンを好きか嫌いか

 番組では、マスコット猫「まーご」も登場、志位氏に首をなでられ、気持ちよさそうに寝ころびました。最後に、番組恒例の「今日のあとがき」で、田勢氏がピアニスト、アルフレッド・コルトーの言葉―「世の中には2種類のピアニストがいる。ショパンを弾くピアニストと、弾かないピアニストだ」を引用しました。

 田勢 志位さんは若いころ、ピアニストをめざされたことがあるとか。

 志位 ピアニストではないんですが、音楽家をめざしたことはあります。

 田勢 ショパンは好きですか、嫌いですか。

 志位 大好きです。いくつかは練習したこともあります。

 田勢 ピアニストはどなたが弾くショパンが一番?

 志位 もう亡くなったんですけど、スヴャトスラフ・リヒテルさんですね。コンサートは来日のたびに通いつめました。ショパンも素晴らしい演奏がたくさん残っています。

 田勢 私はアシュケナージとかアルゲリッチのショパンを聞いているんですけど。

 志位 アルゲリッチさんもいいですね。リヒテルのショパンの中で特に忘れられないのは、練習曲の4番をものすごい速さで弾いているのがあるんですね。これは素晴らしい演奏が残されています。

 番組はなごやかなうちに終わりました。

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志位和夫 ‏@shiikazuo 1時間
この演奏が、テレビ東京の番組で紹介したリヒテルのショパン練習曲作品10-4です。
信じられないほどの速さ、高い芸術性に、驚嘆します!
   piano chopin etude op10 no4 richter:



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テーマ:2013参議院選挙 - ジャンル:政治・経済

年収200万円以下4人に1人 1100万人に迫る

 きょう10月3日の日刊「赤旗」によると、

1999年から2009年に至る10年間に、

年収300万円未満のワーキングプア階層が約400万人増加し、

その中でも200万円未満の階層が約300万人も増加。

一方で年収300万円から2000万円に至る階層が約400万人減少し、

その中でも、年収600万円から2000万円に至る階層が約300万人減少。


対照的な結果となっています。

2010100301_01_1b.jpg

すなわち、中間収入階層が減った分、低収入階層がに流れ込んだ訳で、

国民の貧困化を如実に示しています。

2010100301_01_1.jpg

年収 200万円未満が 1,099万人(民間企業の給与所得者の24.4%)

(内、100~200万円が 700万人)

(内、100万円未満が   399万人)


 このデータは、国民の購買力を低下させていることを証明したものであり、

結果的に国内消費の低迷を生み、合わせて国民の意気を消沈させ、

結局、日本経済の回復が軌道に乗らない最大の原因となっています。(S)


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年収200万円以下4人に1人
  09年、1100万人に迫る
  中間層の貧困化顕著 民間労働者


          2010年10月3日(日)「しんぶん赤旗」
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 2009年中に民間企業で働く労働者のうち、年収200万円以下のワーキングプア(働く貧困)層が1100万人に迫り、4人に1人となっていることが分かりました。国税庁が9月28日に公表した「民間給与実態統計調査」で明らかになりました。

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 年収200万円以下の層は前年から 32万4,000人増加し、1,099万人となりました。

民間企業の給与所得者の24.4%です。


1000万人を超えるのは4年連続です。

 年収100万円以下の層は 08年に前年比 16万9000人、09年にも同 15万8000人増え、399万人になりました。

 99年から09年の給与所得者数の増減を年収階層別にみると、300万円以下の低所得者層が急増しました。

とくに、200万円以下層は 296万人の増加です。

300万円超2000万円以下の層は激減。

2000万円を超える富裕者層は増加しました。

多くの中間層が低所得者層に落ち込んだことがうかがえます。


 ワーキングプア層の増加が目立ち始めたのは99年に労働者派遣法が改定され、それまで26業種に限られていた派遣事業が原則自由化されてからです。

このとき、自民、公明、民主、自由、社民の各党は法案に賛成しました。

日本共産党は、原則解禁は正社員の派遣社員への置き換えになり、使い捨て雇用が広がると批判し、労働者派遣法を「派遣労働者保護法」にする改正案を国会に提出しました。


 04年には労働者派遣事業の禁止業務だった製造業などにも解禁され、ワーキングプア層の増加に拍車をかけました。

このとき賛成したのは自民、公明、保守の各党で、

日本共産党をはじめ民主、自由、社民の各党は反対しました。

 ワーキングプア層の増加は消費を冷え込ませ、景気回復にもマイナスです。大企業には、安定した雇用を増やし、賃金を上げることが求められます。

内部留保も活用すべきです。
政府は最低賃金を大幅に引き上げるなどの施策をとる必要があります。
 



テーマ:労働問題 - ジャンル:政治・経済

オバマ大統領の核廃絶宣言 少しずつ変わる「赤旗」論調

 4月5日のオバマ大統領の「核兵器廃絶」宣言

 朝日新聞の抄訳を使って討議した支部会議でも様々な見方が出ました。

① 一つの意見の傾向は、アメリカ合衆国の大統領が、世界で唯一核兵器を使用した核兵器国であることにおいて、核廃絶の行動を起こす道義的責任を負っていることを認め、自ら核廃絶を世界に呼びかけ約束した画期的な演説である、
との意見であり、
② これと対極にある傾向は、【ただし核兵器が存在する限り、敵を抑止するための、安全で、厳重に管理され、効果的な核戦力を維持する。そしてチェコを含む同盟国に対し、その戦力による防衛を保証する。】(朝日新聞訳)の一節を捉え、この一言がある限り、核抑止力の議論から逃れることができず、「核廃絶」の宣言は単なるアピールにすぎず、実現するはずが無い
との意見です。

③ また、経済危機と財政破綻から、核兵器の維持と軍備増強は不可能であると再認識したことによる自らの御都合主義からではないか、という意見もありました。

********************************
 日刊「赤旗」の論調もこの数日で少しづつ変わり、次第にオバマ発言に対して積極的な評価をするようになったように思えます。

 「赤旗」も、当初(4月6日)上記の②に近い表現をしていました。 
【核兵器削減を表明】 2009年4月6日(月)「しんぶん赤旗」
当該部分を引用すると下記のようなものです。

 オバマ氏は「どんな敵対者をも思いとどまらせる安全かつ効果的な兵器を維持する」と核兵器の保有継続を確認しつつ、「核兵器を減らし始める」と強調しました。(中略)
  米国がチェコとポーランドに計画するミサイル防衛(MD)についてはイラン次第という態度を表明。「イランの脅威が続く限りミサイルシステムを進める」(後略)

   とし、短い記事 の半分以上が上記のような否定的な側面を強調するものでした。

 これが、翌日(4月7日)の「赤旗」では、少し変わっています。 
【核廃絶は「道義的責任」 米大統領が強い意志】 2009年4月7日(火)「しんぶん赤旗」
同じく引用すると、

 オバマ米大統領は五日、チェコのプラハで行った核兵器に関する演説で、「核兵器のない世界」の実現に「核兵器を使用した唯一の核保有国として、米国には行動すべき道義的責任がある」と述べました。(中略)
 こうした前政権の態度と比べ、オバマ氏の言明は核兵器廃絶に向けて踏み込んだものです。「核廃絶は無理だ」という議論を「生かしてはおけない敵」とまで言い切り、核兵器をなくすことに強い意志を表明しました。(中略)
 オバマ氏は演説の結びで、「達成出来そうもない目標を設定する意味があるのか」という疑問に対し、各国とその国民の協力こそが必要だと力説しています。 

   前日のような否定的な指摘は全く無くなりました。

 4月9日の、「おはようニュース問答」では、より一層オバマ演説の積極面を強調する「問答」となっていました。 Web版には掲載されていないので、一部をキーボード入力すると、

 その国(核兵器を1万1千発も持っている米国)の大統領が核廃絶の意志を表明したわけだ。「核兵器の拡散は防ぎきれない、チェックしきれない」という悲観論には、そういう考え方こそ「生かしてはおけない敵」とまで言い切っている。(中略)
 オバマ氏も「私の生きている間にはできない」と言ったように時間はかかるかもしれない。でも各国とその国民の協力があれば可能だとも述べている。「イエス・ウィ・キャン」という呼びかけには大きな拍手が起きていたね。 


 私(執筆者-S)は、オバマ演説を積極的に受け止めているので、この赤旗の評価微調整は歓迎します。 というよりは、上記の4月6日の短いネガティブな記事が出たときは、いつもと変わらぬ「紋切り型評価」にがっかりしたものでした。

 朝日新聞の訳にも肝心なところが抜けているなど、読者を誤誘導する点があります。
これらの点についての私の意見を、【続き】 に掲載しました。
 関心があれば、お読みください。

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テーマ:アメリカ合衆国 - ジャンル:海外情報

何十万年に一度の危機に対応しようよ! 近藤 正臣 さん

2009年3月21日(土) 
この記事で、投稿総数777本! ラッキーセブン・ゾロ目! 大フィーバー?

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 今日の、日刊「赤旗」1面TOP(左上)に

 【発言09】 として
    俳優の 近藤正臣さん が注目すべき発言をされています。

          KoudouMasaomi.jpg
             (gooTV タレント名鑑 より)

別に日本共産党が好いの悪いのという小さい話ではありません。
百年に1回という経済危機克服の話でもありません。

 「釣り」から始まる身近な しかし、もっと スケールの大きい 話です。

Web版には掲載されていないようなので、一部抜粋でキーボード入力します。

 僕は釣りが好きで、「川を守れ」とよく言ってきました。
でも、実際に川や山を歩くと「オイオイ、これはひどくないか」というものが見えてきます。
 山に植えられたスギは、安い外国材に押されてお金にならないから放置されたまま。
山が死に掛けているから水が保水されず、土砂が川にどっと流れ込む。 
土砂を止めようと砂防ダムを造っても、管理する自治体にお金がないから、
たまった土砂をしゅんせつできないんですね。
悪循環です。


 十年ほど前の長良川河口堰反対運動も、「サツキマスを釣りたい」とか、非常にシンプルな理由で広がったものでした。
最初は半数以上が東京や大阪から来た人。
3・4人が現地で頑張って、十人、五十人と数を増やして根を張っていった。
 すごいことだよ。
 


 市民運動に真っ先に駆け付けてくれるのは、共産党の議員さんだったりすることが多いんですね。長良川のときもそうでした。
 


 いまでは、川辺川でも琵琶湖水系でも、首長さんたちの間で「ダムはもうやめよう」という機運が広がってきたんだから。 (中略)



 地球を守るため、もっと有効な方法を見つけ、早く実行しないとね。
いまは日本でも世界でも、百年に一度の経済危機なんて右往左往しているけど、人間が地球に生まれてからもう何十万年だよ。
百年に一度の危機より、人類誕生以来の何十万年に一度の危機に対応しようよ。
(中略)
 地球にダメージを与える形で経済を立て直してしまったら、人間だけでなく生き物はみなきついよ。
 本当のこの先考えなければならないのは地球環境でしょう。
(中略) 


 名前を変えて一生懸命ウケようとしている党があるなか、頑固だよなって、でもね 「共産」っていい言葉じゃないですか。独立採算で、充分機能を果たしている。
どうぞそのまま! (近藤 正臣)


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テーマ:ことば - ジャンル:学問・文化・芸術

政局は、きわめて流動的で不安定な局面に


昨日、日本共産党は、党本部で中央委員会・幹部会を開き、
小沢一郎・民主党代表の公設秘書逮捕という事態も受け、
きわめて流動的で不安定な新しい政治局面のもとで
総選挙勝利をめざす活動をどう飛躍させるかについて論議。

志位和夫委員長が常任幹部会を代表して、
(1)現局面の特徴と総選挙勝利をめざす政治的構え
(2)激動と転機にある情勢のもとでの共産党の役割
(3)活動の到達点と強化方向

―の3つのポイントについて報告しました

以下、本日付「赤旗」の一部を引用
******************************

総選挙勝利へ活動の飛躍を
   日本共産党幹部会開く
     志位委員長が報告

                2009年3月6日(金)「しんぶん赤旗」
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 政局は、小沢一郎・民主党代表の公設秘書逮捕という事態も受け、きわめて流動的で不安定な局面に入っています。

 志位氏は「選挙勝利へこれからは一日一日が正念場になる」と強調。
  「論戦とたたかいで解散に追い込む」ことと、
  「国民の要求・苦難にこたえる活動」を堅持してたたかう、
  四月ないし五月の総選挙の可能性が生まれているもとで
    全党が臨戦態勢をとり攻勢に打って出る、
  七月の東京都議選勝利へ支援を集中し、一つひとつの中間選挙で
    勝利し総選挙勝利のうねりをつくっていく

―という政治的構えを確立し活動の飛躍をかちとろうとよびかけました。

 激動と転機にある情勢のもとで、政党の真価が問われています。
「このもとで、国民の利益にたって奮闘する日本共産党と、激動の情勢に対応できず、党略にあけくれる『二大政党』との対比が鮮やかに浮き彫りになっている」―こうのべた志位氏は、
  雇用破壊に反対するたたかい、
  経済危機から国民生活を守るたたかい、
  大きく変化する世界への対応、
  金権政治一掃の問題

などで、日本共産党が果たしている役割とかけがえのない値打ちについて、
政局・政略を優先する自民、民主など他党との対比で、縦横に語りました。

          (中略)

 志位氏は、全党の奮闘でつくってきた勝利の可能性と条件について、次の点をあげました。

 ○国民の苦難軽減の取り組みを通して「困ったときは共産党」という社会的評価
  を得られるような信頼の絆(きずな)を国民との間に築いてきた

 ○「綱領を語り、日本の前途を語り合う大運動」が画期的な運動に発展している

 ○全党の努力で党勢拡大の上げ潮の流れを継続している

 同時に、「活動の飛躍なくして勝利なし」ということをあらためて示したのが、
この間の中間選挙の結果です。
 
 志位氏は、
「どうやってすべての支部、すべての党員の参加する活動にしていくかが
最大のカギになっている」 とのべ、そのためにどういう努力が必要かについて、
前進している地区委員会からの聞き取りも踏まえて、以下の問題を提起しました。

 第一、得票目標をあらためて明確にして、生きたものにすること

 第二、すべての支部、党員に指導・援助の手が届くよう、機関態勢を強化すること

 第三、支部会議を週一回、定期的に開催できるように援助の手をつくすこと

 志位氏は、これらの点ですべての支部、党員が参加する活動をつくることが
「選挙戦に向けた臨戦態勢になる」と力説しました。


 そのうえで、総選挙勝利をめざす課題について、

(1)立党の精神を発揮して、国民の苦難を軽減する取り組みを強める

(2)大量政治宣伝の強化、対話・支持拡大の大波を起こす

(3)「大運動」「集い」を百万を超える規模に発展させる

(4)党勢拡大運動の水準を量・質ともにさらに高いものに発展させる

(5)青年・学生のなかでの活動を強化する


―ことを提起しました。

 報告をうけ、十一人が発言し、志位委員長がまとめを行いました。
幹部会は報告とまとめを幹部会の決定として確認しました。

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日曜版創刊50周年おめでとう

昨日3月1日の日曜版に、日曜版50周年を祝って各界からメッセージが寄せられています。

大御所クラスでは、
森光子、五木寛之、池内淳子、北大路欣也、草笛光子、張本勲、奈良岡朋子さん

中堅クラスでは、
野際陽子、高橋英樹、松坂惠子、村上弘明、森山良子さん

若手では、
村治佳織、上妻宏光、三倉茉奈・佳奈さん

など多彩な顔ぶれです。

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その中から、先日も 日刊「赤旗」に登場した若手の三倉茉奈・佳奈さんの
メッセージを紹介します。

「取材では記者の方がドラマをよく見てくれていたので、話が弾んで楽しかったです。今後も見守ってください」(茉奈)
「また記事にしたいと思ってもらえるよう、すてきな女優さんをめざしたいです」(佳奈) 



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茉奈・佳奈といえば、終盤に差し掛かっている 朝ドラ「だんだん」

その朝ドラ「だんだん」で、のぞみ・めぐみ・康太・翔・石橋が一緒に作った新曲
最近はドラマのBGMとしても毎日のように使われているのは、
「いのちの歌」

茉奈・佳奈 さんは、すでにCDを出しているようです。
ManakanaInochinoUta.jpg
    (画像をクリックで拡大)

【GYAO】 で映像と伴に高音質で聴くことができます。
      (CMが入りますが何度でも聴けます)
茉奈・佳奈 「いのちの歌」 視聴者登録(無料)が必要


NHK朝ドラ 「だんだん」 大詰め マナ・カナ対談 第2弾

 今週の日曜日(2009年2月15日付け)の 日刊 「赤旗」 に
NHK朝ドラ 「だんだん」 に出演の 
茉奈・佳奈 対談 第2弾 が掲載されました。

紙面の半分近くを占める大きな記事でした。

Web版には、やはりなかったので、スキャナーで取りました。

御覧ください。

    ManaKanaTaidan02m.jpg
      マナ・カナの写真ですが
   「裏取り防止」でスキャンしましたがやはり・・・

では、記事の方をどうぞ

ManaKanaTaidan01M.jpg
    画像をクリックすると大きくなり、文字が読めます。
  (それでも読みづらい時は、拡大した画像をパソコンに保存し、
               画像ソフトで拡大表示して御覧ください)


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映画「おくりびと」と山形交響楽団

第81回アカデミー賞 『外国語映画賞』 受賞
  おめでとう ございます!

                               2009年2月23日追記
N0017076.jpg

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今日、2009年2月16日(月)の「赤旗」日刊紙9面に
指揮者の飯森 範親氏が投稿していました。
1面の4分の1程度(広告を除けば1/3)にもなる力作。

Okuribito01.jpg

残念ながらWeb版には載っていなかったので、一部のみ入力すると

 映画「おくりびと」と山形交響楽団

(前略)
 さて、なぜ「おくりびと」の話をしているのか…何を隠そう映画の中で私(飯森範親氏)が音楽監督を務める山形交響楽団(以下、山響と略す)が「第九」を演奏し、私自身が指揮をしているのだ。
(中略)
 映画の撮影は一昨年の春、酒田市の希望ホールで行われた。半日にも及ぶ撮影の中で、われわれ音楽家が見習わなければならないことがあった。
 それは、本木雅弘さんのプロ根性だ!観客(エキストラ)として参加しているみなさんへの慰労の気持ちを忘れない紳士的な態度、
 そして一番驚いたのは本当にチェロを演奏しているではないか!
数ヶ月前からプロの演奏家の個人レッスンで猛特訓されたとか。

     Okuribito012.jpg

 一般的に手タレ(手だけ映されるタレント)に任せてマネで済ませてしまう俳優が多い中、彼は本当に「第九」を演奏したのだ。
 それも一番難しい個所を!

「観て下さるお客様に最高のものを!」。 きっと彼のプロ根性がそうさせたのであろう。脱帽!
(中略)
 滝田監督との電話の機会があった。
 「結構長く映ってたでしょう? 素晴らしいカットがたくさんあって長く使わせて頂きました。」
 とのお言葉。 感動です!

 先日、第81回米国アカデミー賞外国語映画賞部門ノミネート決定という素晴らしいニュースが駆け巡った。 自分にとっても思い入れのあるこの作品は、国籍、人種、宗教を超えて観る者の心にきっと新たな人生観、世界観を植え付けてくれるに違いない
「監督!すばらしい映画をありがとう!!」 (いいもり・のりちか)
  


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 ここから、ブログ筆者のコメント

 実は私も学生の頃にチェロをやっていて、演奏会には出られなかったが、「第九」の練習をしたことがありました(半年ほどでしたが)。 なので、4楽章冒頭のレシタティーボの指使いはまだ覚えています(演奏できるということとは意味が違いますが・・・)

 それで、この映画を見たときに、本木雅弘さんのチェロの左手(音階を抑える)指使いが非常に正確であり、いわゆるビブラートもそこそこ付いているることが解ったので、相当の訓練をしたのだろうと思ったものです。
右手(弓を持つ手)もバランス良く動かしていました。
もちろんその時は、『プロの演奏家の個人レッスンで猛特訓された』とまでは知らなかったのですが。

 今日の記事を読んで、この猛特訓を知り、改めて感動しました。 
その上、「第九」ですから・・・

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映画「おくりびと」公式サイト

おくりびと - goo 映画


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【トヨタ虚構の「赤字」宣伝・中】 おいしい所だけアメリカ流

 アメリカでは、労働者は企業別ではなく産業別労働組合に結集して、経営者にではなく、総資本に対して要求を突き付けて“闘って”います。

 しかし、日本の大企業では連合系の企業別労働組合がそれぞれの経営者に対して要求を提出して“お願い”するという感じです。

 このゼネストを背景に闘うと言う立場を無くした姿勢が、資本の横暴をここまで許してきました。

 儲かっている時は、『万が一の不況の時に備えて』 と称して賃上げを抑えて内部留保として蓄積してきたのに、その万が一が目の前で起こり始めると、『不況の時に備えて』きたはずの内部留保で雇用を守るのではなく、株主と経営者や一部幹部を守るためには使っても、「雇用を守るためには使う意志がない」 (志位委員長との会談でトヨタが回答) ことを恥知らずにも公言するのです。

 これは、従来の日本的経営にも反するものであり、松下やトヨタの創業者の志にも違う(たがう)ものです。(豊田章一郎氏が昔何と言っていたかは依然紹介しました)
    志位さんトヨタの専務をオルグ
    志位委員長 トヨタ幹部と党本部で会談
  関連ブログ記事(他サイト)
    奥田 碩 元・日本経団連会長 の【言】 JMIU博多協議会2008年12月31日
   

 さて、赤旗記事の紹介に進みます。

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【トヨタ虚構の「赤字」宣伝・上】
  労働者冷遇 株主ら重視
    配当金が急増
               しんぶん「赤旗」2009年1月15日 (木)

【トヨタ虚構の「赤字」宣伝・中】 のポイントは下のグラフに全て象徴されています。

   ToyotaKyokou09Jan15grafM.jpg

今回も、文章を無理やり箇条書きにしますと・・・

* かつてトヨタの奥田会長(当時)は、日経連会長時代に、
  「経営者たるもの、首を切るなら、腹を切れ」 といったものだが、
  今ではトヨタが「派遣切り」「非正規切り」の引き金を引いた
* トヨタは金融バブルにおどるアメリカ市場に進出し、収益拡大のために
  “アメリカ型経営”をとるようになった
* アメリカ型経営では、巨額の内部留保を溜め込むようなことはせず、
  株主と経営者に分配するが、
* トヨタなど日本企業は、
  内部留保も増やしながら、株主と経営者も優遇することになった
* このため、2003年から急速に役員報酬や配当金、内部留保が拡大した
* これを実現するために労働者を一層収奪する必要が生じた
* 年間賃金800万円の正規従業員の賃上げは抑え込み、
  年収300万円の派遣労働者に置き換えていった(5万8千人)。
* 非正規労働者の賃金を現状の年間3百万円とすると、
  株主配当の6.7%、または内部留保の0.21%を取り崩せば
  トヨタだけで、1万人の雇用を守れるし、その体力は充分ある
* 今のような経営体質を転換させ、労働者や下請け・関連企業、地域経済
  などへの「企業の社会的責任」を果たさせることが必要

               しんぶん「赤旗」2009年1月15日 (木)
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 上に見るように、派遣への置き換えが「正規労働者」への“脅迫”として作用し、
正規雇用者の賃上げも阻んでいる結果となっています。

 大企業の「派遣労働者」の“活用”は、単に“景気の調整弁”としてだけではなく、正規労働者が闘う姿勢を示すなら『非正規に置き換えるぞ』という心理的・精神的圧力となって、労働者全体の労働条件を抑え付けるために“活用”されているのです。

【トヨタ虚構の「赤字」宣伝・中】 

   【上】 は、ここをクリック
   【下】 は後日掲載予定
 
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トヨタ 派遣切り 「赤旗」記事一覧

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【トヨタ虚構の「赤字」宣伝・上】 実際は純利+2200億円

 人道にも反する冷たい「派遣切り」 をトヨタが始めた時、日本共産党は素早く、「減収・減益」といっても「利益」がなくなった訳ではなく儲けが減っただけであり、なお多額の利益を上げ、株主にも多額の中間配当をしている ことを暴露した。

 また、その中間配当の極一部を減らすだけで雇用を守れることを強調した。

 この追究が効いたのか、その後、トヨタは2200億円もの赤字予想を宣伝し始めた。
「赤旗」記事によると、「赤字」発表は、2008年12月22日だったようだ。
 
 赤字発表によってトヨタの株価は、特に米国市場で暴落し、トヨタとしても資産価値の目減りという予期せぬ事態に陥った。

私は、その時、
「派遣切りを正当化するために連結子会社などの数字や原材料価格などを調整して、赤字に“修正”=粉飾したんじゃないか?」
と直感的に感じたが、数字的な裏づけがある訳ではなかった。

 それが、この2008年1月14日から16日までの、日刊「赤旗」連載
【トヨタ虚構の「赤字」宣伝】 によって具体的に明らかになった。

 残念ながら、この記事はWeb版にはUPされていないので、3回連載の要点だけを抜書きすることになる。

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【トヨタ虚構の「赤字」宣伝・上】
  純利益は単独で2200億円
    非正規労働者増やし内部留保を積み増す
               しんぶん「赤旗」2009年1月14日

箇条書きにすると
* 記者会見で、連結で1500億円、単独で2200億円の赤字と発表
* しかし、この赤字は「営業利益」のことで営業外利益を敢えて除外している
* 営業外収益も含む純利益は、連結で500億円、単独で2200億円の黒字
* 赤字をことさら強調するのは、トヨタが引き金を引いた「派遣切り」「非正規切り」
  に対して爆発的に高まる社会的批判をかわすため
* トヨタ全体の売上げは2002年の16兆円から 07年には26.3兆円に10兆円増
* 内部留保も、2002年の8.5兆円から 07年には13.9兆円に大幅増
* この売上げ・内部留保増に比例して非正規労働者も3万人から8.8万人に増えた
* トヨタの正社員の年収は約800万円だが、非正規は300万円弱
* 内部留保の5.4兆円の積み増しと同時に派遣社員が5.8万人増えている
* 非正規社員を1万人増やすごとに内部留保は1兆円増えている
* 内部留保は文字通り非正規労働者の血と汗と涙の結晶
* 非正規社員の雇用を守るために内部留保を使うのは当然の責任である


   ToyotaKyokou09Jan14grafS.jpg

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トヨタ 派遣切り 「赤旗」記事一覧

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【NHKに希望を託す年に】 醍醐 聰

2009年1月4日(日)付けの日刊「赤旗」8面は、さしずめ 『NHK特集』 の様相

 昨年半ばから、日曜日のみテレビ・ラジオ欄が内側の見開きになるようになって、
ある意味では見易くなったのですが、9面が「主要番組表」で、8面が第二テレビ欄
と言う構成です。

 その内、今日の第8面で 『NHK特集』 をやっている訳です。

8面TOPは、題して 
【教育テレビ50年 「これまで」と「これから」】
1959年1月10日に東京で放送を開始してからの歴史を簡単に振り返ったあと、
【教育テレビは、「1%の人に深く満足してもらえる番組を」という狙いで編成している】
【(視聴者の)知的専門性も高いんです。
  番組を作る人たちは、それぞれが専門家と言ってもいいくらいですよ】

 と書かれています。

**************************
その8面TOP記事の左上にあるコラムが当記事のタイトルにした
【NHKに希望を託す年に】 です。

「赤旗」Web版には掲載されていないので引用はしませんが、概要以下の通り

① 「政府に弱腰のNHKの報道を見て受信料を払う気にはなれない」
   と、集会などで参加者から話しかけられる
② 一方で、「最近のNHKには優れた番組が多い」という感想もよく聞く
③ そこで「優れた番組」 として挙げられるのは
   【NHKスペシャル】【クローズアップ現代】【ETV特集】などである
④ NHK解説委員が担当する【時論公論】等にも良質の番組が多い
⑤ 【名曲アルバム】で紹介される迫害された人々の時代背景など

 こうした番組制作者の地道な努力こそ、NHKに私(醍醐氏)の希望の源
であり、NHKと視聴者をつなぐ信頼のきずなであると思う。

  (NHKを監視・激励するコミュニティ共同代表 醍醐 聰・東京大学教授)

****************************
 私も、NHKの功罪を両面とも見る必要があると思います。

 醍醐氏が上で挙げている番組は確かに良品であり、この他にも
「視点論点」,「その時、歴史が動いた」 や 2008年も取り組まれた「戦場経験者の証言」の連続番組や戦争の実相を描く記録映像やドキュメンタリー、再構成ドラマなど民放以上に積極的な姿勢が目立ちました。
教育テレビの「知るを楽しむ」にも良品が多いと思います。

 しかし、一方では民放を真似た様なバラエティ番組やクイズ番組なども増えてきていて、中には民放以上にクダラナイ(評価には個人差があります)番組も少なくありません。
 どの番組がクダラナイかは書きませんが、およそ想像がつくと思います。

 「番組タマゴ」と称して、視聴者の反応を伺っているものも少なくないようなので、
その手の番組には大いに「クダラナイ」コール(レッドカード)を寄せましょう!
 「クダラナイ」と感じるかどうかの「評価には個人差があります」が、多くの視聴者の評価が集積することによって、『馬鹿げた番組』 は淘汰されてゆくことでしょう。


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英枢機卿 資本主義の現状批判 “特定の集団に奉仕”

2008年12月27日

 イギリスの話ではありますが、カトリック教会の大司教(枢機卿)が、資本主義の現状を批判したと言うニュースが、「赤旗」Web版に出ていました。

先日の天皇誕生日には、一般参賀と誕生日に当たっての記者発表で、

 「厳しい経済情勢の中にあって、多くの困難に直面し、厳しい年の瀬を迎えている人々も多いのではないかと案じています」と述べ
世界的な金融危機に伴う経済の悪化についても
「働きたい人々が働く機会を持ち得ないという事態に心が痛みます」
 と案じ、
「皆で、この度の困難を乗り越えることを切に願っています」
 との思いを述べた。 (朝日新聞 12/23)
    関連ブログ記事 


 という話もありましたが、今度はイギリスの宗教界の最高指導者の【言】です。

 以下、赤旗記事を引用します。

“特定の集団に奉仕”
英枢機卿 資本主義の現状批判


                2008年12月27日(土)「しんぶん赤旗」
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 【ロンドン=岡崎衆史】
 英イングランド、ウェールズのカトリック教会のトップに当たるコーマック・マーフィーオコナー・ウェストミンスター大司教(枢機卿)は二十五日のクリスマスミサで、投機家など特定集団の利益に奉仕する現在の資本主義のあり方を批判し、公益や道徳を重視するよう訴えました。

 大司教は、キリスト教は市場経済を賛美も批判もしないとしながらも、「市場を動かす人々は、特定の集団の利益ではなく、公益を促進するために行動する義務がある。市場経済は道徳的な目的が根本にある場合にのみ正しく動く」 と発言。投機家など一部の利益に奉仕する資本主義の現状を批判し、その変革を求めました。

 同大司教はまた、金融危機について 「この国の恐らく数百万の人々が金融機関に裏切られたと感じている。人々は自らとその家族の未来を心から心配している」と指摘。「金融機関による無責任な行動に人々が失望するとともに、金融・経済への不安から未来への希望も持てない状況に追い込まれている」 と懸念しました。

 ウェストミンスター大司教は、イングランド、ウェールズのカトリック司教会議の議長を兼ね、両地域のカトリック司教の事実上の最高位となっています。


 さすがに、日本の天皇よりは、踏み込んだ発言をしています。

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労働者の反撃広がる 「派遣切り」に抗議!

「派遣切り」に抗議する運動を、今日の日刊「赤旗」も取り上げています。

JMIUなどの労働組合に加入して反撃する労働者の皆さんの記事
日本共産党や民青同盟がトヨタ前で抗議行動した記事など

幾つか御紹介します。
是非お読みください。

派遣先が直接雇用 浜松・日系ブラジル人 JMIU労組結成を力に

三菱電機名古屋の派遣切り 労組加入、団交を要請

トヨタ九州門前で宣伝 共産党と民青同盟 労働者を激励

記事内容は、【続き】をクリック

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マルクスに世界が注目

2008年12月18日(木)「しんぶん赤旗」記事に、
外国誌(Web版)での日本共産党とマルクスに関する論評を紹介していました。
マルクスに世界が注目


ドイツ紙 “日本で共産党が人気” 

 
 フィナンシャル・タイムズ・ドイチュラント九日付電子版は世界経済危機が日本に影響する中、マルクスと日本共産党が人気を集めていると報じました。

 記事は、日本では一九九〇年代の経済危機以来、不安定雇用が増大し、今では有期・派遣・パートの労働者が労働者全体の41%を占め、多くの労働者が生きることに不安を持っていると指摘。一方で、欧州と違い「目の粗い」セーフティーネットしかなく、生活保護は労働能力のない人か年金のないお年寄りにしか支給されないなどと記しています。

 「国民の大部分は国家や経済への信頼を失ってしまっている」と分析。「拡大する社会的不公正、不安定雇用の拡大、麻生政権に反対して全国で数千人がデモをするほど怒りは大きくなっている」と描写しています。

 日本では左傾化が進行しているとして、小林多喜二の『蟹工船』が七十万部も売れ、『資本論』のマンガ版もベストセラーになることが間違いないと指摘しています。

 日本共産党に、最近一万人以上が入党し、数十万人が志位和夫委員長の演説をインターネットでダウンロードしていると紹介。「カール・マルクスの『社会的存在は意識を規定する』というテーゼは正しかったようだ」と結んでいます。
 




アラブ紙 “危機の解決の道求め”

 
 【カイロ=松本眞志】汎アラブ紙アッシャルク・アルアウサトは十五日、「資本主義の崩壊とイスラム金融」と題する論評で、今年十月にドイツで開催された「フランクフルト書籍見本市」で、科学的社会主義の創始者のカール・マルクスの著作が圧倒していたと報じました。

 同紙は、米国発の金融危機で「真に崩壊したのは、規制をともなう国家の干渉を受けない自由市場システムを採用した英米資本主義だ」と論評。「危機は世界中の資本主義の基盤を揺るがしている」と述べ、投機活動を否定して危機をまぬがれたイスラム金融システムの優位性を強調しました。

 一方、イスラム金融システムの研究が世界ですすんでいないことも指摘し、「このことはフランクフルト書籍見本市でイスラム金融システムを解説する著作の欠如にも明確に現れている。今年の書籍市ではカール・マルクスの著作が圧倒していた」と述べています。マルクスの著作が人気を呼んでいる背景について、「人々は危機の原因を理解し、どのようにしたら解決できるのかを求めている」と説明しています。

 フランクフルト書籍見本市は毎年十月半ばに開かれる世界でも規模の大きい書籍市のひとつ。五百年以上の歴史を持ちます。
 


海外メディアも日本共産党と『蟹工船』に注目
 http://www.jcp.or.jp/tokusyu-08/11-media/

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日本共産党の追究で一歩前進 非正規切り防止厚労省通達

 日本共産党の国会での追究、
麻生首相と志位委員長の党首会談、
主な大企業への中央・地方の党組織からの直接抗議や申し入れ、
そして全労連やJMIUの積極的活動や労組の結成などの
諸活動が政治をようやく一歩だけ動かしました。

 厚生労働省が、非正規切りの防止を求める指導を行い、各地方機関に対する指導マニュアル(パンフレット)も作成して通達したということです。

 12月10日付けの日刊「赤旗」記事によると、
【労働基準法に違反しない場合でも、労働契約法や裁判の判例を踏まえ、不適切な解雇・「雇い止め」をしないよう企業に「啓発・指導」することを全国の労働局長あてに通達しました】
【労働基準局長名の通達では、派遣や有期契約のいわゆる非正規労働者の解雇や雇い止めがみられるとして、労働契約法や裁判例などをふまえて対応することを要請。新たに作製したパンフレットを活用して啓発指導するよう求めています】
【日本共産党は、いすゞ自動車などの解雇が労働契約法違反であることを繰り返し指摘してきましたが、その指摘が生かされた形です。】
【職業安定局長名の通達では、公共職業安定所が、期間工や派遣労働者などの大規模な雇い止めの情報を把握した場合、企業に対しすみやかに監督し、必要な指導をするよう指示しています。】

というような内容です。
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非正規切り 防止通達
  厚労省「法踏まえ指導」
    離職後の住居対策も

                    2008年12月10日(水)「しんぶん赤旗」

 “派遣切り”“期間工切り”など大企業が非正規労働者を大量に解雇している問題で厚生労働省は九日、労働基準法に違反しない場合でも、労働契約法や裁判の判例を踏まえ、不適切な解雇・「雇い止め」をしないよう企業に「啓発・指導」することを全国の労働局長あてに通達しました。日本共産党は、志位和夫委員長が麻生太郎首相との党首会談(五日)で、政府として強力な指導をするよう求めてきましたが、その具体化の一歩を踏み出したものです。
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 労働基準局長名の通達では、派遣や有期契約のいわゆる非正規労働者の解雇や雇い止めがみられるとして、労働契約法や裁判例などをふまえて対応することを要請。新たに作製したパンフレットを活用して啓発指導するよう求めています。

 パンフレットでは、派遣・期間労働者を契約途中で解雇することは、労働契約法で「やむをえない事由」以外は禁止されていること、期間の定めのない労働契約の場合よりも厳しく判断されるとしています。期間満了に伴う「雇い止め」でも、判例では、有期雇用が繰り返し更新されると期間の定めのない契約と変わらないとされたり、契約更新に対する労働者の期待が合理的とされていることを紹介しています。

 日本共産党は、いすゞ自動車などの解雇が労働契約法違反であることを繰り返し指摘してきましたが、その指摘が生かされた形です。

 大量整理解雇などの情報を把握した場合には、法令や雇い止めの基準違反などを防止するため、迅速に情報収集し、必要な指導をするよう求めています。労働条件特別相談窓口を設置することや、労働者からの問題のある申告については早期解決に優先的に対応するようのべています。

 職業安定局長名の通達では、公共職業安定所が、期間工や派遣労働者などの大規模な雇い止めの情報を把握した場合、企業に対しすみやかに監督し、必要な指導をするよう指示しています。

 解雇とともに寮を追い出されるケースも多いことから、事業主に離職後も一定期間入居できるよう配慮を要請することや、住居喪失者に雇用促進住宅の入居をあっせんするよう指示しています。

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27兆円ため1万5000人解雇

2008年12月6日

日本共産党の笠井亮議員が12月5日に衆議院予算委員会で行った質問で
示したパネルを御紹介します。

2008120601_02_0b.jpg

 利益も 『貯め込み』(内部留保)も急速に拡大してきたにも拘わらず、
その『貯め込み』は温存したままで、「減益」(損失ではなく儲けが減っただけ)に
なりそうだからと言って派遣労働者など非正規を使い捨てにする大企業の
無責任さ(株主にだけはCSR:企業の社会的責任と称して配当しているくせに)
を鋭く追及しています。

詳しくは、【続き】をご覧ください。

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【関連記事】

“派遣切り” 政治の責任で許すな 志位委員長、首相と党首会談
    2008年12月6日(土)「しんぶん赤旗」

志位委員長 麻生首相 党首会談 志位氏の記者会見から
    2008年12月6日(土)「しんぶん赤旗」

「派遣切り」九州深刻 「体力ある大企業、責任果たせ」 北九州で志位委員長会見
    2008年12月6日(土)「しんぶん赤旗」
【“27兆円ため1万5000人解雇”の続きを読む】

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大反発 2兆円給付金

2008年11月23日付け、赤旗・日曜版の一面TOPは、
【国民も自治体も 大反発 2兆円 給付金】 です。

Nichiyouban2008Nov23.jpg

コラムでは、作家の室井祐月さんが
【(前略)そもそも“給付金”という言い方がおかしい。麻生さんがくれるわけではなく、もとはわたしたちの税金でしょう。
 2兆円というお金があれば、社会保障や弱者のための政策に使うべきだし、その方が効果があると思います。(後略)】
と書かれていますが、まさにその通り。

1面TOPの記事の左側に写真と一緒に掲げられている試算を抜書きすると・・・
【後期医療制度の廃止】 2,700億円
【年金など給付引き上げ】 2,260億円
【子ども医療費無料】 1,500億円


これだけの政策を実行しても、6,500億円ほどで済むのです。

この「給付金」という政策への支持率は極めて低く、
「評価しない」が58.1%(共同通信)

麻生内閣への支持率は、29.6%(テレビ朝日)
と既に政権末期の様相です。

この記事のWeb版リード:

 麻生内閣の2兆円「定額給付金」が迷走に迷走を重ね、世論の強い反発を受けています。内容もずさんで、閣内の意見もバラバラ。所得制限をめぐって判断を市区町村に丸投げまでするありさま。2兆円があれば、後期高齢者医療制度の廃止や、子ども医療費無料化、年金・生活保護・児童扶養手当の引き上げなどに着手できるのに…。 




今日(11/22)の日刊・赤旗に掲載されたCS放送でのインタビュー記事で
志位委員長は、
【「目玉」にしようとした定額給付金が、致命傷になりつつある状態だ】
 と語っています。

このインタビュー記事 【政党構図と日本共産党、世界金融危機について】 は、ここをクリック

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自衛隊統幕学校講座 「つくる会」正副会長が講師

 赤旗 11月19日付の記事によると
 【自衛隊の高級幹部を教育する統合幕僚学校
 「歴史観・国家観」講座の講師を務めた三人の大学教授が、
 いずれも当時、侵略戦争を美化する
 「新しい歴史教科書をつくる会」の正副会長であったことが】
 判明したという。

 田母神空幕長 が2004年に開設したこの種の教育課程を、幹部自衛官たちは
「田母神学校」 と称していたことは、先日のサンプロに出演した元・自衛隊幹部が
証言していた。

 今回明らかになったのは、先日の参議院での井上議員の追及で明らかになっていた
福地惇大正大学教授・「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長に加えて
八木秀次高崎経済大学教授・3代目会長
高森明勅拓殖大学客員教授・同副会長(当時)。

 まったく、「日本国憲法」体制を否定する教育を施していた訳である。


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11/20 追記 
自衛隊幕僚学校の歴史観講義
  全講師が侵略美化派
     井上議員に防衛省回答
  2008年11月20日(木)「しんぶん赤旗」

11月19日付 赤旗記事は、続きをどうぞ

     ☆☆☆☆☆☆☆ 【“自衛隊統幕学校講座 「つくる会」正副会長が講師”の続きを読む】

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クーデター計画が進行していた?自衛隊の憲法破壊教育

恐ろしい事態が自衛隊内で進行していた。

「日本国憲法」体制を覆そうという策略である。


大々的に行われだしたのは、安倍・右翼・靖国派内閣が発足してからであるが、
日本共産党の井上哲士議員の国会での追及によって、既に2003年から
田母神俊雄・統合幕僚学校長(前航空幕僚長)が新設した「歴史観・国家観」
の講義を幹部自衛官(将校クラス?)に施していたことが判明した。

その教育内容は、
「日本国憲法」体制を守る『自衛隊』の任務を教えるのではなく、
こともあろうに、「日本国憲法」を否定し、「日本国憲法」体制の転覆を教唆する

ものである。

この「反憲法教育」を注入(洗脳)されたのは、
陸上自衛隊:140人
海上自衛隊:130人
航空自衛隊:120人

であり、各自衛隊に満遍なく行われている。
その人数からすると、高級幹部クラスであることは明らかである。
上に書いたようにこの講義が統合幕僚学校で行われたものであることからも
当時から今日までの実力部隊を指揮する最高幹部および幹部候補生全員が
受講したものと思われる。

井上哲士議員の追及によれば、その内容は、
「現憲法及び教育基本法の問題点」

「大東亜戦争史観」
ということであり、
講師には、バリバリの靖国派である「新しい歴史教科書をつくる会」副会長の
福地惇・大正大学教授の名前が明らかになっており、侵略戦争美化・憲法破壊
の教育であることは明らか。
講義内容が
「満州事変・満州建国は日本の侵略ではない」
「偽装歴史観に裏付けられた平和憲法=『GHQ占領憲法』」

などであると井上哲士議員は暴露しました。

これらの内容を麻生首相も、浜田防衛大臣も「把握していなかった」と開き直っているが
自衛隊の統括責任者である浜田防衛大臣や最高司令官である麻生首相が
知らなかった(はずはないが)とすれば、シビリアン・コントロールが
形骸化していることを証明していることになる。


こんな麻生首相が最高司令官であることそのものが極めて心もとない話ではあるが
また、あのアンポンタンの財閥の“御曹司”が最高司令官であると認めたくないが
法規的には紛れも無く「最高司令官」なのであるからしっかりしてもらわなくては・・・

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日本共産党は、「言論のクーデター」と評しているが、
これは「言論」などと言える問題ではありえない。

執筆者の感触では、「言論のクーデター」というような生やさしいものではなく、
本当のクーデターを準備していたのではなかったか?! と思う。
 憲法破壊クーデターの “正当性” を幹部自衛官(将校)に
 洗脳するための『教育』

として取り組まれていたような気がする。

支部会議でもこの意見を出して論議したが、
そのような「クーデター」が一時的に成功したとしても、国民はこれを許さない
だろうし、政権運営能力も無く、長続きはしないだろう。
という話になった。

確かに長続きはしないだろうし、【5・15事件】、【2・26事件】も短期間に
収束されたが、その後の政治体制は軍の意向を中心にしたものに変質し、
日本軍国主義の暴走を許す契機になったことを忘れてはならないと思う。

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井上議員の国会での追及要旨(赤旗・11月14日付けコピペ)は、【続き】または、
ここをクリック 2008年11月14日(金)「しんぶん赤旗」
   侵略美化 受講400人 田母神氏03年設置 自衛隊の幹部教育



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関連「赤旗」記事

【主張】 指揮・監督の責任が問われる 2008年11月14日(金)

佐藤正久自民議員(元・イラク派兵の先遣隊長)に献金 田母神氏ら幹部自衛官から  2008年11月14日(金)

自衛隊内で違憲教育 田母神氏が主導  防衛相も“重大だ” 2008年11月12日(水)

**************
関連「ポラリス」記事

前空幕長 「靖国」派と危険な癒着 2008年11月9日(日)

日本の侵略を否定する論文を書いた空幕長を更迭 2008年10月31日(金)

      ☆☆☆☆☆☆☆
【“クーデター計画が進行していた?自衛隊の憲法破壊教育”の続きを読む】

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悪性インフルエンザと悪性腫瘍は一日も早く・・・

2008111301_01_0.jpg

日本共産党は政府に雇用と暮らしを守る緊急対策をとるよう申し入れました。

志位さんは「減益といってもなお多くの利益をあげ、巨額の内部留保も持っており、雇用に対する社会的責任を放棄するもので許されない」と河村君にいいました。

そうなのです。
トヨタは利益が減ったとは言っても兆の付く利益を上げているのです。
内部留保はため込むばかりです。
この機に労働者の為に吐き出す気はないのか?

トヨタ車体は志位さんの国会質問(にこにこ動画既に7万回弱見られている)で姑息なシフト変えでの派遣使い回し(クーリング)を取りやめにした。

しかしトヨタ九州等では雇い止めがすごい勢いでやられている。

このままでは日本国民は悪政横行による悪性インフルエンザ感染により重病長期療養又は悪性腫瘍の全身転位による急性死となる。

日本の悪性インフルエンザと悪性腫瘍は一日も早く取り除かなければならない。

取り返しがつかなくなるまえに・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本共産党の志位和夫委員長は十二日、大企業による派遣労働者や期間労働者らの大量解雇、「雇い止め」の動きが広がっている問題で、
国会内で河村建夫官房長官と会談し、麻生内閣に対して雇用と暮らしを守る緊急対策をとるよう申し入れました。
十一日発表した日本共産党の「緊急経済提言」に基づくものです。志位氏の提起に、河村長官は「深刻な認識は共有している」とのべ
「雇用と賃金(確保)について日本経団連などに要請したい」と答えました。
ーーーー
志位委員長、政府に緊急申し入れ
大失業の危険から
雇用守る責任果たせ
官房長官 「経団連に要請したい」


ーーーー
大企業・大銀行応援か、国民のくらし応援か
  ――景気悪化から国民生活を守る日本共産党の緊急経済提言
 

から若干の要約です。詳しくは本文をご覧下さい。

2008年11月11日 日本共産党
(1)「ばくち経済」(カジノ資本主義)破たんのツケを国民にまわすことを許さない

【大失業の危険から国民を守る】

大企業の身勝手なリストラをやめさせる

【大倒産の危険から中小零細企業を守る】

(2)「外需だのみから内需主導へ」――日本経済の抜本的な体質改善をはかる

1、安定した雇用を保障するルールをつくる

2、安心できる社会保障をきずき、国民のくらしをささえる

――後期高齢者医療制度を廃止する。

――国保料(税)をひとり年1万円引き下げる。

――年金・生活保護・児童扶養手当などの水準を物価高騰に合わせて引き上げる。

――国の制度として子どもの医療費無料化を創設する。

――介護の保険料・利用料の減免制度をつくり、介護労働者の労働条件を改善する。

――障害者福祉の「応益負担」の廃止、福祉労働者の労働条件を改善する。

3、農林漁業の振興・中小企業の応援・地域経済の再生を

4、消費税増税ストップ、庶民の家計を応援する減税を

5、財源は「二つの政治悪」にメスを入れてこそ
 軍事費と、大企業・大資産家優遇税制という「2つの聖域」にメスを入れれば、消費税にたよらなくても、くらしをささえる財源を確保することができます。財源問題でも「大企業優先・アメリカいいなり」という「2つの政治悪」をただすかどうかが問われているのです。

 大企業から家計へと経済政策の軸足を移す、以上のような日本経済の抜本的な体質改善こそ、最大・最良の景気対策です。従来型のゆがんだ体質をそのままにして、「ばらまき」を行っても、今日の経済危機を打開できないどころか、いっそう深刻にするだけです。

(3)「カジノ資本主義」への追随からの根本的転換を

過度の投機を許さないルールを……
 ――ヘッジファンドなど、規制がとどかない闇の投機集団にたいして、情報公開をはじめとして抜本的な規制強化にふみだすこと。デリバティブなどの投機的な金融商品にたいする規制強化をはかること。

 ――原油や穀物など人類の生存の土台となる商品を投機の対象としない国際的なルールをつくること。

 ――国境をこえて短期の売買を繰り返す投機マネーの暴走を抑えるために、適正な課税をおこなうこと。

 ――IMF(国際通貨基金)、世界銀行、BIS(国際決済銀行)などの国際的金融機関の規制・監督体制のあり方を抜本的に見直すこと。


麻生内閣の「景気対策」――大企業応援、国民に消費税増税で
どうして景気が良くなるか

 麻生内閣は、10月30日に「経済対策」を発表し、麻生首相は、「生活者の不安を取り除く」などと言っています。しかし、政府の「経済対策」には、「ばくち経済」の失敗のつけ回しから国民を守るための施策はまったくありません。雇用、社会保障、農業、地域経済、税制などで「内需主導」に転換していくための抜本的な体質改善策も、ありません。

 麻生内閣が景気対策の「目玉」にしているのが、公明党が言い出した2兆円規模の「給付金」です。しかし、「家計支援」というなら、自公政権が02年以降、高齢者増税や定率減税の廃止、医療改悪や年金保険料の連続引き上げなどで国民に押しつけてきた13兆円(08年度年間ベース)、累計で50兆円近くもの負担増・給付カットこそ見直すべきです。痛みの押しつけはこれからも継続しながら、1回限りのばらまき、しかも3年後には消費税増税、これでどうして景気がよくなるのでしょうか。まじめな景気対策と呼べるものではなく、「公金を使った選挙買収」といわれても仕方がない代物です。

 麻生内閣の「経済対策」が応援しようとしているのは、庶民の家計ではなく、大企業・大資産家・大銀行です。

 大企業には、あらたに設備投資減税と海外子会社の所得非課税を追加しました。すでに大企業には、法人税率の引き下げや連結納税、研究開発減税などで年間5 兆円も減税しています。いくら大企業に減税しても、内需の柱である家計に波及しないことは、政府自身も認めているにもかかわらず、さらに減税を追加するというのです。大資産家に対しても、株式の売買益や配当にたいする20%の税率を10%に軽減し、大資産家に毎年1兆円程度の減税をしてきた「証券優遇税制」を3年間も延長しようとしています。

 銀行への10兆円もの公的資金投入は、「金融機関の経営が悪化する前に予防的に資本注入」することを理由に、大銀行も対象に加えました。かつてはあった中小企業への貸出目標さえはずしています。この公的資金投入は、損失が出れば、国民が税金で負担する仕組みです。10年前、銀行業界全体では、約46兆8千億円もの公的資金が投入され、そのうちすでに10兆4000億円=国民1人あたり8万円以上が国民の負担になることが確定しています。公的資金を使った巨額の資本増強などの銀行応援策が「失敗しても損失は税金で救ってくれる」という体質を作り出し、投機に傾斜した銀行・金融機関を生み出す一因となっています。

 日本の大手銀行は、いまでは3兆円近い所得をあげながら、申告所得に対する法人三税の負担率はわずか4%というように、まともに税金も払っていません。さらに、公的資金で体力を増強し、損失が出ればまた国民に「穴埋め」させる、これほどの大銀行支援があるでしょうか。いま、日本の大銀行は、アメリカの大手金融機関に9000億円もの出資を行うなど、米英の金融機関に相次いで出資しています。「ばくち経済」の“張本人”の救済に乗り出し、それが失敗したら国民の税金で穴埋めする ――こんなことが中小企業への貸し渋り対策にならないことはもちろん、景気対策にもならないことは明らかです。

「二つの政治悪」を正す、「政治の中身を変える」という立場での対策こそ

 いま日本経済が直面している経済危機は、小手先の対策や従来型の対策をいくら積み重ねても打開できません。

大企業優先、アメリカいいなりという「二つの政治悪」をただす、「政治の中身を変える」という立場にたってこそ、日本経済を立ち直らせ、景気を良くする道が開かれます。日本共産党は、そのために全力をつくします。

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米大統領にオバマ氏 「変化」願った国民

オバマ氏当選に関する赤旗記事を掲載します。

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米大統領にオバマ氏
  「変化」願った国民
     イラク・アフガン・景気

                 2008年11月6日(木)「しんぶん赤旗」

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地元シカゴ
12万5千人集う

 オバマ上院議員の地元、米中西部シカゴ中心部のグラントパーク。ミシガン湖に面する大広場でオバマ次期大統領の誕生を祝おうと、4日深夜、全米各地から約12万5000人が詰め掛けました。

 オバマ氏は1961年生まれの47歳。史上5番目に若い大統領就任となります。

 大きな声援にこたえて演説したオバマ氏は「『変化』が米国に訪れた」と述べ、変化を切望する国民の意思が選挙結果として現れたと語りました。

 「二つの戦争や最大の経済危機」といった現在の米国が直面する課題の克服は「長く険しい道のり」―と認めながら、米国民の一致団結で克服していけると強調しました。

黒人大統領 夢のようだ
 「生きている間に、黒人大統領に投票する日がくるとは」。メリーランド州の投票所でアービング・リスキンさん(90)が語りました。労働組合の元活動家だという白人です。

 黒人のローレンス・グリーンさん(68)は、「立候補すると聞いたときも信じられなかったよ。今日の日が夢のようだ」と感慨深げに話しました。

 公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が、人種差別の撤廃を訴えた「私には夢がある」演説から四十五年。奴隷解放、公民権運動を歴史に刻む米国が、初めて黒人の大統領を選出しました。

世界の信頼 回復したい
 オバマ氏は、「(マケイン氏当選で)ブッシュ政治をあと四年継続させる」のか、ブッシュ政治からの「チェンジ(変化)」かを有権者に問いました。イラク戦争の「責任ある終結」を掲げ、外交重視姿勢を強調します。

 「オバマ新大統領の誕生で、世界からの信頼を米国に取り戻したい」。メリーランド州のナヤ・ケンマンさん(39)は、一票を託した思いをこう語りました。夫の仕事でタイに住んでいた過去三年間、米国の不人気ぶりを実感したといいます。

 ブッシュ政権は二〇〇一年の9・11同時多発テロ直後のアフガニスタン攻撃に続き、〇三年には国連を無視してイラク侵攻に踏み切りました。開戦理由のウソが明らかになっても、泥沼化する戦争継続に固執しました。米国が世界からの孤立を深めた八年間でした。

経済の方向 転換求める
 今度の大統領選挙で最後まで激戦となったのが、南部のノースカロライナ、フロリダ、中部から山岳地帯にかけたオハイオ、ミズーリ、ネバダの各州です。

 この五州はこれまでは共和党の強い地盤で、前回はブッシュ氏が民主党候補に差をつけていました。

 それが今回、大接戦となり、オバマ氏がミズーリ以外の四州で競り勝ちました。背景にあるのはこれらの州での経済、雇用状況の悪化です。

 低信用層向け高金利型(サブプライム)住宅ローン破たんをきっかけとする金融危機、住宅・不動産関連、さらに製造業での雇用縮小は米経済全体に影響を与え、雇用環境を悪化させています。

 特にこの五州での九月の失業率は、いずれも全米平均の6・1%を上回り、ネバダ、オハイオ、ノースカロライナでは7%台となっています。

 四日、バージニア州で投票をすませた会社員のネーサ・デービスさん(42)は「この間違った経済の方向を転換させてほしい」と、勤労者が切り捨てられていることへの怒りを込めました。

 景気低迷のもとで国民生活の基盤となる雇用状況の悪化。この点からもブッシュ政治の転換を求める声が噴き出し、オバマ候補を押し上げる力となりました。

 (ワシントン=西村央、鎌塚由美)

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ブロガーの連携はNHKを揺るがした

本日(10月30日)付けの赤旗の文化欄に放送レポート編集長の岩崎貞明さんの「選挙をゆがめるテレビ報道と政党CM」という記事が出ておりました。

その中に自民党総裁選の9月10日のNHKの「ニュース7」の異常な報道に対し2008/09/30(火)にこのブログで「ブロガーの連携はNHKを揺るがし始めている」 

として書いた事件が取り上げられていた。

その部分だけを紹介します。

「先日、各紙で報じられた次のような記事をご記憶の方も多いだろう。「総裁選報道への質問電話にNHK側『自民のPR』」経緯を簡単に紹介すると、九月十日放送の
NHK「ニュース7」が通常の三十分枠を六十分に拡大して、自民党総裁選を中心に長時間報道したことについて、ある女性視聴者がNHKコールセンターに電話した。
女性がNHKの報道姿勢うを問いただしたところ、電話口に出た同センターの責任者という男性が「わからないんですか。自民党のPRですよ」と。からかうような口調で言い放ったという。
後日、NHK側が謝罪し、担当責任者やその上司が処分を受けたということだが、この発言、担当者の個人的な失言というよりは、私たち視聴者が今のNHKに対して抱いている疑念をそのまま
言い当てているようで、妙な説得力を感じる。ちなみに同番組には四百件以上も視聴者の苦情は寄せられたそうだ。」


この問題はポラリスとしても注目してきたしブロガー仲間として記事にもした。
このコールセンターの責任者の発言は岩崎さんも言うように私たち視聴者が今のNHKに対して抱いている疑念をそのまま言い当てている。
NHK側は担当者の個人的な対応のまずさの問題として逃げようとしており多くのクレームがあっても番組の編成に関しての謝罪はいまだにしていない。
この反省がないということは今後も同じような問題が起こる可能性が高いということだろう。
我々には問題があったらどしどしクレームするということしかないのだろう。

この問題は国会でも取り上げられていた。
民主党の福山議員の質問がyoutubeに上がっていたので紹介します。
そのあとにこの事件関係のネット上で検索できた関連記事を紹介します。

お笑いみのもんた劇場
2008-10-18
自民党総裁選 NHKニュース7で48分「自民党のPRですよ」国会でも質疑
NHKコールセンター、問い合わせに「自民党のPRです」
国会でNHK副会長が答弁



ネット上で検索できた関連記事は次ページです。
(報道元と思われる東京新聞以外の報道記事は外しました。)


【“ブロガーの連携はNHKを揺るがした”の続きを読む】

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事故米(汚染米) 「極力主食用に」 農水省が通知

 まぁ、薄々予想できていたことだったが、決定的証拠が出てきた。

 農水省・総合食料局長が、
「物品(事業用)の事故処理要領」 という通知を出して、
政府保管の国産米と輸入米(ミニマムアクセス米)などの
「事故品については、極力主食用に充当する」
と明記していたと言うのだ。

 通知の日付は、2007年3月30日付けというから、2007年度向けのものであることは明らか。
現在進行中の「三笠フーズ」などによる、汚染米の食用への“違法”販売問題は、農水省の『お墨付き』を得た、『合法的』な行動であったということになってしまう。

 わかっているだけで、2004年以降、事故米穀を含む「事故品」を食用として661トン売却したという。

 「事故米穀を主食用として卸売業者に売却する場合」の処理方法
を通知の中で詳しく定め、食用売却を容認していたというから驚くほかは無い!

 このトンデモ通知は、日本共産党の紙智子参院議員が入手 した。


事故米 「極力主食用に」
      農水省が通知していた
         売却方法も定める
  紙議員入手

                  2008年10月25日(土)「しんぶん赤旗」
------------------------------------------------------

 残留農薬やカビなどが混入した(輸入)汚染米転売問題で、農水省が「事故米穀」(汚染米)を「主食用」として売却することを容認していたことが24日までにわかりました。同省が日本共産党の紙智子参院議員に提出した総合食料局長通知「物品(事業用)の事故処理要領」に明記されていました。三笠フーズなどによる汚染米の食用転売は、同省の方針にそったものだった疑惑が浮上しました。
-------------------------------------------------------

 同局長通知は2007年3月30日付。政府保管の国産米と輸入米(ミニマムアクセス米)などの「事故品については、極力主食用に充当する」と明記。残留農薬やカビなどで汚染され、「主食用に充当できないもので分任物品管理官(地方農政事務所長ら)が主食用不適と認定した米穀(事故米穀)」については、「品質の程度を勘案上、用途決定」するとしています。「病変米のため主食用不適認定された米穀」は「非食用に処理する」としたうえで、工業用のり用途などに売却すると記載しています。その一方で、「事故米穀を主食用として卸売業者に売却する場合」の処理方法を詳しく定め、食用売却を容認していました。

 同省消費流通課は、「事故米穀」まで主食用として売却することについて、「極力主食用に充当することになっているから」と説明。04年以降、事故米穀を含む「事故品」を食用として661トン売却したとしています。 



【関連記事】

<事故米食用転売>事故米流通、新たに1社  毎日.jp 2008年10月25日(土)13:00

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ノーベル物理学賞  南部・小林・益川氏が受賞

 昨日のノーベル物理学賞を日本の研究者3人が受賞したというニュースに続き、
今日は、ノーベル化学賞にも日本の研究者が選ばれたという嬉しいニュースが
国民を喜ばせました。

 今日の赤旗には、昨日の物理学賞の記事が掲載されています。

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ノーベル物理学賞
   南部・小林・益川氏が受賞

       素粒子理論で
                2008年10月8日(水)「しんぶん赤旗」
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 スウェーデン王立科学アカデミーは七日、二〇〇八年のノーベル物理学賞を、南部陽一郎・米シカゴ大学名誉教授、小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授、益川敏英・京都大学名誉教授の三氏に授与すると発表しました。

 授賞理由は、素粒子物理学における対称性の破れの研究。南部氏は、一九六〇年に自発的対称性の破れに関する理論を提唱。この理論は、素粒子物理学の標準模型の基盤をなすものと評価されています。

 小林、益川両氏は、南部氏の理論とは異なるCP対称性の破れに関する「小林・益川理論」を提唱。このなかで、素粒子クオークが六種類あることを予言しました。これまでに行われた実験でその存在が確かめられています。

 日本人のノーベル物理学賞受賞は〇二年の小柴昌俊・東大名誉教授以来で合わせて五回目。化学賞や医学・生理学賞、文学賞などを含めると十三回目となります。複数の日本人の共同受賞は初めてです。

 授賞式は十二月十日にストックホルムで行われ、賞金一千万スウェーデンクローナ(約一億四千万円)は南部氏に二分の一、小林、益川両氏に四分の一ずつ贈られます。

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物質世界の成り立ち究明

 受賞は当然、もっと早くてもよかった―。物質世界のなりたちを究明する素粒子物理学の理論的研究で先駆的な業績をあげてきた南部陽一郎、小林誠、益川敏英の各氏のノーベル物理学賞受賞は、関係者から待ち望まれていたものでした。

 南部氏の受賞理由にあげられている「自発的対称性の破れ」の理論は一九六〇年という早い時期に定式化されました。この理論は、その後の素粒子物理学の発展の基盤をつくりました。

 二〇〇四年のノーベル物理学賞は、素粒子クオークにかんする理論研究で米国の三人の研究者が受賞しましたが、南部氏はその解説資料で、アインシュタインや湯川秀樹博士らと並ぶ研究者として位置づけられていました。

 小林氏と益川氏が一九七二年に完成させた「小林―益川理論」は、少なくとも六種類のクオークが存在することを予測しました。その理論で予測した六番目のクオークが九四年に実験で確認されました。より完全に実験で確認されたのが二〇〇二年、予測から三十年後でした。

 六番目のクオークが実験で確認されてからは、小林氏と益川氏は毎年のようにノーベル賞の受賞が期待されていました。(前田利夫)


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<ノーベル賞>物理学賞に日本人3氏 気骨の平和主義 「非主流」の逆転
   毎日.jp 2008年10月8日(水)18:00
【“ノーベル物理学賞  南部・小林・益川氏が受賞”の続きを読む】

テーマ:自然科学 - ジャンル:学問・文化・芸術

小泉氏の役割と金融肥大化の悲劇

今日の赤旗の8面の経済欄の清流/濁流に沢庵さんという署名の興味深い記事があった。

小泉元首相の歴史的役割が解明されています。
ブッシュがイラク戦争で歴史的犯罪者になると同時に、今やライオン丸は日本経済破壊の歴史的犯罪者となった。
選挙に出られないのも当然だろう。


引用します。

ーーーーーーーーーーーーー
(前略)

小泉「改革」の隠された狙いは、日本人の貯蓄を米国に投資させ、米国のイラク戦争の資金を供給することにありました。
そのため、国内では歳出を増大させながら、あたかも「国民のための改革」であるように思い込ませるのが小泉元首相の役割でした。

小泉政権は、不況下で「財政再建」と「不良債権処理」を同時に進める異常な政策を強行し、日本経済をどん底に突き落としました。

そこで、日銀は金利を大幅に下げ、量的緩和で大量の資金を供給しました。
じゃぶじゃぶにあふれた資金は海外市場に流れ出し、米国債や株式、不動産に投資されました。

同時に日本の財務省は「円高阻止」のために1年で50兆位円と言う大規模の為替市場介入(米国債の購入)を実施しました。
その結果、米国の長期金利が大幅に低下し、それが住宅バブルを加速させる要因になった、とフリーンスパン前連邦準備制度理事会(FRB)
議長は指摘しています。


(後略)

この文章の最後は

こうして、小泉氏の「役割」は終わりました。
では麻生氏の「役割」は?



です。

私は多分自民党の店じまいの「役割」だと思います。


合わせて同じく今日の赤旗の4面の「金融肥大化の悲劇」㊤(埼玉大学教授相沢幸悦氏)によると

そのFRBが9・11以降金利を下げたことによって本来なら銀行が貸せない低所得者や信用力の低い人たち(「仕事なし、所得なし、資産なし」の人にも)
どんどん貸し込むことになり、住宅ローン会社は金融機関に不利渡すことで焦げ付きのリスクを回避し新たな貸出資金を調達して行ったとか。
金融機関はこの金融取引で膨大な手数料をや利ざやを稼いだ由。
大手金融機関が立ち上げた運用会社には規制当局の監視の目が及ばず不正常な金融取引が拡大していった由です。


金融機関にも民主的規制をかけることの大事さを思うと共に国民はもう「改革」の美名に踊らされてはならないと思います。

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日刊しんぶん「赤旗」のTV番組欄について

 数ヶ月前から、しんぶん「赤旗」日刊紙のテレビ・ラジオ欄が変わりました。

 とはいえ、それは日曜日だけの特別措置なのですが、普通(一般紙でも) 最終面(赤旗では16面)にあるテレビ・ラジオ欄を新聞の中央(9面)に移動し、最終面は 【にちよう特番】 と称して、旅の話題やトピックス記事に宛てています。

 最終面は、印刷上は第1面と一緒になるので、結果的にカラー面となるのですが、テレビ・ラジオ欄では、カラーにする意味があまりなく、せいぜい朝・昼・夜のバーの色を変える程度のことで、折角のカラー面が勿体無いことになっていたのです。

 私は、数年前にしんぶん「赤旗」がカラー化されて割りとすぐに、
「テレビ・ラジオ欄を最終面にもってくるのは、カラー化のメリットを生かせず勿体無いので、中央見開きに移動しては?」
 と意見書を出していましたが、その時は無視されました。
 自動応答メッセージ以外の返事も来ませんでした。

 しかし、ようやく今回日曜日だけは実施された訳です。

 是非、他の曜日も同じようにしていただくよう、またメールを書こうと思います。

                          (執筆者-S)

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末綱聡子・前田美順ペア4位 笑顔で前向きコメント

 「オグシオ」ばかりを誉めそやしていたマスコミのフィーバーに反して、早々と姿を消したオグシオとは打って変わって、末綱聡子(すえつな・さとこ)、前田美順(まえだ・みゆき)ペアは3位決定戦まで進出した。
 銅メダルは惜しくも逃したが、「4試合もできたことが本当に嬉しくて」
 「ここまで来たことが自信になった」と笑顔で前向きのコメント。
   好感が持てる。

     m7099711.jpg
       (この写真も時事通信より拝借) 
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 しんぶん「赤旗」日曜版 8月3日号では、【スポーツ一番星】の特集記事で、16面全面を使って、末綱・前田ペアを紹介していた。
 当時は、商業紙やテレビ報道も「オグシオ」中心であったから、しんぶん「赤旗」の視点は先見性があったと言えるだろう。
 その日曜版のTOP大見出しは、「北京へ急上昇」
小見出しは、 「オグシオ越え」 となっている。 
 内容的にも、外野からの評論取材ではなく、直接二人にインタビューし、興味深い生の声を載せている。

 全部御紹介したいところだが、Web版に掲載されていないので残念ながら省略。

以下は、本日付け時事通信の記事

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「笑顔でできてよかった」=銅逃すも、スエマエ大健闘〔五輪・バドミントン〕
                 時事通信  2008年8月15日(金)22:38

 【北京15日時事】「2人らしく最後まで笑顔でできてよかった」。15日、北京五輪のバドミントン女子ダブルス3位決定戦。末綱聡子(27)、前田美順(22)組=NECセミコンダクターズ九州・山口=は銅メダルを逃したものの、一時は互角に競り合う大健闘を見せた。

「笑顔でできてよかった」=銅逃すも、スエマエ大健闘〔五輪・バドミントン〕(時事通信) - goo ニュース
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母親大会でNHK制作者 ワーキングプアを語る

 今日、2008年8月11日付けしんぶん「赤旗」日刊紙第14面に
母親大会の特別企画「NHK取材班が語る・貧困と格差『ワーキングプア』」に
NHKの制作者(プロデューサー)二人が参加して350人を前にして舞台裏を
語ったという興味深い記事が出ていました。

 第二テレビ欄のコラム記事なので、Web版には掲載されていないようです。
それ故、全部を紹介できないのが残念。

 板垣淑子さんは2005年の秋に、秋田の地方都市を取材。
取材の映像を紹介しながら番組誕生の背景を語ったそうです。
2005年当時といえば、年収1億円を超える「スーパーサラリーマン」がもてはやされた頃。
しかし、板垣さんが見たのは、まじめで働く意欲があるのに働く場を与えられない若者たちでした。

 国会では、ある閣僚が「格差は無い」と暴言を吐いていた頃のこと。

 NHK局内にも相当な慎重論があった そうですが、板垣さんたちは
繰り返し繰り返し「事実を伝えたいんだ」と訴えて、企画を通した と言います。

 既にシリーズとして3回放送されたこの番組。
 板垣さんは、「当初シリーズ化の予定はなかった」と語ります。

「反響の大きさは、想像をはるかに超えていました。
同じテーマで3回やることになったのは、
こういう番組がもっと必要と言う声が
NHKに届いたからにほかならないと思っています」
 と語られました。

 やはり、良い番組が放映された時は
「メールやFAXで激励する」ことの重要性を再確認できました。

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「ワーキングプアⅢ ~解決への道~」 公式番組紹介ページより 

「ワーキングプアⅡ 努力すれば抜け出せますか」 公式番組紹介ページより

「ワーキングプア ~働いても働いても豊かになれない~」 大反響を呼んだシリーズ第1回目の番組  公式番組紹介ページより 

NHKスペシャル「ワーキングプア ~働いても働いても豊かになれない~」  最近実施したふれあいミーティングより

「制作者とともに番組を見る会」
 
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トヨタ減税1900億円

2008年7月7日 七夕の日 

しんぶん「赤旗」一面は、トヨタが大幅減税で、ぼろ儲けの上塗り的な国民からの“収奪”を行っていることを告発していた。

 年収200万円未満の若者が極一部の極端な例ではなく、ごく普通の状況になり、数百万人単位で存在する一方で、そういう非正規労働者を使い捨ててきたトヨタに減税するなど、当に『収奪』以外の何物でもない。

本来「税制」には、「所得の再配分機能」 が求められ、高額所得者や高収益を上げている企業が、それ相応の高い税率の負担を行って、社会を維持する資金を拠出し、低所得の人々への福祉に回すという機能があったはずだ。

昔は、そういう富豪は社会に還元することに「歓び」を感じ
ブリジストンの創始者のように、石橋文化センター・ホール・美術館を作ったり、
倉敷紡績の大原財閥のように、大原美術館や社会主義も研究対象とした「大原社会科学研究所」を作るなど、社会に貢献し、
その人々は「篤志家」と呼ばれ、尊敬を集めたものである。
(もちろん、かれらの評価にはさまざまな側面があることは知っている・・・)

一方では、そういう時代にも岩崎弥太郎のように儲け第一主義に突き進み、三菱を巨大軍需産業に育て上げ、政界との汚れた関係を続けた会社もあるが・・・
(岩崎氏の所業について反論があれば歓迎!)

現在の大企業家・トヨタの豊田章一郎氏や、キャノンの御手洗氏には、前にあげたような「篤志家」の風情は全く感じられなし、社会的な尊敬も得られない。
(彼らの“権威”にひれ伏して、尊敬しているふりをしている『お馬鹿』は
 マスコミや言論界も含めて大勢居る!) 

【ここまでは、執筆者の意見である】

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 さて、その しんぶん「赤旗」記事である。

トヨタ減税1900億円 
   大企業優遇税制で恩恵
       07年度推計 空前の利益の中

                 2008年7月7日(月)「しんぶん赤旗」

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 空前の利益をあげるトヨタ自動車が2007年度に負担する法人税の実際の負担率が28.0%にすぎないことが、有価証券報告書で分かりました。

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 現在、法人税率は30%。法人住民税と法人事業税をあわせた法人三税の実効税率は約40%となっています。同社は数々の大企業減税策の恩恵を受けています。

 同社が求められる税負担は、約40%の法人実効税率では約6,300億円。ところが、有価証券報告書によると同社が負担する法人三税の負担額は約4,400億円にすぎませんでした。

 07年度の経常利益(1兆 5,806億円)から推計すると、研究開発減税で822億円、外国税額控除で約759億円、受取配当益金不算入制度で約316億円となり、これだけでも合計約1,900億円の減税を受けていることになります。

 07年度の同社の経常利益は過去最高を更新し、税引き後の当期純利益も過去最高を更新しました。バブル期のピークだった1989年度と比べると経常利益は約2.2倍に増加する一方、税負担は0.93倍と減っています。

 日本経団連(御手洗冨士夫会長)は、大幅に軽減され、現行約40%の法人実効税率をさらに「30%を目途に引き下げるべきである」(08年度税制改正に関する提言)と主張しています。
御手洗会長はその財源について「(御手洗ビジョンに消費税率を)2011年までに2%、2015年までに3%ぐらい上げると明確に書いてある」(07年2月26日)と明言しています。
 

テーマ:税金 - ジャンル:政治・経済

6月29日のしんぶん「赤旗」日曜版から

 今週の日曜版の36面(最終面)の「ひと」欄は、松坂慶子 さん。
大河ドラマ「篤姫」で、『鉄の女』幾島を演じている。

 「私に“鉄の女”なんて、よくキャスティングしたなと思って(笑い)。
もう、内面のありったけの強さをかきあつめて、やってます」 
 ふんわりした語り口


 そして話は7月5日(今週末)公開の映画「火垂るの墓」の役作りに進んでゆきます。
今回のインタビューの中心は「火垂るの墓」のようです。

第2面は、6月25日に日本共産党が見解を発表した
【地球温暖化の抑止に、
 日本はどのようにして
 国際的責任をはたすべきか】

 のポイントの紹介です。
当ブログではすでに紹介しています。 ここをクリック

そして第4面は、これとは全く対照的な
【温暖化対策 福田ビジョン 世界が失望、抗議】 というもの

☆☆☆ 閑話休題 ☆☆☆

第32面は驚きました。
赤旗紙面に
「陰茎」だの「勃起」だの「朝立ち」だの「性交渉」だの
 の単語が並んでいるではありませんか?
興味本位で読んではいけません。
この記事の重要な点は、
「勃起障害(ED)は動脈硬化の兆し」 というもので、
陰茎の動脈は、脳梗塞や心筋梗塞を起す動脈よりも遥かに細いので、勃起障害が起こり始めたら、数年とか十数年後には、脳梗塞や心筋梗塞を起す可能性が高いという話です。
オーストラリアでの研究成果によると、
 ED患者はEDのない男性と比べ、
 心筋梗塞などの発症が1.7倍
 脳梗塞が1.4倍の発症率だった、という話です。
なかなかリアルな話です。

実は、今回のブログは、この 「勃起障害(ED)は動脈硬化の兆し」 という記事を紹介したかったのが本音で、その前の引用は言わば『前座』でした。

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